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九月も風見幽香さんを手を取り合い愛し合ってみた

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:28:22.25 ID:QxOyGZcZ0
9/1
ゆうかりんと飛ばしたい
ゆうかりんと紙飛行機を飛ばしたい
気候っていうのは何とも露骨なもので、「九月だよ」ってなると露骨に涼しさを混ぜ込んできやがるのよ
だんだんと日に日に朝や夜が涼しくなっていくのを身体で感じるのが好きだ だから九月ってのはいい時期だね
向日葵畑の方の庭に出してあるパラソルの下の椅子に浅く腰掛けてまったりしていた俺とまだある程度薄着のゆうかりん
お高いに密着するわけでもなく簡素なテーブルを挟んで座っててね こう目線は少し元気を失ったような向日葵の方に向けつつも
テーブルの下で足でつんつんってし合ってなんとなく無言の意思疎通をしつつのんびりと過ごしていたんです
ふと俺が思い付きでさ、天狗さんの新聞の折り込みチラシの要らない奴を手に取ってさ、テーブルの上で
なんとなく紙飛行機を折ってみたわけ 不格好なのを適当に完成させてそのまま向いてる方向にすいーって飛ばすの
流石に折るのくらいしっかりやってた方がよかったのか、すぐ空中でへたって失速、墜落してエイシズハイ状態になったんだけど
ゆうかりんが「ねえねえ何それ」って言ってめっちゃ食いついてきたの 紙飛行機という単語すらも今まで知らなかったらしい
意外だなぁと思いつつ今度は椅子を寄せて肩をより合わせてね、まず紙を半分に折るところから作り方を教えてあげました
「それくらいは分かるわ」なんて言いつつ俺に聞いた分だけ聞いた通りの手順で紙遊びをするゆうかりんのかわいいことこの上ない
ちゃんと平らなテーブルを使ってしっかり折り目を付けるゆうかりん 願わくばこのまま氷漬けにして半永久的に保存したい
古道具屋のやる気のない宣伝チラシを使って作り上げたゆうかりんの初号機は結構堂々としたたたずまいをしていてね
ゆうかりんも中々に気に入っているみたいで 後はゆっくり飛ばすんだよって教えてあげてね ゆうかりんは少しはしゃぎ気味に
エンジンをふかせて大空へと飛び立たせてやるのさ 俺のよりはいい感じで飛び立ったんだけど途中で雑念が混じったのかは知らないけど
失速してしまってね、高度を落としたなぁと思ったら向日葵の葉に当たってそのままぽつんと墜落してしまったの
あんまり上手く飛ばないねって言って軽く笑ったんだけどゆうかりんは納得いかないみたいで、勢い良く立ち上がって拾いに行くの
拾って、少し曲がったところを直してね、「ちゃんと飛ばないと怒るわよ」なんて言ってるんだ ただの紙にね
なんだかおかしいなぁと思って見てたんだけど今度は俺の手もガッて取ってね、一緒に紙飛行機に手を添えさせるんだ
「あなたも手伝って」って、断られる事を知らない眼差しでね 幸いにも俺もゆうかりんの頼みを断るって事は知らなかったから
二人で前と後ろになって手を添えてね、「いっせいの、せ」って間の抜けた言葉でタイミングを合わせて一緒に飛ばしたんです
残念なことにこう特に目立った成果は得られなくて また志半ばでよろよろっと体を崩して土の海に沈んで行ったわけなのよ
それでもゆうかりんは笑って「今までで一番良く出来たわね」なんて言ってくれるんだ 俺も同じ気持ちだよ
ゆうかりんと一緒に飛ばしたんだからきっとどこまでも飛んで行って見えないくらいになるはずなんだ 終わりなんて無いよ
にしてもこれって共同作業だね、二人の共同作業っていいもんだね!え?この言い方は駄目?邪道?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:29:07.68 ID:QxOyGZcZ0
9/2
ゆうかりんを撃ちたい
ゆうかりんを撃ち抜きたい
君のハートにカイザーフェニックス!ズッギューン!とかそういうのも嫌いではない
お買い物バッグを持って帰ってきたゆうかりん 何買ってきたの?って聞いたら「何もー」だって
「あなたと一緒に行かないと欲しい物も見つからないもの」なんて自分の行動を根本から否定するような事言ってね
バッグを飛び道具みたいに勢い良く向こうにほっぽって、そして俺の隣に腰掛けようとするんだ
だがそこでアクションを起こすのは俺さ バッと立ち上がって例のブツをゆうかりんの鼻先に突きつけます
今日のひみつ道具はコレ、猟銃です 微妙に重いそれをしっかり支えて構えるよ 「動くな!」って言ってね
流石のゆうかりんでもこういう勢いだけの展開だったらビクッとするんだね 少し目を見開いてこっちを見ています
そのままスススッと横に移動 銃口だけはゆうかりんをしっかり捉えつつね ゆうかりんに動かないように言いつつ手を上げさせます
素直に言われたとおりに両手を上げるゆうかりん、その後なんとなく頭の上に手を乗せさせるとこれにもちゃんと従うんだね
ヒャッハーなんて爽快な声を出してみるとこう安っぽい悪役みたいな気持ちになれてなんとなくスカッとします
怪訝そうな顔をして「何してるの?」って聞かれるけどまあアレだよこの状況でよくそんな発言ができたもんだぜ命が惜しくないのか
よし、そのまま、そのままだぞ、そのままの体勢で今日の夕食ラーメンがいいか焼きそばがいいか答えやがれ!
クククこの聞き方だと「どっちでもいいわ」とか「おいしい方で」とかそういう答え方ができなくなる まさに封殺のお知らせって奴だ
さあゆうかりん、この危機的状況をどう切り抜ける? と思ってたんだけど動くなっていったはずのゆうかりんが
ふうとため息をついて手もぶらんとさせてこっちにツカツカ寄ってくるんだ そのまま俺の目の前まで来てさ
そして今度はニコッと笑うんだ その笑顔のままで片方の手で猟銃の先を、もう片方で猟銃のボディ掴んでね
何をするのかと思いきや「おうどんがいいわ」とかなんとか言いながらぐにゃぁぁ〜ってカイジのアレみたいに猟銃を曲げるんだよ
いやこれ銃なんで鉄なんですけどそんなに簡単に曲げちゃっていいの?これ油粘土か何かと勘違いしてるんじゃないの?
思いつきのこの一連の流れをやりたいが為に人里の知り合いの猟師さんから借りてきたのが今曲げられた銃なんですけど
そもそも猟銃の口が構えてる人の方を向くなんてありえません ゆうかりんは「えっダメだったの」みたいな顔してこっち見てるし
なんて言って謝ろうかそれだけが頭の中をグルグル回ります そんな俺から猟銃だったものを取り上げるゆうかりん
そのまま今度はぐいっと真っ直ぐに伸ばしなおしてね、「これでいいでしょ」なんて言って俺の前にほっぽり出すのさ
元の形より少し長い気がするけど銃身っぽく戻りました つくづくゆうかりんの無茶っぷりには驚かされると言うかなんというか
で、結局のところ今晩のごはんは手打ちのうどんにしました ちゅるちゅるって慣れない感じでうどんをすするゆうかりんが可愛いです
おいしい?って聞いたら「うん」だって 今日は「まあまあね」とか言わないんだね、気に入ったのかな?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:29:31.62 ID:2FcTVOHFO
ああそうか、もう10月なのか

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:29:50.37 ID:QxOyGZcZ0
9/3
ゆうかりんと読みたい
ゆうかりんとお手紙を読みたい
我が家にお手紙が届きました 滅多に手紙なんて来ないこの郵便ポストはいつでも新品みたいなの
絵葉書みたいなもので、なんとなく幻葬的な風景が描かれています 誰からかな?と思ったら裏に筆記体で名前が書かれててね
筆記体とか超読めないのでやめてくださいとも思うんだけどギリギリ読み取れたの レティ・ホワイトロックだって
「どうせアレでしょ」って向こうで言うゆうかりん たぶん当たりなんだけどレティさんをアレ扱いするのは良くないと思うよ
添えられた文章はまた畏まったビジネスボールペン字講座みたいなキレイな字なんだ どうやらこれは残暑見舞いのようで
これまた畏まった言葉づかいで書かれている文章を読んでみるとね 表面上だけ俺とゆうかりんの体調を気遣うような話だけど
思い切り分かりやすく要約すると「残暑厳しすぎワロタ殺す気かふざけんな」みたいな事が書いてあるのよね
この時期は人目につかないところで必死に暑さを凌いでいると言われているレティさん 今年は特に暑いからね、
やっぱり厳しいんでしょうか なんとなく困っている様が脳裏に浮かびあがります こう夏が熱かったりするとさ
レティさんが「今年の夏は暑かったから冬も本気でいくわよー」とかやりそうで怖いんだよね、ストレートに怖いんだ
俺が読み終わったあたりでゆうかりんが後ろからパッと手紙を取るんだ そのままごく自然に俺の膝の上に腰を下ろして
手紙をまじまじと読むの こら、ちゃんと椅子に座りなさいって言うんだけどゆうかりんは「知らない」と言いたいように
俺をスルーして手紙を読み切ってね 読み終わったあたりで俺の上から立ったなと思ったら今度は俺の向かい側に行って
それで今読んでた手紙をピンッと指ではじくんだ 手裏剣みたいに回転して手紙が俺を襲うよ、頬に当たったよ地味に痛いよ
その後頬杖をついて俺を見て「幻想郷から冬を無くすなら今がチャンスって事よね?」なんて手紙の内容をゆうかりん流に俺に言うんだ
あまり物騒な事を言わないのレティさん困ってるんだから、って言うんだけどゆうかりんは悪びれる様子も無く
「弱点をわざわざ晒してくるなんてよっぽどの余裕なのね、罠かしら?」とか言っちゃって どうどうどう少し落ち着きましょう
まあゆうかりんも四季は自分にとっても植物にとっても必要だってわかってるはずだからいつもの冗談だと思うんだよね
その冗談が俺が聞くとどうにも宣戦布告とか犯行声明みたいなそんなモノにしか聞こえないってだけでね
さてご返事を書こうとも思ったんだけどさ、俺もゆうかりんも一緒にある事に気付いたよ これ宛て先だけしか書いてない
つまり俺とゆうかりんの住所だけで肝心のレティさんの方の住所が書いてないのさ お返事が送信エラーしてしまいます
「謀られたわね」なんてねだからまずその発想をやめなさいゆうかりん 単純に書き忘れなのか自分をくらませるためなのか
それとも妖精みたいに住所が定まってないだけなのか これは次の冬が来ないと知る由も無いんでしょうね
結局「冬が来たらまた会えるんだからいいでしょ」なんて言ってとりあえず手紙を仕舞おうとするゆうかりん マイペースにね
レティさんも春夏秋と会えないと寂しいというかなんというか え?違うよそういう意味じゃないです痛い痛い耳が痛い ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:29:58.15 ID:qlKU5xwJ0
ちーっす
おつかれーっす

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:30:14.65 ID:KbtzLnjn0
きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:30:31.92 ID:QxOyGZcZ0
9/4
ゆうかりんとかけたい
ゆうかりんと水をかけ合いたい
まあかけると言ったら俺の場合はアレよねアレをかけたいんだけどゆうかりんはあんまり顔とかにかけさせてくれない訳よ
それにいつも俺の腰を脚でぎゅーっと挟むから抜こうにも抜けなくてねそのまま溜まった憤怒のシュペルノーヴァがおっと話がそれたね
椅子を洗おうと思います 布とクッション製の椅子で、あまり使わないデスク用の椅子として置いといた奴なんだけど
ふと気になって臭いを嗅いだら臭いんだ すげえ臭いよ汗の臭いが極まってる、数年夏場を過ごしてきたからかな
ゆうかりんにも嗅がせたら息を詰まらせて頭を叩かれました 何も殴る事無いじゃないですか俺の頭蓋骨と地球がヤバい
だから椅子を洗おうと思ったんだけどいい方法が思いつかなくてさ 結局のところ丸洗いしか思いつかなかったわけ
残暑と言いつつまだ本気なこの天気が本気なうちに水をかけて洗ってしまおうということになってがらがらと椅子を庭まで運び出しました
水かけるだけでいいのかな、洗剤も必要かなと思って食器洗い用の洗剤も準備してね 水かけ用のホースも用意して
先の方をゆうかりんに持たせて椅子の方に向かわせて、俺は蛇口にホースのもう片方の口をアタッチメーンっと接続したんだよ
ゆうかりんが「いいわよー」って言う声が聞こえたんだ 俺はそれを聞いて蛇口をちょっと強くひねって勢い良く水を出す
何が誤算だったかってゆうかりんがホースの先を洗う対象物に向けてなかったことだよね いやゆうかりんにとっての
水をかけるべき対象ってのが最初から決まってたような気がするけども うん、ゆうかりんは俺のちょっと後ろに立っていて
くすくす笑いながらホースの先を俺に向けてたわけだよね 俺がノリノリで蛇口を強くひねったせいでね勢い良く水が出て
勢い良く俺に水が当たるわけだよね 一瞬何が起きたのかわかんなくてバッと後ろを向いたら今度は顔面に放水がね
だいたい理解できたのはゆうかりんが大笑いしてるのを見た時だよ 水の勢いで落ちた眼鏡を拾ってかけなおすよ
ゆうかりんが「ホースを持たされた時はフリかと思った」なんて言ってまだ腹がよじれてたまらないと言わんばかりに笑っているの
そんなゆうかりんに俺も目にモノ見せてやろうと思ってね 無言でホースを受け取ってから先をグッと潰してね
ファイヤファイヤー!ベイベー!って言いながらゆうかりんにレーザービーム開始しました 君は燃えているか!
びしゅーっといい音を立てながらゆうかりんのお洋服が上から濡れていってね ゆうかりんが手で防ごうとしてもお構い無し
その上から押し込むようにして放水放水 こうね、確信犯か故意犯かは頭悪くてわからないけど透けるってのは男のロマンじゃん?
白いシャツが張り付いて透けてね、それを恥ずかしそうにするゆうかりんの伝家の宝刀っぷりが大変なことになっております
目を奪われた隙にまたホースを奪われてね、再度俺は攻撃の対象になってしまって 今度は執拗に目だの口だのを狙われて
笑うゆうかりんに徹底的に追いやられたりするのです そうこうして子供みたいに疲れるまで遊んだんだけどさ
まあそうだね、椅子は臭いまんまだね でも太陽光に晒してたのである程度殺菌的な効果が出てるんじゃないかと思っておくよ
おっとゆうかりん濡れても服を脱いじゃいけないよこれはルールだよ!ルールは絶対なんだよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:30:43.07 ID:VVc+CxTJ0
もう一ヶ月経ったか

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:31:13.04 ID:QxOyGZcZ0
9/5
ゆうかりんを癒したい
ゆうかりんに癒されたい
何の変哲もない「良さそうな木陰」を見つけてゆうかりんと座っていたんだ 適当に遠くを見つめながらね
俺はゆうかりんの左、ゆうかりんは俺の右 家からちょっとしか離れてない森の中だよ 非常にのんびりしているの
お互いに触れ合うでもなんでもなくぼーっとしながらね、秋はまだ来ないのかなぁなんて話に花を咲かせるの
ゆうかりんは秋が好きなの?って聞いたら「全部好きなの」って答えられるの 秋には秋にしか見られない花もあって
四季の明瞭な気候の幻想郷では全ての季節に見る価値があるんだって、クスッと優しく笑ってそう言うんだ
俺にはちょっと良くわからないけど飽きない趣味みたいなものかな?ゆうかりんが一年中嬉しそうにしてくれるということでもあるから
回りまわって俺の得になるわけです だから俺も秋が待ち遠しいねみたいなこと言って適当な顔で笑ってやるんです
そんな事してたらさ、ゆうかりんが俺の腕をぐっと引っ張って自分の方に寄せようとするのさ どうしたの?って聞いたら
「いいから」って言われてね、腕をぐいぐい ちょっと腰を浮かして座りなおしてゆうかりんにピッタリくっつくようにするんだけど
なんだかそれも違うらしい どうすればいいの?って聞いたら「ここ」って言って自分の太もも部分をパンパンってやるんだ
やったー膝枕だーと思って頭を下げようとしてもそれも違うらしい ってことはここに座るの?重いよ? ゆうかりんは聞かなくて
じれったそうに俺を両手で持ちあげてね、自分の上に座らせるんだ こう、ゆうかりんがチャイルドシートになるような形だよ
もちろん俺の方が体格は大きいわけだからすごく奇妙な構図になるんだ 抱っこされるという経験は全然ないから妙に恥ずかしくてね
ゆうかりんは俺に手を回してぎゅーっとしてね、俺の背中に顔を埋めるようにするんだ ふーって満足そうな呼吸音が聞こえるの
ソファーになってるゆうかりんの身体はやわこくてなんだか非常にイイコトをしているような気にもなるんです 同時に悪い気も
でもゆうかりんが良さそうだからいいかと思っちゃうわけよ そのままさっきみたいに適当に空だの山だのを眺めるよ
調子に乗ってゆうかりんの身体に触れようと手を伸ばすとね それはいけないみたいに身体をギュッとやられて止められるよ
本気でぎゅっとされたら俺の身体はチョコラータみたいにバラバラになるんじゃないかと思うんだ 本能的恐怖だよやめることにします
今思ったんだけどゆうかりんの視界は俺の背中が塞いじゃってるんじゃないかと思うんだ 本当にこれでいいのでしょうか
身体をよじってみようとするとゆうかりんに察知されて少し強くぎゅっとされてまた体制を立て直させられる こんなのが続きます
ゆうかりんに「まだ?」って聞いてみたら「まだ」だってさ 俺の背中に額をくっつけたままゆうかりんが喋る声が聞こえるの
「この体制嫌?」ってね 嫌ではないけどなんとなく恥ずかしいと言うか、それに俺もゆうかりんをぎゅってしたいんだけど?って言ったら
少しも間を開けずに「提案は却下します」だって、こういう時のゆうかりんは強情だからね、何を言っても聞いてくれないの
夏の終わりの空の下でずっとゆうかりんに抱きしめられながら過ごす、そんなのも悪くないんじゃないかな、たぶんね
お風呂に入ってご飯を食べて、夜になったら俺がぎゅっとしてやろう、こればっかりは嫌がられても絶対やめないよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:31:53.93 ID:QxOyGZcZ0
9/6
ゆうかりんと咲かせたい
ゆうかりんに咲かせられたい
朝起きたら俺の頭のてっぺんから何やらお花が生えてるんだ 元気良くぴょこんって感じでね
特に何も驚かずにあーゆうかりんまた何かやったのか全くおちゃめさんなんだからぁくらいにしか思わない俺も慣れっ子だね
今日は一足先に起きたゆうかりんにおはようの挨拶の代わりに自分の頭を指さして「んー」って言ってやった
そしたらゆうかりん、上手く行ったと言わんばかりに「あら、なかなか可愛いじゃない」って言って目を細めるんだ
全くやれやれって感じだよ 朝っぱらから俺をおもちゃにするのはあまりいけないと思うよ でも特に注意をするわけでもない俺
そのまま一旦座ってとりあえずまだ残る眠気が去ってくれるのを待ちます ふう、今日もいい朝だ、また俺とゆうかりんの一日が始まる
ゆうかりんも俺の横にすり寄るように座ってね、俺の頭の上でふよんふよんしているこの花の名前だとか、
自分がどのくらいこの花を好きだとかを語ってくるんだ なんでもこの黄色いのはユリオプスデージーという花らしい
この時期の花で、ゆうかりんの見込みだともう少し経ったあたりで咲き始めるんじゃないかだってさ それは楽しみだね
ちょっとでも頭を揺らすとその上でこのお花が右に左に揺れるんだよ 俺に痛みとかは全く無いけどなんとなくむず痒いの
こうポッキリ折れてしまいそうな気もしてさ、折れたら折れたで後味も悪いしきっとゆうかりんも悲しむか怒るかだよ
だから俺はこう常に気を張らないといけないわけさ、こんなに気を引き締めるのは発情期前のゆうかりんの前くらいだよ
その様子を見てゆうかりんは「お水でもあげようかしら」なんて言って手に持つマグカップの中身を溢すようなしぐさをしてね
俺はそれに勘弁してよって返すのさ マグカップの中身はゆうかりんが電子レンジであっためててくれた牛乳でね
これにちょっと多めのお砂糖を加えたのがゆうかりんの鉱物なわけさ 夏の間も飲んでたからねこれホントに好きなんでしょう
「飲みたい?」って聞かれたから頷いたんだけど「駄目ー」だって ただ聞いただけだってさ、いじわるされちゃったよ
自分でこくこくってちょっとずつ飲みながら俺の頭の花を弄るの 俺からすれば頭を撫でられてるような気分で
なんとなく心地よいよ たぶん今だけ俺とお花が繋がってるからなんでだろうね 一通り葉や花びらに触れ終わって
「そうね、元気があるのが一番ね」って自己完結 それは俺もかな?ゆうかりんの前だと元気だけは見せられるからね
さてととりあえず朝のご飯を作るかと思ってよっこいしょと立ち上がるよ お花を振れさせながら台所へ向かってね
ゆうかりんに「あたま気をつけてねー」なんて言われちゃって 頭を指して「わかったから取ってくれないかな」って言ったら
むっとほっぺをふくれさせたゆうかりんに「つまんない人」扱いをされてしまって もう、そんなに言うなら朝ごはんつくってあげないよ
いつものようにオムレツをぽんと焼いてゆうかりんの目の前に、そしてデルモンテのケチャップも忘れずにね、「どうぞ」ってね
素直に喜んでくれるゆうかりんに「その頭のままでお仕事行ってみたら?人気者になれるかもね」とか言われちゃって
俺は適当にはははって苦笑するしかないんだ でもゆうかりんがそうしろって言うならそれでもいいかも、ね?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:32:35.23 ID:QxOyGZcZ0
9/7
ゆうかりんに立たれたい
ゆうかりんに背後に立たれたい
今日もせっせとドコで楽をするかと考えつつお仕事にいそしみます ぼけっと空を見てはゆうかりんの事を考えたり
ゆうかりんの笑顔を思い浮かべたりゆうかりんの強の下着の色を思い出したりして時間を過ごします 思い出すっていうのは
毎日のゆうかりんの着る服は俺が用意してるって意味でだよ だから全く知らない訳じゃないの今日は全部白いのだったかな
そうこうしてる時に限ってお客さんなんか着てね、俺は花を取ったりお会計をしたりで忙しくなるんです 
見た目が派手でこう物好きが好みそうなお花を軽くまとめてはいって渡す時に「お久しぶりです。お元気されてました?」って聞かれるの
よくよく顔を見てみると確か東風谷早苗さんとか言う山の方の神社の巫女の子だった 赤と白じゃない方の巫女だね
「外の世界から来た人間の知り合い」なんて早苗さんしか居ません やっぱり珍しい事なんだろうね、外の世界の人ってのは
だからなのかどうなのかはわからないけど、数年前に現れてからはどことなく親しい間柄でお付き合いをさせてもらってました
「お勤めご苦労様です」なんて明らかに年下の女の子に礼を労われるというのはどことなく恥ずかしいというか嬉しいというか
早苗さんも神様のためにお買い物の途中でしょうなんて言ってね 普通の巫女の仕事だよね、神に仕えるっていうのは
適当に気持ちを落ち着けて色々と談笑するよ なんていうか気さくに話せるというのはいい事 幻想郷全体のいいところかな
その途中でさ 早苗さんが急に何かもじもじしながら「○○さん(←俺の名前)って・・・独身ですよね?」なんて聞いてくるの
いや独身生活みたいな生活ってのは全然した事無いよねもちろんゆうかりんと一緒だからね でも結婚してるかって言われるともにょるし
なんと答えたものかちょっとまごついてしまってね、こう適当に頬をかきながら「いやまあうん」とか絞り出す風に言うんだ
恥ずかしそうにしながらも少し積極的な感じでずいっと早苗さんが顔を近づけてね ちょっと怯んだ俺を追い詰めるように
「八坂様が口癖のように言うんですよ素敵なパートナーを見つけろって」だとか「洩矢様もそれを望んでいる」だとかね
そんなことを俺に言われても困っちゃうんだけどね こう俺の曖昧な発言で何か申し訳ない勘違いを生んでる気がするので必死に弁明します
俺にも好きな子というか愛し合ってる子が居るという事を遠回りに伝えると早苗さんが「どんな人ですか」みたいに喰らいついてくるので
申し訳ないんだけど、ゆっくりと早苗さんの横を指さしてやります 「ごきげんよう」ってにっこりほほ笑む俺の大好きなゆうかりん
露骨にびっくりする早苗さんに「外が暗くなる前に帰りなさいな。夜は怖い妖怪が出るのよ」なんて嫌味たらしく言っちゃったりね
いろんな意味で流石の早苗さんでもゆうかりんくらいは知ってるみたいでそそくさと距離を取ってね、そのまま挨拶もそこそこにお帰りに
軽くため息をつきながらまた適当に頬をかいてね、迎えに来てくれたの?って言ったらゆうかりんは当然だと言う顔をして
「予感がしたの、あなたに悪い虫が寄ってるんじゃないかってね」って言うんだ そこまでで無理やり仕事を切り上げさせられてね
そのまま今日は帰宅と相成りました ゆうかりんは帰り道に他の女と話すことが云々て事を説教ママみたいにずっと言ってたんだけどね
俺はゆうかりんしか見えてないから大丈夫だよって言ってあげるんだ ゆうかりんたら俺の視線も独り占めするんだもの、ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:33:18.17 ID:QxOyGZcZ0
9/8
ゆうかりんと過ごしたい
ゆうかりんと秋を過ごしたい
そろそろかなと思っていたお客様が現れました 秋っぽい何かを司ったり司らなかったりする神様がお二人
あの酷い暑さがあっさり去って、この二人が来たって事はああもう秋なんだなぁと否でも応でも感じさせられる事になります
「いらっしゃい、お待ちしておりましたわ」なんて滅多に聞かないような言い方で二人を家に招き入れるんだけどさ
とりあえずもう少し時間稼ぎをして欲しかったね椅子を二つ出しておくのを忘れていて大失敗だよ粗相だよSOSOU
静葉さんにクスクス笑われながら「相変わらずバタバタしてるんですね」なんて言われてしまって赤面だよ
お椅子を用意して次はお茶を用意します にしてもこう秋の神様が自分の家を訪ねてくれるってのは嬉しい事だね
友好関係が広いと言うか、逆に神を神と思ってないと言うか・・・ゆうかりんにはやっぱり頭が上がりませんって事だよ
「今年の夏は暑かったわね」なんて井戸端会議するおばちゃんみたいな話ぶりで話を始めるゆうかりんと静葉さん
やっぱり季節の話なんだねわかりやすいよ これから人里だの山だのを回ってやれ豊作だやれ紅葉だって大変なはずなのに
こうやってにこにこしながら談笑してるところを見ると普通の女性にしか見えません あっゆうかりんに思考が似てきてるのかな?
そして俺もいずれは強者と書いてツワモノになるのだろうかと思ってニヤニヤしていると妹の方の神様に「気持ち悪い」と言われてしまいました
この近所の中学生にしか見えない裸足の子は幻想郷全土の豊穣を司る大変立派な神様だそうです まあそれも最近知ったんだけど
まず気持ち悪さについて全力で謝罪をした後に今年の秋は実りますか、実っちゃうんですかと聞いてみたら なんだか満足げな顔で
「今年の秋は豊作になるよ」って言われました この一言で家庭菜園も安泰かな、スイートポテト用に改良した品種が楽しみだ
さっきまで向こうでお喋りしてたゆうかりんが「良かったわね」って言ってくれる その後ちょっとコワい顔をしながら
「まあ実らなかったらその場合は誰かが責任を取るんでしょうけど」なんて言ってこうね、ギラッと目を輝かせて妹さんを見るの
こらこらゆうかりん神様を脅すのはやめなさい、脅さなくてももう穣子カットインの時点で豊穣ボーナス確定なんだから、ね?
お姉さんの方もクスクス笑うだけで止めないのは楽しんでいるのか何なのか 全く持ってこの方たちも平和ってなもんです
その後は四人で特別な事をするわけでもなくお茶とお話を楽しんだり、今年の紅葉スポットを教えてもらったり
罰ゲームありのババ抜きとかをやったりして時間を過ごしてね、そこそこの時間になったら「次は山の方へ行かないと」って言って
ささっと飛んで帰られてしまいました ゆうかりんと、ゆうかりんに別ゲームを狙われて四連敗した結果ほぼ全裸にさせられた俺は手を振るよ
ゆうかりんは「大変ねぇ」なんて呟いてね、それに俺も頷くわけだよ やっぱり神様だからね、人に崇められてる存在だから
こなさないといけない事はそれなりにあるんでしょう ゆうかりんも同じような事を思っていたみたいで「私は神に向いてないわ」って言ってね
そして「あなたの面倒を見るくらいしか向いてる事が無い」みたいな事言いながら俺の手を半ば無理やりぎゅってするんだ
やれやれ面倒を見るのも見られるのも楽じゃないよ、俺には手を握り返してやるくらいしか向いてる事が無いね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:33:50.09 ID:PLJ2pyxt0
ネタだったとしてもこれを一人でパソコンに向かってタイプしてたわけだろ。
こわすぎる……。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:33:58.16 ID:QxOyGZcZ0
9/9
ゆうかりんと寝たい
ゆうかりんと野宿したい
こうね、全く知らない土地の無人駅か何かでゆうかりんと二人で外で寝たい
もう夏と言えるような夏は過ぎ去ったからね、夜は普通に肌寒くてこう薄着だとプルプル来るような冷たさなの
寒そうにするゆうかりんにぼふっとコートをかけてやってね、これで大丈夫?って聞いたら「まだ寒い」って返される
今日の俺はそこまで優しい人じゃないので「そういうもんだよ」って言って隣に座ってやるんだ あても無くゆうかりんだけ連れて
放浪の旅というか何かを探す旅に出かけてみたんだ とりあえず気の向くままに青春18きっぷを使って右手の方向に進んで
どこまで行ったんだかわからなくなってね 電車を降りてみても誰もいないし地名を読んでも何県なのかすらわからないし
そんな状況でゆうかりんと寝るの 夜は眠りの時間だからね、寝て明日への体力をつける事はとても大事な事だよ
ゆうかりんが頭をこてんと俺の方にもたれてくるの、と思ったら持たれるだけじゃなくて俺に身体を押し付けるようにしてさ
「重い」って言ったら全面否定されてまた怒られました やっぱり寒いのは良くないよね、ゆうかりんずっとスカートだから
お風邪とか引いちゃうんじゃないか悪い事したなぁとか思ってしまうわけよ それでももう遅いというかなんというか
進むしかない状況になってるってのがイイというか悪いというか 結局のところ目的も無いので最後までどっちつかずです
無人駅でも自動販売機ってのは普通に頑張っていたりするわけで 静かな音でブーンって鳴ってその照明で虫が寄ってきてたりして
そんなところで俺はポケットの中の小銭と別れを告げて、どこに行っても見るオッサンの顔の描かれたコーヒーを買うわけよ
おーあったかいあったかいなんて独り言を言いつつゆうかりんの方に戻るんだ 「一つ?」って聞かれてそうだと答えると
「私は飲まなくていいから」なんてゆうかりんが無駄な意地を張り始めるのが可愛らしいというかいじらしいというか
俺は無理やり手に持たせてやって「俺喉乾いてないんだ」なんて言うのよ こんな下らないやり取りばっかりしてるんだな俺とゆうかりん
結局のところ二人で一口ずつぬるくなってくるコーヒーを飲んでさ、「寝れなくなったらどうするの」なんて言ったりしてね
にしてもね、旅に出れば自分に必要な何かが見つかるって聞いたんだけどさ 俺はいつ見つかるのかってすごく待ち遠しかったんだよ
ゆうかりんをずっと連れ回すのも悪いし、それに俺はせっかちだからね 早めに見つかってくれないとイライラするのよ
それにせっかちなのはゆうかりんも同じだろうしね でもそこで感じることもあるわけなの、やっぱりゆうかりんの事しか考えられないって
俺に必要な何かってのは最初っからずっと傍に居てくれたのかもしれないよね 「見つかる」というよりは「気づく」感覚に近いんだ
この話をゆうかりんにしたら呆れ顔で「プロポーズの言葉ならもっとハッキリ言ったら?」って言われちゃってね そのまま俺の膝を枕に
うとうとと微睡んでしまわれたのよ さっき飲んだコーヒーのせいか俺は上手く寝付けなくてただずっとゆうかりんの顔を見てたよ
朝、起き抜けに一本の電車がホームに入ってきてね どっち行きかもわからないけど適当にゆうかりんと乗り込んでみるんだ
進行方向があっちがだから、たぶんこっちは北かな?もっと寒くなるかもしれないね 辛い?少しくらい我慢しなさい!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:34:38.79 ID:QxOyGZcZ0
9/10
ゆうかりんと吸いたい
ゆうかりんとちゅっちゅ吸いたい
花の蜜を吸う虫みたいに夢中でゆうかりんを吸いたい
「シチューの隠し味に練乳を少々」なんて嘘みたいな料理の一工夫を昔聞いたのを思い出して
いざ実践してみようと思って冷蔵庫の横の棚部分から牛の顔のマークの入ったチューブの練乳を取り出すよ
あんまり使いすぎるとゆうかりんがイチゴにかける分が無くなるかな?なんて思いながら持ってみるんだけどなんか違和感
いやね、軽いの こうスッと持ち上げられるんだよ もともと重い物ってワケではないけどこの軽さは中がスカスカの軽さだね
確か夏場に買ってかき氷を数回したくらいだからまだ余ってると思うんだけどおかしいな なんとなくおかしいね
「どうしたの?」ってゆうかりんが俺の背後からべたってくっ付きながら聞いてくるんだ これは事件の臭いがするな!なんて言うんだけど
実際には練乳の余ったるい匂いしかしなくてね ゆうかりんはパッと俺の手に持ってるチューブを見て大体理解したみたいで
「無くなったの?早く新しいの買っておいてね」なんて言うんだ 妙に違和感が募るんだけどこれは一体何なんだろう
まああまり深くは考えずにゆうかりんの方を見ようと思ったんだけどね、何故かゆうかりん俺から目線を逸らすんだ怪しいね
ゆうかりん、何もないはずの右上だの左上だのにスッと自然に目線を動かすの 何かあると思ってちょっと俺も一歩踏み出して発言するよ
ゆうかりんの肩にガッと手をかけて「ゆうかりん練乳ちゅぱちゅぱしてるでしょ!」って言ってみました 一瞬時が止まってね
目を見開いて顔をかあっと赤くしてね俺の手をばっと振りほどいて「ななな何言ってるの?意味わかんない!」って大声出すの
悲しい程にわかりやすい、半分当てずっぽうだったのにこれほどまでに分かりやすいのは有り難い気さえするね
ボーナス確定後の下段ベルのようなゆうかりんの反応を楽しみつつ「練乳ちゅぱちゅぱ」って単語を無駄に使って責めたててみます
ゆうかりんは「何を根拠に言うのよ!」なんて噛みつくように言ってくるんだ かき氷の回数から逆算した話をしてやると
今度は妙にしおらしくなってね 「うー」って言いながら人差し指と人差し指でつんつんってしながらまた目を横に上に逸らすんです
どうやらゆうかりん、ちょくちょく練乳をちゅぱちゅぱしてたみたいです 甘い物好きだからね、それに練乳はおいしいから仕方ない
「お腹減ったならおやつを作ってあげるのに」って言うと「そういうのじゃないの・・・」なんて言葉を濁らせるの 無意識ちゅぱちゅぱなのか
とりあえず練乳が減ってる事に気付いただけで誰も迷惑してないからゆうかりんを責めるとかそういう訳じゃないんだよ、って言ってあげたら
少しだけ機嫌を取り戻したみたいで上目遣いで俺の方を見てくるの 全くもうホント手のかかる子供みたいなんだから
でも一つだけ、どうしても言わせてみたくてね そこだけちょっと怒ったようなフリをしてゆうかりんにある文章を言わせてみました
「わ、私は・・・私は練乳をちゅぱちゅぱ、しました・・・」ってね 聞いた感想としては何だかすごい悪い事をさせてるみたいだったよ
さて俺も練乳をちゅぱちゅぱしたくなったね ゆうかりんがちゅぱちゅぱした所だからこれは間接キスって奴だねいやらしいね
って思ったらゆうかりんに俺がちゅぱちゅぱされてね、直接的な意味でのキスになったわけです 甘いかな?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:35:19.55 ID:QxOyGZcZ0
9/11
ゆうかりんとしたい
ゆうかりんと後ろの穴でしたい
「今日はお尻で、する?」って言うんだ 耳元で囁きを優しく置き去りにするようにね ゆうかりんが俺の耳元に口を寄せて
ぽそっと言うんだ その後俺の視界を独り占めするような微笑みをいっぱいに見せてくれるの、太陽みたいな
コレはなんというかそういう意味だよね そういうも何もそのまんまの意味だよね 普段ゆうかりんはさせてくれないのよ
頼むと「汚い」だとか「お腹が痛くなるから駄目」とかで毎回拒まれて なんだかんだでここ50年くらいは後ろでした記憶が無い
無理やりやっちゃおうと思うような時もあるけど毎回ゆうかりんに見てから623コマンドを入れられてカウンターヒットな訳よ
だからこれはきっと数年に一度あるかないかの奇跡、あるいは起こらざるを得ない運命のようなものだと思うんだ
俺はゆうかりんの発言にうん!うんうん!って大喜びで頷いてね ようやく念願叶うと思うとなんだか妙なやる気に満ち溢れてくるの
生々しい程にわかりやすかったんだろうね、ゆうかりんに「子供みたいにはしゃがないの」なんて言われて笑われてしまって
それでも俺ははしゃぐのを止めなくてね クスクスって笑い声で身体と心を撫でられたりしたんだ テンションが上がりっぱなしどころか
上がり切って落ちてこなくてね、もう自然と口数が多くなって機嫌も良くなって それでも下半身の猛りを抑えきれなくてね
少し前屈みになりながらもゆうかりんに今日のおゆはん何がいいか聞いたりするんだ 今日の俺なら何でも作っちゃうよ
そしたらゆうかりんは「あなたがいい」みたいな下らない事を言ってさ もう俺を休ませる気は1mmも無いみたいだね
その後はテーブルに座ったゆうかりんの目の前に満漢全席を用意してやったり、少し早めにお風呂を沸かして
ゆうかりんの好みのバスソルトを用意して待ってたりとかね いつもみたいに普通に身体の洗いっこをしているつもりなんだけど
どうしてもゆうかりんのお尻に手がいってしまうんだ 勝手に、勝手にね こうふにふにと弄ぶんだけどゆうかりんに身体をよじって逃げられて
「手がいやらしいわ」なんて言われてしまうんだ 俺は必死に洗ってただけだよって言って弁明するんだけど手は止まらないんだよね
ゆうかりんにやれやれと苦笑されちゃうの お風呂を上がったらゆうかりんの髪はちゃんと乾かして自分のは生乾きで放置して
それで一足お先に寝室に行ってベッドの上で正座して待ってるんだ 一応一度お寝間着に着替えたゆうかりんが現れてね
「あらあら、ずいぶんお行儀がいいのね」って言いながら俺の横に座るんだ なんだか無駄にドキドキするよ初めての夜を思い出す
そしたらゆうかりんが笑いながら何かを見せるのさ 部屋の電気をちっちゃいのにしてるから見づらいんだけど何か小っちゃい丸で
良く見ると無花果みたいな形をしててね 何なのか理解できんなかったんだけどどうやらゆうかりんが教えてくれるみたい
何かに言い訳するように「誰のお尻で何をするかまで言った?言ってないわよね」って言いながらいつの間にか背後に用意した
蔓のロープで俺の身体をね、足をM字に開く感じでガッチリ固定してね ようやく理解できたんだけど少し遅かったみたい
その後は久しぶりにマジ泣きさせられました 情け無さがノンストップだよ排泄欲とはよく言ったものだよ自分では止められないんだね
ゆうかりんはゆうかりんで満足そうな表情なのが救いと言っちゃあ救いだね でもこのプレイは金輪際封印で行こうか!ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:36:00.46 ID:QxOyGZcZ0
9/12
ゆうかりんに強要したい
ゆうかりんに罰ゲームを強要したい
簡単な罰ゲームでいい、ゆうかりんにやらせることで意味が生まれるような罰ゲームがいい
自分のじゃなくて俺の髪を弄るゆうかりんにちょっとした提案をします あっち向いてホイしようよってね
「私に喧嘩を売るなんてあなたも馬鹿ね」なんて言いつつノリノリになるゆうかりん ようやく俺の髪をいじいじするのを止めてくれます
ルールは幻想郷公式ルールもとい一般普及ルール ジャンケンで勝った方があっち向いてホイってやる権利を得ます
今回は一回勝負としてね、一回相手と同じ方向を向いたらその時点で負け犬、その時点で人権あるいは妖怪権を剥奪としましょう
「負けず嫌い」というか「他人を負かして勝ち誇るのが好き」なゆうかりん こんな簡単な勝負でもウズウズするんだね
自分はもうどこから槍が飛んできても避けられるといった顔をしながら俺の目の前にちょこんと腰掛けて待っています
いかにも軽そうな言い方で「あ、罰ゲームあるけどいい?」って聞いたら「負けないからいいんじゃない?」って言うゆうかりん
そういうのを思い上がりだとか怠慢だとか言うんだよ、その発言が命取りだということを今から徹底的に教え込んでやろう、身体に
というわけでじゃんけんぽん ゆうかりんのハサミを俺の石が制するよ 自分がファーストロットを奪えなかったことに気付くと
今度は俺の指先が示す方向に意識を集中させるゆうかりん だが俺はゆうかりんの事を誰よりも知り尽くしている自信がある
ゆうかりんはこういう勝負の場合、動体視力にモノを言わせるはずだ 完全に見切ってギリギリで負けを避けるみたいな
ジャンケン部分で負けたのは適当なのかハンデなのかは知らないけどゆうかりんにはある程度「見られている」はずなんだ
だからそれを逆手に取る 飛んできたボールをラケットで打ち返すように逆方向に反射するような反応が実践的だろうと踏んで
ゆうかりんが「見る」ギリギリのタイミングで手の微動や意識外の視線の方向などを左にずらしつつ、指先は素早くしっかりと右を指し示す
するとどうでしょう、「あれ?」っていった表情から次第に「えっ」と言いたげな表情に変わるゆうかりんの姿が現れるじゃないか
俺がわざとらしく「勝っちゃった」みたいな事をアピールしてやると何故負けたかもわからないのに納得が行かないと言い出すゆうかりん
負けは負けだよ勝った方が正義だし負けた方が悪なんだよって言ってさり気なく頭をナデナデとかしてやって「負け」を押し付けます
むうっとした表情で、目線で甘える子供みたいに俺を見るゆうかりん 俺のハートを鷲掴みにしても負けは負けだからねうふふふ
とりあえず罰ゲームの発表です ゆうかりんもこれが気になっていたみたいで、少しだけ不安そうな表情を覗かせるんだ
罰ゲームは「語尾に『りん』をつける」だよ、ゆうかりんがりんりんするわけです これはちょっと可愛すぎて俺が水不足になるな
口をぽかんとさせて「ちょっとそれ意味わからない」なんて言うゆうかりん いけませんな、罰ゲームは既に始まってるというのに
「意味わからない『りん』?」って促してやったら少し俯いて「・・・意味がわからないりん」って言うんだ 何これすげえ馬鹿みたい!
馬鹿みたいで馬鹿みたいですげえ意識に残る ゆうかりんが自分でりんりん言ってるの 鈴虫か何かの類かしら、もう秋の気分だね
またも目線で何かを訴えてくるの、でも駄目だよ恥ずかしくても止めないからね、罰ゲームだからね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:36:41.50 ID:QxOyGZcZ0
9/13
ゆうかりんに怒られたい
何かにつけてゆうかりんに怒られたい
ゆうかりんに軍の上司になって欲しい、それも俺直属のね 響きで言うと中将がいいな中将
風見上官の「起床!」の合図で目を覚まさないとまず怒られる 手に持ってるグリンガムの鞭みたいなのでべしっとやられる
わたわたと目を覚ますとね目の前に風見上官 俺よりちょっと背が低いんだけどそれでも階級で言うとすごい上なんだよね
本当は自分も朝に弱いのに上官だから規律ある振る舞いをしようとして朝に6個くらい目覚ましをかけて起きてる風見上官
本人は悟られてないつもりなんだけど実は目覚ましの音が筒抜けになって本人以外全員知ってるっていう展開がいいな
そんな風見上官に「挨拶はどうした」って言われてね 俺はびしっと姿勢を正して朝の挨拶だよ 風見上官の目を見るわけじゃなくて
真っ直ぐ前を見つめてのおはようございます そのまま固まる俺を手に鞭持ったまままじまじと見てね、ぐるりと俺の周りを一周して
そしてから「よし」って許しが出るまでフリーズ状態なわけだよ そのまま着替えて朝食を済ませてまた風見上官と再会
そこからまた変わらぬ一日もとい今日の訓練が始まるわけさ 幻想郷防衛軍とは言うものの幻想郷の外から攻め入る輩は居ないし
そもそも軍の内部もあまりやる気があるようには見えないし、上官と上官が合うととりあえず将棋をおっぱじめるくらいだからね
でも風見上官だけは違って俺に徹底的に訓練を要求するの 今日はなんか重そうな火器の扱いでね じっと後ろで見つめられつつも
合図を受けて引き金的なものを引くんだ なのに発射するはずの強そうな弾幕が発射しない すぐさま後ろの方を向いて
「風見上官!発射しません!」って助けを求める まずこの時点で怒られるポイントはいくつかあってね、ひとつめは言葉づかい
口から糞を垂れる前と後ろにサーとつけないといけないとかなんとか サー!マムじゃ駄目ですか!サー!って聞いたら怒られた
もう怒られたくないので女の上官にもサー マムって響きがあまり好きじゃないみたい、風見上官は未だに独身って聞いたからなぁ
まず近づかれて殴られて「こんなもの発射しなかったらそのまま投げつけてやればいい」なんてどうにも無茶苦茶な事を言われて
そのまま向こうの山までポーイって投げるんだ 腕力とかそういう類じゃないよきっとトリックか何かだと思うんだけどね
今の常人離れした遠投能力を見せられただけで俺は理解したことにされて「わかったら返事をしろ!」って言われてね
風見上官の気に入る発音になるまで「サー!イエスサー!」の時間だよ 風見上官は声出しにも厳しくてね俺ももうへとへとだよ
お昼ご飯の時は打って変わってリラックスしたように髪を解いてね 全く陸軍らしくないクラブハウスサンドなんかを楽しそうに食べるの
そこに同期のアリスさん(中将)が来て何も言わずに隣に座ったりね 最近妙に手塩にかけて育ててる部下がいるみたいだけど?なんて
アリスさんが軽くてそれでいてからかいと嫌味を含んだ言い方で風見上官に尋ねるんだ サンドイッチを腹に収めきった後に
フンと軽く咳払いをして「見込みがあるから育ててるの。ただそれだけよ。」なんて言い放っちゃってね アリスさんに苦笑いされちゃうんだ
自分がお昼を食べ終わった時間までが部下の俺のお昼の時間、さっそく怒号を張り上げて俺を呼ぶんだ こんな生活もいいと思うんだ
厳しい規律の中でしかお互いに分かり合えない事もあるし、育めない感情ってのもあるんだよね?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:36:54.73 ID:bE9RBxjN0
1ヶ月って早いな

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:37:24.13 ID:QxOyGZcZ0
9/14
ゆうかりんに聞きたい
ゆうかりんに尋ねたい
ゆうかりんって槌の子なの?槌の子ってゆうかりんなの?って聞きたい
「え?何?」って「全然聞いてませんでした」ってな風に言葉を返すゆうかりんにもう一度同じことを言うよ
そしたら今度は「ちょっと何言ってるのかわからないんだけど」とか言われてしまいます 違うよ俺は可哀想な子じゃないよ
槌の子ってのはただの幻の生物とかじゃなくて神様の類でね、野槌の使いでね、草の神なんだって
こう草を操るような能力を持ってるんだってさ いつも胡散臭い事しか教えてくれない神社の巫女さんが言ってた
ゆうかりんは少しだけ興味あり気に「ふうん」なんて言って聞いてたよ ひとしきりの説明をし終わった後に
「だからゆうかりんは槌の子なんじゃないかと思って」って言ったらまず何も言わずに日傘の先で喉を一突きされてね
ゲフッゲフッてなってる俺に「そもそも私が操るのはお花よ」って言い放つんだ それはそうだけどもゆうかりんもできるじゃないか
植物だったら大抵理解したり操れたりするからね、家庭菜園は全部能力を使わず地道に育てて楽しんでるんだけど
とりあえず喉を押さえつつなんとかリカバリー とりあえず室内で日傘を振り回すのは良くないと言って取り上げておくよ
「そもそも槌の子に近いのはあなたの方なんじゃないの?」なんてゆうかりんが椅子にゆるりと腰掛けつつ言うんだ
次に何を言ってるのかわからない顔をするのは俺だよ、とりあえず理解してるフリをしようとして適当に頷くようにしてたんだけど
あっさり見破られて「まさか自分の能力に自覚が無いのかしらこの人は」とか言われてしまう訳だよ 能力なんて言っても
普通の人間ってのは空も飛べないし魔法も撃てない、だからこそ普通なんだよって思うの 「あなた普通じゃないじゃない」って言うけど
そう言ってしまうとなんか語弊があるような気がしないでもないね ゆうかりんはやれやれといった表情で俺に語りかけるんだ
俺の能力についてだよ 自分のお花を操る能力と同じ要領でお花だの木だの草だのに語りかけて力を分け与える能力なんだって
やる気を出させたりとかそういう程度で、それが結果的にきれいな開花とか寿命の延長に繋がったりするんだって
なんかいきなり作り話臭くなった事言われてもピンと来なくてね、ただただ真顔でマジで?って聞いてしまったよ ため息を吐かれて
「本当に気づいてなかったのね」なんて言われてやれやれと首を振られるんだ それでもまだ飲みこめて無い俺に
少し恥ずかしそうに「私が元気なのが何よりの証拠じゃない」とか言うんだ それはなんとなく違う気がしないでもないよ
にしてもこれはすごいね喜ぶべきことだろうね 何を喜ぶかって、この能力がゆうかりんと非常に相性がいいのかもしれないって事
願っても無い展開に次第に喜びが湧いてくるよ それと同時にやっぱり俺はゆうかりんと居ても良かったんだって思って一人ウキウキするの
で、ふとゆうかりんを見るといつの間にかお外行きの準備をしているんだ どういう事かって尋ねると少し笑って
「魔理沙の所よ。槌の子飼ってるのよあの子、知ってた?」なんて言うんだ 俺の能力より興味津々なんじゃないかゆうかりん
とりあえず俺も準備をします 槌の子は向日葵の種クッキーとか食べるかな?それともそのまま?ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:38:05.72 ID:QxOyGZcZ0
9/15
ゆうかりんに見守られたい
寝ている様子をゆうかりんに見守られたい
たぶん原因は悪くなったオリーブオイルだと思うの、「まだ大丈夫だ」とか思いつつ使うんだけど結局悪くなっててね
今私は非常にお腹が痛いですという奴だ 酷い胸やけの後にトイレから離れられなくなる、東南アジア旅行者のかかるアレだよ
しょっちゅう腹は壊しているようなモンなので慣れている俺は素直に水分を取って布団に横になってぼーっと天井を見てたりするんだけど
心配してくれるのはゆうかりんだよ ベッドのへりから顔をちょこんと出すようにして俺にを間近で見つめているんだ
普段あんまり見せる事の無いような顔で俺を観察するんだ お互い何も言わなくてね、俺はなんだか申し訳無くなって
「俺は大丈夫だから」とか言うんだけどゆうかりんは「信用ならないわ」って言って、断固としてその場所を離れてくれないんだ
俺がそれに反論しようものならちょっと怒ったようなフリをしてやれ水飲めだの早く寝ろだのお腹は温めろだのって言うんだ
別にそこまで大したことでもないんだけどゆうかりんにこう世話を焼かせるってのは悪い気に伴って嬉しい気持ちがあるね
発想を変えてしまえばこっちのもので、ゆうかりんを俺の傍らに精神的に拘束してるわけだよ 人間の言いなりになるなんてうふふ
こんな下らない事でみみっちい征服感を満たしてる俺も俺だし、案外その事に気づいていそうなゆうかりんもゆうかりんだよ
ふと思うんだけど、俺は食事で体調を崩したというワケなんだけどさ 食べ物に原因があったことになると少しおかしいんだよね
具体的に言うとゆうかりんがだよ もちろんご飯は俺が作っててね、ゆうかりんは俺と一緒のご飯を食べてるわけだからね
適当にニンニクを利かせたパスタをあまり慣れない手つきでくるくるってやってお互いにあーんってやり合ったのを覚えています
それなのにゆうかりんはパッと見元気そう 天井ばっかり見てるのも飽きてぐりんと顔を横に向けてゆうかりんの顔を確認するの
ゆうかりんはちょっと目を見開いてね、その後俺の鼻を人差し指で付いて顔の向きを変えるの また天井とにらめっこの俺だよ
「大人しく寝てないと駄目って言ったでしょ?」なんてね やっぱりゆうかりんは大丈夫そうだ、念のため本人に聞いてみるんだけど
最初きょとんとした顔を見せて、その後にため息を吐いて「そんなので死ぬワケ無いじゃない」って いや死ぬとは言ってないけどね
妖怪だから大丈夫という一点張りを見せるゆうかりん 大丈夫そうなんだけどそんな簡単な理由でいいんでしょうか、しっくりこないの
俺が天井見つめたままウダウダとのたまうもんだからゆうかりんが怒っちゃってね いいから早く寝ろ、寝て直せって言って
布団をバサッと俺に頭まで被せるのさ、そして布団の上から首の所を抱きついてぎゅーってするの 重くて苦しいです
ちょっとだけ小さい声で、どこか恥ずかしそうに「あなたが元気じゃないと不安なんだから、早く直しなさい」って聞こえるんだ
そしてゆっくり俺の上から退くゆうかりん 心配をかけるのも良くないのでとっとと寝てとっとと治す事に努めたいと思います
ところでこの布団取っていい?暑いし苦しいって言ったら提案を却下されました 恥ずかしいなら恥ずかしいセリフを言わなけりゃいいんだよ
頭まで布団をかぶると妙に寝づらい、それに視界の外だとゆうかりんの監視もあるということである意味非常に濃密な睡眠となりました
その後お腹の薬取ってきてーって言ったら反応が無い ゆうかりんも寝ちゃったのかな?お疲れ様だもんね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:38:46.42 ID:QxOyGZcZ0
9/16
ゆうかりんと遊びに行きたい
ちっちゃいゆうかりんのおうちに遊びに行きたい
俺が積み木で家を作ってゆうかりんがそれを一瞬で叩き壊すという何が面白いのかわからない遊びを繰り返してたんだけど
楽しい時間ってのは空気を読まずに過ぎ去りやがるモンでね、もう「おかえりのじかん」になってしまったわけよ
ゆうかりんがもじもじして何か遊び足りないような表情してるなーと思ったらね 俺の袖をくいくいって引っ張って
「今日は私のおうちに遊びに来なさい、来るよね?」って言うんだ 子供じゃなかったら相当積極的な発言だよねそれ
というわけでお呼ばれした俺はゆうかりんのおうちに遊びに行く事となったんです ゆうかりんのお迎えの人はね
西洋人形みたいな上品な人でね、良くわからない大きな鎌みたいなのを持ってるの 少し屈んでゆうかりんと手を繋いであげて
んでゆうかりんはもう片方の手で俺の手を取ってね それで三人でゆっくりゆっくり歩いていくんだ、幼稚園児の徒歩速度でね
ゆうかちゃんのお母さんなの?お姉さんなの?って聞いたら「エリーはエリーだもん」って言われる なるほどエリーなのか
で、まあゆうかりんのお宅に到着するんだよ ここがゆうかりんのハウスね!って言ってやろうかと思ったんだけど
なんかすごくでかいのようん 絵本で見るお城とあまり変わりがないような感じ、動物園みたいな禍々しい門とかついてるし
んでめんどくさそうに門を開いて重々しい扉を開けておじゃましますだよ 玄関でさえ俺のアパートに勝てそうなくらいの広さで
ゆうかりんはそこで当然のように靴を脱いで、エリーさんが目の前に出した向日葵のマークの入ったスリッパを履くわけよ
すごいやゆうかちゃんお姫様みたいだね、って言ったらゆうかりん嬉しそうに目を細めてきゃっきゃって笑うんだ
「ちゃんと手を洗って下さいね」って言って長い廊下の向こうに消えるエリーさん 二人ではーいっていい返事をして
踏み台に乗って手を洗うの なんというか、いい家ってのはやっぱり違うんだろうね洗面台もピカピカなんだよピカピカ
俺がすごいすごいって言い続けるのに最初は「すごいでしょ」って反応してたゆうかりんもだんだんうざったくなってきたみたいで
「わかったわかった」って聞き分けのない人を落ち着けるみたいな言い方で軽くスルーされるようになったんだよ
リビングというより大広間とでも言った方がいい様な部屋に通されてね さっきの服の上にそのままエプロン付けたエリーさんが
ニコニコって笑いながら自分の家だの幼稚園だのじゃ絶対にお目にかかれないようなおやつとか出してくれてね、俺のテンションが有頂天
でもゆうかりんはそれに見向きもしないで積み木の入った箱を90度傾けて中身をバラバラーって広げるのさ
まあそれが合図になってまた積み木遊びだよね 俺が建築家でゆうかりんがフランキーハウス的な意味での解体屋
頑張って作ってゆうかりんに見せて、それがゆうかりんの鉄拳でグラウンドゼロに戻るという行為を満足が行くまで繰り返します
「それ本当に面白いの?」って金髪で翼の生えた女の子が言います いつの間に居たのかは知らないけど怪訝な顔で見てたの
ゆうかりんも俺も面白いよ!って返すから何も反論できないみたいでね 結局俺とゆうかりんを近い所で見ているだけ
そしてそのくるみちゃんの様子も含めてエリーさんが後ろから見てる 平和だね、この上なく平和だね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:39:01.60 ID:/aYBpkY/P ?DIA(260067) 株主優待
sssp://img.2ch.net/ico/u_nyu.gif
!vip2:stop:
---
グランドプリーストのかなりの攻撃
MP230使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (465/1000)


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:39:01.65 ID:ZO8bIC+RP ?DIA(171185) 株主優待(wild)
sssp://img.2ch.net/ico/miyabi.gif
!vip2:stop:
---
グランドプリーストのかなりの攻撃
MP355使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (465/1000)


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 19:39:06.50 ID:JBgDn3WY0 ?2BP(1000)
sssp://img.2ch.net/ico/chahan.gif
!vip2:stop:
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見習い戦士のふつうの攻撃
MP196使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 930)
このスレは9回目のダメージを受けた (1080/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは10回目のダメージを受けた (1230/1000)
このスレは・・・

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