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風見幽香さんが可愛すぎるから一ヶ月間愛せざるを得なくなった

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:35:08.97 ID:3IlDGZgn0
11/1
ゆうかりんとハロウィンを過ごしたい
ゆうかりんと俺で楽しいハロウィンを過ごしたい
曇りの無い笑顔で俺の服をつまんでちょいちょいと引っ張るゆうかりんが言んだ 「トリックおあトメイトゥ!」ってね
惜しいよ、惜しいんだけど根本的に違うよ そんな必殺の構えみたいなポーズ取られても違うものは違うんだよゆうかりん
違うと指摘されてもまだ納得していないゆうかりんに丁度いいとばかりに冷蔵庫から出したフルーツトマトを手渡してあげるよ
「おいしいよ」って言って渡してあげるんだ まだ頭に「?」マークを浮かべたゆうかりんはとりあえずと言わんばかりに俺に食わせたりね
後はゆうかりんのために大量に買ったアメちゃんなんかを一緒に食べたりして、ついでに悪戯なんかもして楽しく過ごすんだ
さてさて、これはなんだかすごく見知った展開な気がするんだ つい最近まで10月、で今は11月、そんでもってハロウィンの事なんだけど
おかしいな、今回もまたハロウィンをスルーしてしまった 二度ある事は三度あるというけどもそういう問題でいいのだろうか
普段カレンダーを見る癖が無いからこんなことになるんだと思いつつ台所の月めくりカレンダーを確認すると、なんと6月で止まってるの
ああそうだ、この写真の紫陽花がなかなか素敵だってゆうかりんが言いだしてずっと6月で止めてるんだ もはやカレンダーじゃないね
それにしてもゆうかりんが「俺が予定を忘れた」という事実に気付かなければいいんだけど バレたら何を言われるかわかったもんじゃない
ゆうかりんのご機嫌が悪くならないといいんだけどなぁなんて思いつつも原因は自分にあることもしっかり理解していて嫌悪スパイラルだよ
そんな時に俺の背中側からがばっと誰かが覆いかぶさってくるんだ 「あなた、昨日は何の日だかおわかりかしら?」って言うの
冷や汗が一本、俺の額から全力疾走だよ ゆうかりんがすごく不機嫌そうに俺に尋ねるんだ ぐいぐいと思いっきり体重をかけながらね
耳元にもっと顔を寄せて、「お気付きよね?ずっとカレンダー眺めているものね」なんて皮肉たっぷりに言っちゃって これは少々マズいよ
おんぶのような形になったゆうかりんをぽすっとソファーに座らせてから必死で謝ったよ ごめんなさい全部忘れてた、って正直に言ってね
仮装するお洋服も無いしくりぬいたカボチャも無い、そして残念ながらお菓子の準備が全く無いんだ ゆうかりんにぺこりと頭を下げるの
ゆうかりんは俺の話を興味の無い講演会みたいな態度で聞いててね ふわふわの髪の毛を指先でくるくるとすると俺に向き直って
「つまりはお菓子をくれないってことなのよね」って言うんだ うん、って俺が返したらゆうかりんはいきなり俺の腕を掴んで引っ張るの
スキだらけのところを狙われてバランスを崩す俺 そのまま座ったゆうかりんの腕の中に倒れ込む形になってしまうんだよ
ゆうかりんがクスッと笑った声が聞こえるんだ 続けて聞こえる、「そう、お菓子をくれないならイタズラするしかないわ」ってね
やたらと楽しそうに言っちゃうのよ その声に俺はガクブルってなもんよ、目を合わせないようにしながら「なるべく優しくしてね」って言ったんだけど
「そんな事言う権利はあなたにはありません」って牽制一発で完封されてしまいました こんなことならチュッパチャップスを買っておけばよかった
で、今のところはゆうかりんに抱きしめられながらずっとイタズラされるその時を待っているんだ 不敵な笑みを浮かべるゆうかりんに
どのタイミングでどういう風に俺の身体を弄ばれるのかが不安で不安でしょうがないよ 俺のハロウィンは真っ暗闇が広がるよ
「はっぴーはろうぃーん?」ってゆうかりんに聞かれたから「おぅ・・・」って答えておきました 来年は忘れないよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:35:19.39 ID:3IlDGZgn0
11/2
ゆうかりんを吸いたい
ゆうかりんを吸いこみたい
もしゆうかりんが一滴の雫だったなら俺はそれをミスト状にして思いっきり吸いこんで肺に取り込むだろうね
吸って吐いて、そしてゆうかりんと一体になるんだ きっと神主をも萌えさせる素敵な力があふれてくるに違いない
ふと、思いついた行動で 俺がゆうかりんと楽しく午後のお茶とお話とゆうかりんを楽しんでいる時にね
「ウックルシ」みたいな事言いながら自分のハートの部分を抑えてうずくまるんです さっきまでカラカラと笑っていた俺が
顔面に曇り空を張り付けて苦しみ出す様子を見て、そりゃあお向かいに座っていたゆうかりんだって焦り出すってなモンよ
「・・・ちょっと、あなた、大丈夫?」って声をかけてくるんだけど俺はそれを返さない ウウッとかパウッとか唸って苦しそうにするの
椅子をガタンと鳴らしてゆうかりんも立ち上がって俺の傍に来るんだ 呼吸を荒くする俺の肩をガッと掴んで
「大丈夫?」ってそればっかり言うんだ これが大丈夫そうに見えるんだったら医者と薬屋は本日付けでニートに転向だね
当然の事なんだけどもちろんこれは演技なんだけどさ そろそろその演技もヒートアップしてきて次の段階に進むんだ
バランスを崩したフリして半ば倒れるようにして床にゴロンと寝転がるんだ 仰向けになって、心臓のトコをがっしり掴んでね
呼吸は荒くして目もガッチリ瞑ってね そんなに噛んでもおいしくないですよっていうくらい歯を食いしばって顎に負担かけてみたり
ゆうかりんがオロオロし始めたらこっちのもんだよ 水を持ってこようかそれとも背中をさすってやろうかはたまた心臓マッサージ?なんて
オロオロがウロウロにうつってあっちへいったりこっちへいったりするゆうかりん そして俺は力を振り絞るフリをしてゆうかりんに言うんだ
最初は小さい声でね ゆうかりんが気づいて俺の顔に自分の耳を寄せるんだ ここまで来たらあとはウィニングランだよ
「あーダメだーゆうかりんのおっぱいをちぱちぱしないと死んでしまいそうだー助けてー」ってね!やったね!エンドロール!
ここで必死に乳首的な物を吸いたいですよアピール、口も窄めましょう はかない俺の命を救うためにゆうかりんは肌をあらわに・・・
と思ったんだけどここだけ俺の思い通りにいかないよ ゆうかりんが霜が降りたみたいに冷めた表情をしていらっしゃる
平気でトンボを千切ってシーチキンとか作りそうな目をしてる、俺は禁煙のCMみたいに吸いたい吸いたいって言って催促したら
「そう」ってそれだけ言って俺に手をかけてくれるんだよ 手をかけてくれたというか、かけてくれた場所は俺の首の根っこでさ
両手で首を包み込んで、そしてぎゅーっとするんだ ちょっと待ってよ何これ聞いてない一気に危険信号が鳴り響くんだけど
声も出ないし呼吸もできない カハッとかクエッとかいう残念な声しか出なくてね、身体を震えさせるんだ 脳内酸素が減ってくるのがわかるの
ゆうかりんは「あらあら何か吸えなくて大変そうね?」なんて言いながら無表情で俺の首を押さえる せめて一呼吸吸わせてください
最終的に俺がこの世で見たことも無い様な美しいお花畑に踏み出す一歩手前で勘弁してもらえたんだ 空気、空気美味いよ空気
よいしょってゆうかりんが片手で俺を起こしてね 「あなたって本当に下らない事好きよね、馬鹿みたい」なんて悪態を付くんだ
俺はそれに「ゆうかりんの方が好きだけどね」って言って笑ってやったりね 「馬鹿ね」って言ってまた寝かせられるんだ ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:35:29.78 ID:3IlDGZgn0
11/3
ゆうかりんに厄を着せたい
ゆうかりんに厄を浴びせたい
厄に溺れるゆうかりんを「ハハハ厄いね」なんて笑ってみたい、笑いながらゆっくり助け出してみたい
自分の調子というか「自分を取り巻く運気の流れ」ってのが非常に良くないっていうのは他の誰よりも自分がよくわかるよね
家の鍵は無くすし、タンブラーのフタは締まり切ってなくてコーヒーが漏れるし、包丁は気を付けてても俺の指を傷つけるし
植木鉢は意思を持ったかのように俺の手を離れて自由落下、見事な精度で俺の足の先に思い切り落ちやがったりしてね
何とも腑に落ちない感覚に負けそうになりながらも包丁で切った指をちゅっちゅしてたら横からゆうかりんがひょこっと現れて
「あら、子供っぽさのアピール?」なんて言うんだ そんな余裕はないよ、って笑いながら、口に指を含んだまま答えてやったよ
「天中殺」という言葉もあるけど、幻想郷では一般的に「厄い」と表現されるこの状態 人に言っても「厄いな」なんて言われるだけだよ
そして幻想郷にはその厄を司る神様がいるんだ 妖怪の山のね、ちょっと行って外れたあたりに住んでるとても素敵な神様だよ
変な言い方ではあるけど自分についている厄を引き取ってもらおうと思ってね 一人でえっちらおっちら山を登ってみたんだ
道行く知り合いだの、俺が一人で出かけるとなると微妙に勘ぐって構えてしまうゆうかりんに「ちょっと早い紅葉狩りだよ」なんて言い訳してね
ゆうかりんは「ちょっと早すぎるわよ」って言うかな?それとも「紅葉狩りは私と一緒に行くって約束でしょう」って思うかもしれない
あるいは「狩りと名の付くものは私に任せておきなさい、あなたじゃちょっと役不足だわ」なんて言われちゃったりするかもしれないね
俺はゆうかりんに何か言われる前にとっとと飛び出してね、で今丁度厄神さまにお会いすることができたわけなんだよ
目の前でこれでもかというくらいくるくると回る厄神さま 俺に何をしにきたのか聞くより先に「今日は一人なの?」って言うんだ
俺も一人で行動する事くらいあるんですという意味を込めて素直に頷くよ 納得されたかどうかは不明だけど「ふーん」て返された
そもそも厄だなんて悪い物をどうにかしに行くんだ、そんなところにゆうかりんを連れて行けないよ ゆうかりんは穢れちゃいけない
ゆうかりんは買ったばっかりの食器みたいに曇りひとつ無くてピカピカじゃないといけないんだ そうじゃないと納得しないんだ、主に俺が
そう思って今回は有無を言わさずのお留守番となりましてね、それで早速厄神さまに事情を説明して厄を取ってくれないかとお願いするんだ
厄神さまはくるくるするのを止めてくれなくてね それでも回りながら俺と目をある程度しっかりと見ながら軽くため息を吐くんだよ
「貴方には私より適任なのが居るじゃないの、今すぐ帰って同じことを言ってやりなさい」って言うんだ 俺は何が何だかわからないよ
厄を取ってくれるはずの神様が厄を取ってくれないんだってさ 本末転倒というか、この転び方じゃ入院は必須だねって転倒の仕方だよ
腑に落ちない感覚が取れると思ったら倍になって返ってきました とりあえず表面上のうすっぺらいお礼を言ってとっとと下山する
家に帰るといつものようにゆうかりんが勢いよく飛びかかってきたのでとりあえずそれを必死にいなしつつ、ゆうかりんの目を見て
「ゆうかりん、厄取って」って言ってみた そしたらゆうかりん何をどう聞いたのか「まだちょっと時間が早いわ」なんて返すんだ赤面だよ
まるまるウシウシで事情を説明したらゆうかりんも「そういうことね」って言って一人で納得するし 俺の厄はどうなるの?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:35:40.31 ID:3IlDGZgn0
11/4
ゆうかりんを憎みたい
ゆうかりんを怨みたい
ゆうかりんにギリギリと歯軋りを立てるような感情を持ちたい 犯罪のきっかけになるような薄汚れた感情をね
俺はこの風見幽香とか言う女に随分と迷惑をかけられているんだ、それももうげんなりして嫌になるくらいだよ
何が嫌かってな、こいつは気が付くとそこにいるんだ 常に俺の視界の中にいる そして俺の事をずっと観察したりしていやがる
俺が歩き出せば横を歩くし、椅子に座れば隣に座る 座る椅子を隠したりするとなんと俺の上に座ってきたりするから困る
この女はずっと俺の横に居やがるんだ 俺の意見なんて聞いてるようで最初から聞く耳を持ってないのかもしれない
俺が何をしようとずっと傍に居るんだ 俺が、そうだな、両手をあげて子供みたいに跳ねまわりながら笑ってしまうくらい
嬉しいことがあったとするだろ?そういう時でもこいつは横に居て、俺を嘲け笑うかのように俺のモノマネをしたりだとか
ベタベタと俺の身体に触れてきて、それこそ聖母を気取ったかのように正面から強く抱きしめてきやがったりするんだ
逆に俺が立ち直れないくらいの悲しみに襲われて、そのまま一方的な勝負でKO負けしてしまうような時もあったりするじゃないか
そういう時にこいつは真っ先に涙を見せやがる 普段は強いフリをしているだとか何だとかは俺は知った事では無いのだけども
俺の目から出てくる予定の涙を横取りしやがったようにボロボロと泣きやがるんだ 俺に当てつけるかのようにな
そして俺の後ろから腕を回してきたりな 両腕を俺の腹部に通してぐっと自分の身体を押し付けてくるんだ、離れられないように
とにかくいつもそんな感じなんだ、そんな調子が一日中続く 人に言うと大抵驚かれるモンなんだけど、こいつ、寝る時もなんだぜ
何が寝る時もかって、俺の横に居るのがだよ 時々ニヤニヤしてやがるなと思うと「あなたと一緒じゃないと寝れない」とか言って
俺の反応を見てきたりもしやがる、本当に厄介な存在だよ靴の底にひっついたガムみたいだ 誰かに噛まれた存在の癖によぉ
飯を食ってる時だってそうだ この時ばかりは俺の正面を位置取りやがって、人が食う姿をジッと見てきやがる
いつ難癖付けようかとずっと窺ってるんだろうが これはある意味慣れた気さえしやがる また、風呂に入る時もそんなんだ
俺はもう最後に一人で風呂に入ったかなんて覚えてない、毎回こいつがいるからな 俺にはもう残された一人の時間なんてものはなくて
ごく稀にあるとしたらそれはトイレで用を足している時とかだったりするんだが 少しでも長引くとこいつが騒ぎ出してだな
「おなか痛いの?」とか明らかな偽善を俺にぶつけてきやがるんだ それがたまらなくうざったいからとっとと出る事にしている
で、だ、最近分かった事なんだが、こいつは一生俺に迷惑をかけ続けて生きていくつもりらしい ついこの前、俺の体に圧をかけながら
妙に顔をニヤニヤとさせながら「ずっとこのままでいてね」なんてよく分からない事を言いだしたんだ それが新しい俺に対する制約ならば
俺はもっと色々と自己の規制を強いられる事になるだろう 相手のペースに巻き込まれるのが嫌だったから返事はせずにいたんだが
これから先、ますます酷い迷惑をかけられるのかと思うと身体が自然に身構えてしまうような気さえした たまには俺の事を考えて欲しい
とぼやいたら奴にも聞こえたみたいで だがそれにも「ハイハイ」としか返されなくて 俺はこの調子に嫌になるんだ ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:35:52.70 ID:3IlDGZgn0
11/5
ゆうかりんを起こしたい
気持ちよさそうに寝ているゆうかりんをあえて起こしたい
まさしく眠れる森の美女だねうふふゆうかりんだったらお花に囲まれて寝る姿もとてもお似合いだと思うよ
家に帰ると玄関に茶色のいいつくりのブーツが置いてあってね 俺はああまたアリスさんが遊びに来てるんだなーと思うわけ
きっとこのブーツの口に思いっきり顔を寄せてニオイを嗅いだとしたら俺は幸福を感じる事ができるだろうだとか考えながら
未だにお客さんが来てる時ってどのくらいのテンションで入ればいいのかわからなくてね、自分の家ながら若干おずおずとしながら
「ただいまー」って言って居間に入って行ったよ アリスさんが顔を上げて「おかえりなさい」って言ってくれたんだ、抑揚を付けずに
周りがあまり汚れてない事からアリスさんが自分で淹れたとわかる紅茶とね、後はテーブルにペタッと座っている上海蓬莱
あれ?ゆうかりんは?って思ったらアリスさんが無言でさ、あごでくいってやって向こうを指すんだ 向こうにはソファーがあってね
ソファーを見てみると何かが丸まって置いてあるんだ それは物でも人でもなくて他の何でもなくゆうかりんでね
タオルケットを身体に雑に巻いて、丸まってソファーで寝てるんだ 「眠いんだって」ってアリスさんが解説を挟んでくれたよ
客が来てるのに放置して夢の世界への扉を叩けるゆうかりんの大胆さに半ば感服しながらも理解したよ こういう時はそっと寄ってさ、
こう優しく笑いながらタオルケットをかけ直してやる、みたいな行動したいじゃん? ゆうかりんは芝刈り機に猫を巻き込んだみたいに
しっかりとタオルケットを握り込んでいたのでそんな隙が全然無いんだよ、ある意味ガッカリだね ゆうかりんはゆうかりんで幸せそうにしながら
「ふむふむ」みたいなよくわからない寝言のような鳴き声のようなものを発しててね で、これまたある意味大胆なアリスさんはお茶を飲むだけだし
上海蓬莱はときたまゆうかりんの枕元まで飛び寄って、ドキドキしながらゆうかりんの寝顔を覗いてみたりなんかしているんだ
とりあえず俺はアリスさんのお向かいに座りつつ、なんかごめんなさいね的な謝り方をするんだ なんだか失礼をしている気がしてね
でもアリスさんは「別にいいのよ、そんなに深く考えなくても」なんて言って適当に笑ってくれる 俺も落ち着いて少し時間が経ってね、
お菓子なんか作って出した方がいいかなって考えたりするんだけどもそれより先にアリスさんが口を開くんだよ
「二人で話すのなんて随分久しぶりじゃない?」なんて 随分というと?って返したらあまり似合わない考えるふりをしてね、そしてから
サラリと「下手したら初めて会った時以来かもしれないわね」って言うんだ ふんふんと聞きつつもぜんぜん理解できていない俺に
アリスさんは気付いたようでね、わざとらしくカップの中をクルクルしながら「貴方が幻想郷で初めて会ったのは私だと思うのだけど」って
言い出すんだ そういえばそうだった気がする、魔法の森で丸腰で倒れていた俺を介抱してくれたのはアリスさんだったっけね
あの節はお世話になりましたなんて仰々しく頭を下げてみたら「別にそんなつもりじゃないわ」って突き返されたりね 忘れかけていたことを
いろいろ話をしたりして楽しんでね その後で思い出したように「そろそろ起こしてやったら?貴方が来るまで寝るつもりらしいわよ」って言われてね
身体を揺すってやってゆうかりん起きてーってやると子猫みたいに目を擦りながらゆうかりんが目覚めるんだ おはようって声をかけると
寝ぼけて「あ・・・?うん、おはよぉ」なんて返すゆうかりん あー畜生かわいいな、かわいいからもう一回寝かせてみようかな?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:10.50 ID:3IlDGZgn0
11/6
ゆうかりんに触れたい
ゆうかりんに触りたい
もし、ゆうかりんが許すのであったなら、ゆうかりんの身体の全てに触れてみたい 
ゆうかりんの身体を我が物にしてやっているという感覚を味わいながら、本人も中々触れないであろうところ、
例えば膝の裏なんかを執拗に触ってみたい 一通り触り終わったら舐めてみたい、きっとゆうかりん味がするんだろうね!
思ったんだけど、ゆうかりんは俺に触られるのが嫌なんじゃないかな 例えばね、ゆうかりんは俺と並んで歩いているとき
絶対に手は繋いでくれないんだ 手を繋ごうとしてもぞもぞっとする事はあるんだけどもゆうかりんに厳しくされてしまって
「手癖が悪いわね、誰に似たのかしら?」なんて言われちゃうんだ だからと言って手を繋ごうって言っても向こうを向いて
「また今度ね」だなんて至って普通な返しををされてしまうしね もしかしたらこういうのがいいかなと思って、今度は手を伸ばして
ゆうかりんの腰を寄せるような感じでね、こう手をかけてみようと思ったんだけど 今度はゆうかりんに身体ごと逃げられてね
ちょっと離れて俺をキツい目で見て「いやらしい」なんて言ってくるんだ、ショックだよ俺がなんだかシコ猿みたいじゃないか
でもゆうかりんが嫌がっても俺に触れられるのは嫌と思っているわけじゃないみたいでね ゆうかりんにはゆうかりんのやり方があるの
それはこうだよ 俺がだらんと垂らした腕にゆうかりんが抱きつくんだ ぎゅーって抱きつくの、両腕を絡ませて身体を押し付けて
思いっきりぎゅーって力をかけるんだ、普通のベラベラの人間だったら骨だけ残して肉と皮がスポーンと抜けてしまうくらいの力をね
つまり最初から俺に主導権は無いんだ、「ゆうかりんが俺に触る」って感じだからね ゆうかりんはこれが非常に気に入ってるみたいでね
「あなたの一部の自由を奪ってるってのがいい」っていうんだ よくわからないけどゆうかりんが喜んでくれるんなら何でもいいよ
お散歩なんかは絶対にこの体勢だよ、右手に日傘とかバッグとか、で左手というか左腕はゆうかりんに使われます
時々行きたくない方向なんかがあると思いっきり引っ張ったりしちゃって 俺の関節をダメにしたいのかなんて思わされちゃうんだ
あとこの格好には大事な意味があるらしいよ それは「独占」だって したり顔で言うゆうかりんだけどちょっと意味がわからなかったから
聞き返してみたんだ 一瞬呆れた顔をしたけども俺にわかりやすいように説明し直してくれるゆうかりん、なんでも、この体勢だったら
誰が誰のモノだかってのが一目でわかるからいいんだって へへん!って胸を張って言うんだけどさ、ちょっとだけ突っ込みどころがあるよ
まるで「俺がゆうかりんのモノ」みたいな言い方だけどそれは間違いだよ 「ゆうかりんが俺のモノ」なんだよこれには異議有りだね
そしたらゆうかりん、しーっと目を細めて俺を見てさ、「まあ、それでも、いいけど」なんて言うんだ 口をモゴモゴしながらね
それならよかったよ にしても「ゆうかりんは俺のモノ」だって表すにはちょっと物足りないのかなとも思ってしまったんだ 新しい方法は無いかな、
って考えてね、思い付きでおんぶでもしてお散歩してみる?なんて言ったら今度は怒ったふうな顔になって「恥ずかしい!」って言われてしまった
ゆうかりんにも羞恥心があったのか、なんてだいぶ失礼な事を思いながら謝るよ でも「おんぶより抱っこがいい」とか言っちゃうの
「あなたの顔が見れる方がいい」ってぽつりと言うの、俺にはそっちの方が恥ずかしい気がするんだけどなぁ ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:23.61 ID:3IlDGZgn0
11/7
ゆうかりんと恋愛したい
ゆうかりんと普通の恋愛がしたい
赤くも無く青くも無い、甘くも苦くも無いような道端に転がってるような恋愛がしたい
あのすてきなかたは花が好きだと風のうわさで聞いたから 小さくて綺麗な花をわざわざ見つけて摘んで行ったのに
「花を折るなんて随分酷い事を平気でする方なのね」なんて言われて追い返されてしまってガックリと肩を落として帰ったり
ショックから立ち直ってそれどころか諦めが開き直りを誘発させて、その花を子供の頃に読んだ本の手順の通りにやって
押し花の栞を作ってみたりして ある時本を読んでる時にゆうかりんが興味を持ったみたいで出来の悪い栞について聞かれて
これこれこういうわけだと説明してあげたら「悪くないんじゃない?」なんて遠まわしな褒められ方をして少し嬉しかったりしたりしてね
最初は歩く姿を目の端でとらえただけだったんだ だけど俺はすぐ吸い付けられるように振り向いてね、いや俺は別におかしくないよ
何故他の男は振り返らないんだろうなんて思いながらゆうかりんの方を勢いよく向いたらなんとゆうかりんもこっちを見てたりしてね
これはついさっきまで居ないと思っていた神が俺に与えた人生最大のチャンスだだとか下らない事を考えながら何か言おうとするんだけど
口からはボロボロのビスケットみたいな意味の無い言葉しか出てこないし、ゆうかりんは俺を変な奴だと思ってそのまま歩き去っちゃうし
「出会いなんてどれも些細な物よ、大事の前の小事みたいな?」とは後の彼女の弁であってね 微妙に的を射ているようないないような
一週間ぐらい自分の部屋の中をグルグル回って悩んで悩んで それから勇気を出して映画に誘う一言をぶつける事に成功したりしちゃって
「映画?そうね、面白いのならいいかな」なんて言われた瞬間に咆哮しながらガッツポーズしたら近所の人が見に来たりして
ゆうかりんの趣味を俺なりに必死に考え抜いて一本の映画を選んでね 待ち合わせの時間を思いっきり忘れたりしたから
ずっと駅前のベンチで待ってたりして そしたらゆうかりんも案外早く着ちゃったりして 聞いてみると「待ち合わせの時間忘れた」とか言ってて
んで二人で映画なんて見ちゃったりするの 最初から最後まで柔らかい物を棒で突くような何の変哲もない映画だったんだけど
正直な所全然面白くなくてさ それでも映画を見終わったわけだし気の利いた一言でも言わないといけないような気に勝手になって
「いい映画だったね」なんて言っちゃうんだ、語尾に「?」が付くようなイントネーションでね そしたらゆうかりんは逆に俺に
「面白かった?」なんて聞いてきてさ 俺の顔をじーっと見ながら聞いてきてさ どういう意味なのか理解できないまま無駄に俺は圧迫されて
んで、正直に「ホントは、あんまり」みたいな言葉を返すんだよ そしたらこれまた何故かゆうかりんの顔がぱあっとなって
「やっぱり?正直何が面白いのかさっぱりわからなかった」なんて言いだすんだよ おかしいよね 妙に嬉しそうに言うゆうかりんを見てると
俺もなんだか和まされてしまってね、勝手に背負ってた肩の荷が山の向こうに投げ捨てられた気持ちになってなんとなくラクになるの
その後ゆうかりんと何をするわけでも無く思いつくままの方向に歩いたりだとか、足が疲れたら目についたカフェに入ってみたりだとかして
赤いのがおいしそうなお菓子を前にしたゆうかりんに「案外退屈じゃなかったからまた誘ってくれてもいいんだけど」とか目を見ずに言われたりして
また吼えてガッツポーズしたら今度は店内だから店員や他の客全員にガン見されたりね そういうのもいいかもね?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:37.35 ID:3IlDGZgn0
11/8
ゆうかりんと考えたい
ゆうかりんと深く考えたい
「十分な理由の法則」というものがあります 法則って付いてるのに別に初見でさじを投げるような難しい話じゃなくてね
「全ての物事は、十分な理由無しにはない」というだけの、簡単だけど微妙に奥が深そうに見えるただのお話だよ
難しい事を難しく考えるような学問をしていた昔の人が仰々しく堂々と述べた法則だよ 古本屋で買った本に書いてあったんだ
ゆうかりんに得意顔でそんな話をしてやるんだけどさ、俺の膝枕がそんなに気に入ったのかはたまた逆で気に入らないのか、
半分くらいしか聞いていなかったみたいで「あまり難しい話をすると学が無いのがバレるわよ」なんて酷い返し方をするんだ
バレるってなんだか嫌な響きだけどもゆうかりんの頭をあぐらかいた腿の上に乗せているだけのこの状態で誰にバレるっていうのか
ゆうかりんにはもうバレてるようなモンだからあまり気損ねしないというか 俺とゆうかりんだしそこまで深く考えないと言うかね
適当に頭なんか撫でてあげようかなぁなんて思ってるとゆうかりんが俺の脚をぐいぐいって押してくるんだ、痛いくらいに
何かと思ったら「ちょっと高すぎる」なんてね、図々しくもこの子は膝枕の高さを調整しようとしているようで
俺はハイハイなんて言いながらちょっとだけ体制を変えて、ゆうかりんの頭を真ん中に収めて抱きかかえるような体制になるの
ぶすっと「寝づらい」なんて言うゆうかりんにそんなことないでしょって言ってあげて、そして頭を好きに撫でまわしてやる
さて話をカタブツを気取った方の話に戻すとね ゆうかりんが今この体勢になってるのもいろんな理由の要素が絡んでるからなんだよって
言ってやる それは「ゆうかりんが俺を枕にして寝ようとしていたから」だとか「俺が体勢を変えたから」だったりもするけど
もっともっと遡っていくと、それは「ゆうかりんが俺と一緒にいるから」とか、「俺がゆうかりんと一緒に居たいと思っているから」になるんだ
ここらへんでゆうかりんがね、野良猫みたいに身体をぴくっとさせて俺の話を聞き始めるの 聞き耳を立てるゆうかりんも可愛らしい
まだまだ遡っていくと、最終的には自分の存在を簡単に通り越すんだ 自分がこの世に生まれて来てるからだとかそういうのをね
透明な矢印でスコーンと抜けていって、今度は俺にもゆうかりんにも予想の付かない何か壮大なものが持つ理由に移っていくんだよ
「よくわからないわ」ってゆうかりんが言う そうかな、って返したら「何が言いたいのかさっぱりだわ」って突き返されてしまう
それに対して俺は満面の笑みで「ゆうかりんがゆうかりんでいてくれたから、って事だよ」って言ってやる ああゆうかりんでよかった!
そしたらゆうかりん、俺の腕の中で身体をもぞもぞっとさせて俺の表情を確認してね、その後妙に恥ずかしそうに前を見つめるんだ 
その後にちょっとだけ考えるようなフリをしてね、んで口を開いたと思ったら「やっぱりわからないけど、あなたのせいよ」って言うんだ
「『あなただから』じゃなくて『あなたのせい』よ、あなたがそんな事言いださなかったら、こんな事考えなかったのに」って
ほっぺを少しぷくっとして言うんだ 一変して俺のせいにされちゃったよ、ゆうかりんに向けられた理由が全部俺に来たのかな?
それは理性の世界でゆうかりんの肩を持ってる事になるね、俺にはとても喜ばしくてそして嬉しい事だよ ゆうかりんと一緒だからね
にしても「こんな事」ってどんな事?って聞いたら無言でわき腹を抓られちゃった 電撃が走ったよ!これ痛い!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:47.20 ID:3IlDGZgn0
11/9
ゆうかりんと食べたい
ゆうかりんと野菜をおいしく食べたい
小鍋を見つめながらじっくりコトコトやってる俺にゆうかりんが「何してるのー」なんて言いながらくっ付いてきてね
自分を見ろと言わんばかりに俺に自己主張してくるんです 火を使ってるから危ないよなんて言っても離れないの
今日のお昼はバーニャカウダってのを作ってみようと思って頑張ってみてるんだ お外の遠い所の料理だよ
何それ?ってゆうかりんに即答にも近い聞き返され方をして、なんと説明をしようかちょっと迷ったんだけども
言葉で説明するよりもモノを見せた方がいいかなぁと思いまた視線を小鍋に戻す、と思わせといてゆうかりんに雑誌を渡すよ
眼鏡の店主が居るリサイクルショップみたいなところで拾った外の世界の雑誌だよ 主婦とかが暇潰しに見るような奴ね
無言でパラパラとめくり始めるゆうかりんに後ろの方だよ、って言ってあげると言われたとおりに今度は後ろからめくり始める
ちっちゃい料理コーナーにレシピが書いてあるのさ と言っても大変な事は無くてね、材料もちょっとしか無いわけだし
オリーブオイルには拘ってるからウチで作るのもあるし買ったのもあるしだから困らないよ 他の材料も買いそろえた
野菜は我が家で獲れたのを使うよ お茄子なんかもいいかな?と思ってちょっと多めに獲ってあるよ ゆうかりんが読む雑誌に
「お野菜がおいしく食べられます!」みたいな、まるで野菜がおいしくないんじゃないかって思わせるような文字が書いてあって
ゆうかりんは「なんか変よね」とか言うんだ 俺も素直に同意しておくよ 「それとも何でもおいしく食べられる魔法の料理かしら?」って
子供みたいに言いながら雑誌をぽーいって投げ捨ててね、また俺にベタベタしてくるんだ ゆうかりん、モノは大切にね、って
言ってやるんだけどもゆうかりんは聞く耳持たず 「あなた以外は壊れてもいいし壊してもいいでしょ」なんていつもの言いぶりだよ
壊すのは吸血鬼に任せなさいって言って俺はまた小鍋に視線を戻す と言ってももうだいぶアンチョビが馴染んだので
かき回さなくてもいいかもしれない、つまり完成って奴だよ あとはいい時間になったらこれに温野菜を付けて食べるんだよ
「おいしくなさそうな色ね」なんて言うゆうかりん 色で答えちゃいけないよ、ゲテモノほど美味いって言うじゃないかゲテモノじゃないけど
バーニャカウダっていうのは温かいソースという意味のなんとかかんとか地方の言葉でつまるところ云々ってうんちくを披露するんだけど
ゆうかりんはそれを右から左に華麗に河の流れのように舟符するんだ じっと茶色の液体を眺めていたゆうかりんだけど
何を思ったか俺を手招きしてね いや手招きされてもすぐ横に居るんだけどね なあに?って言ったらいきなり手と手を絡めてきてね
指先の官能小説だね まごまごする俺の指先を圧倒するように指をくにくにって上手く動かして、文字通り完全に手中に収める
そうしてね、俺の右手を持って小鍋に寄っていくんだ ゆうかりんのやる事だもん、俺には大体理解できたよ 理解できたけどさ
理解できても止められない事があってね いや俺もば・・・やめろ!!みたいな事は言うんだけど辞めてもらえなくて
「味見よ」なんて言いながらゆうかりんが俺の指をソースに浸すんだ 指先だから猫舌とか関係ないんだけど熱いよ酷く熱い
そのまま杜王町の殺人鬼みたいに手を舐められてね 「よくわからない」って言われたりね おいしくないのかな?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:48.19 ID:ihF9JeQ10
来たか・・・・

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:56.81 ID:XWXVZiuP0
うおっ!

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:36:57.50 ID:3IlDGZgn0
11/10
ゆうかりんとこたつを出したい
ゆうかりんと寒さに備えたい
こたつを「おこた」って呼ぶのがかわいいねゆうかりん しっかりマークしたいねこれは保護観察対象だね
いつの冬でも「まだ、まだ耐えられる」って思って頑張るんだけども寒いものは寒くてね 特に足先が冷たくて
ゆうかりんが寒いと元気が出ないって言いだして身近で一番温かいもの=俺から離れなくなるんだよ 足先を俺にくっつけるの
あぐらをかいて座ってる俺のお腹に足を当ててきてね 足をこっちに向けるわけだから色々チラッと見えて行儀が悪いよって言うんだけど
どこ吹く風でね、都合の悪い事はオーラソウルスルーで 俺の服の下に足をもぐりこませてきたりすると冷たくて身体がビクンってなるよ
かと言って俺の足先をゆうかりんのお腹に押し当てるわけにもいかないじゃないか お腹を冷やすと良い子を産めなくなる
というわけで今年も満を持してのこたつの登場だよ 物置からガラガラと酷い音を立てながら引っ張り出してきました
早く早くって俺を急かすゆうかりん それならゆうかりんはこたつ用のお布団を持ってきてって言うんだけど
^^ω?みたいな顔しやがるの ゆうかりんの動かざること山葡萄の如く、畜生そんな顔したって駄目だぞまあ結局俺が出した
早速熱を入れてやると「おこた〜」って言ってゆうかりんがおみあしを突っ込むんだ ここで本当の事を言うと俺はこたつが嫌いだよ
確かに暖房器具としては優れているというかそういう部分は認めるんだけどさ ここで薄情してしまうと、俺には寝取られ属性が無い
ゆうかりん、このこたつって野郎と寝て気持ちよさそうにするじゃん、そしてコイツはそんなゆうかりんを俺に見せつけてくるじゃん
表情が溶けたマシュマロみたいになっていくゆうかりんの痴態をただ俺は指を咥えて眺めてるしかないんだよ くやしいよね
俺にできる事は、うとうととゴールデンスランバーモード突入したゆうかりんに「こたつで寝ると風邪引いちゃうよ」って言うくらいだよ
ゆうかりんはと言うと、もう早速こたつに食べられるみたいでね、こたつのふとんにすっぽり身体を入れてしまっていてね
手前のところにぽこんと頭が出てるくらいなんだよ すげえ満足そうな顔でね、こんな妖怪だったら夜道で出会っても問題ないって顔
そんな顔を傾かせてクッションに突っ込んでてね、完全で瀟洒な冬眠の準備だよ 何が完璧かって俺の取り入る隙が無い事でね
もう寝たかなと思って俺も足をこたつに入れるんだけどね 意識の結界を張り巡らせていたゆうかりんがそれを早急に感知して
足先でえいえいってやって俺の足を追い出しちゃうんだ、困ったね 入れない事を確認した後、「ゆうかりん、俺寒いんだけど」って
言うんだけどゆうかりんからの返事は「知ってるー」とだけで、この問題に対する明確な対策とかは採られてなく採る予定も無く
挙句の果てにうわ言みたいにミカンは無いのかとかうるさく聞いてきたりしてね どうしようか困ったので、ゆうかりんが寝ているクッションを
サッと取り上げてその位置に俺が座るんだよ いつもの体勢さ、座ってる俺の脚を枕にゆうかりんがお昼寝する時の体勢と一緒
寝てた子が俺の膝なんかをてちてち叩いて「冷たい」って言うんだけど俺は温かいんだなこれが ゆうかりんのほっぺから出る熱がね
冷えた俺の身体に染み入りやがるの だから有無を言わせないように小動物みたいに頭なんか撫でてやって無理やり黙らせてね
こういう時だけこれならまだいいかな、こたつもまだ捨てたモンじゃないかななんて思うのさ 今日も寒いね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:37:01.97 ID:hMuUyzWRP ?DIA(113228) 株主優待
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グランドプリーストのかなりの攻撃
MP269使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (465/1000)


14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:37:02.15 ID:VrejolRBP ?PLT(76110) 株主優待
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まほうつかいたんのつよめの攻撃
MP394使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/1000)
こうかは ばつぐんだ!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは3回目のダメージを受けた (450/1000)
追加攻撃!! さらにこのスレは4回目のダメージを受けた (460/1000)


15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/01(水) 19:37:04.13 ID:s8nSPF3aP ?2BP(2539)
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見習い戦士のふつうの攻撃
MP273使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 925)
このスレは9回目のダメージを受けた (1075/1000)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは10回目のダメージを受けた (1225/1000)
このスレは・・・

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