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年が明けてもいつも通りに風見幽香さんを愛し続けてみた

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:16:01.60 ID:Ypcutt0y0
1/1
ゆうかりんと新年を迎えたい
ゆうかりんと初詣に行きたい
新年あけましておめでとうございます 新しい年が幻想郷にやってきても相変わらずゆうかりんは可愛らしい
いつもの目に痛い赤色のお洋服じゃなくて淡い青色の和服を着て俺の横にちょこんと座るゆうかりん
初詣に行くから俺も和装になれと言うの 俺は面倒だからと言って嫌がる素振りで存分にアピールするんだけど
「私が着せるから」なんて言ってゆうかりんが中々折れてくれなくて最終的にスースーする和服で向かいました
雪も雨も無い恐ろしい程の晴天、こんな素敵な日に正月を迎えられるなんてなんて演技が良い って庭の花達がそう言ってる
路面が凍って滑らなければどこへも行きやすいね とりあえず毎年お世話になってる博麗神社さんに向かいます、腕を組んで
とことこ歩いて行くと まあ予想通り行列なんかは見当たらなくて、いつも通りの酒飲んだりお茶飲んだりする博麗神社だよ
それでも霊夢さんの身なりはいつもよりしっかりしてる様でね、あんまり普段は見せてくれないような笑顔で頭を下げてくれる
「天気がいいから客が多い」ってさ 「よかったわね」ってゆうかりんも笑って、お財布からお金を出してやって鐘をガランガラン
どのタイミングで入れるのかは正直分からないから適当だよ まあゆうかりんが正しいと思うタイミングならそれが一番だよね
オシリス神みたいにガッシリ手を合わせたゆうかりんが小声でもにょもにょっと何か言ったから、お願い事かな?って思って
何をお願いしたのか聞いてみたら「あなたが変な女に引っかからないように、病気にならないように、もっと私を見てくれるように」だってさ
思わず「願い過ぎだよ」って言ったんだ ゆうかりんは「正月くらいいいじゃないの」って免罪符を見せつけるように言うんだ
さてさて初詣だしおみくじでも引こうと思ったんだけどさ、霊夢さんが妙なベクトルへのイタズラ心を働かせたみたいで
おみくじのところに「おみくじ百円、ただし既婚者は二千円」って張り紙がしてあるのよ なんだか嬉しそうにニヤつく博麗の巫女
性格に言うとまだまだソロプレイ中ですキリッっていう言い訳もできるけどここは空気を読んでやめておいてね、敗北した気持ちで
仕方なく財布から札を二枚出そうとしたんだけどさ、ゆうかりんに寸での所で止められて「おみくじは山の神社でいいじゃない」って言われるの
逆転勝利って奴だね ちょっと待ってポーズをしている赤い巫女さんを置いて俺とゆうかりんはいったん帰って妖怪の山の神社へも行くの
山の上の神社では緑色の巫女さんニコニコして迎えてくれてね、ちゃんとお賽銭を投げいれた後におみくじをしたい旨を伝えると
数種類あるおみくじを丁寧に全て説明してくれてね、それどころか「恋愛運ならこちらがよろしいかと」って言って俺とゆうかりんにピッタリそうな
おみくじを選んで薦めてくれたんだ 良くできた巫女さんだね、こりゃあ人や妖怪に人気が出そうだよ ゆうかりんも納得したようで
お金を払った後、二人で一緒に一つの紙を摘みあげて開いてみるんだ 真ん中に鎮座しておられる「小吉」の文字はあえて無視してね
恋愛運のところを見ると「焦るのは良くない。長い年月が必要。」とか書いてあってさ どういう事だろうねって顔を見合わせて笑うんだ
ゆうかりんはなんだか嬉しそうに、そして満足そうにしてる 俺も覚悟でも決める時が来たのかなと思って勝手に身構えたりするよ
あとは無病息災の御守りをゆうかりんにぎゅっと握らされて、お神酒を飲んだりとかで終わったよ 今年もよろしくね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふ

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:16:49.52 ID:UuFRbnCo0
またお前か

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:16:53.27 ID:Ypcutt0y0
1/2
ゆうかりんに書きたい
ゆうかりんに年賀状を書きたい
差出人の所を書かずに出す年賀状はテロみたいなものだね 新年早々テロ、ひどい展開だ
主に住所不定レティさんとかが使う手法だったりする 美しい風景と一言二言しか書かれてないんだよね
宛て先がわからないからこっちとしては年賀状を書いて出せない訳で、毎回何だか申し訳ない気がするんだよ
新年になったらやる事と言ったらやっぱり年賀状回りだと思うんだ と言っても便利な郵便のシステムがあるわけじゃなくて
人里から一歩先に進んだ、どちらかというと妖怪の住む地域に住んでる俺とゆうかりんには送りものは届かない
個人充ての郵便がまとめられる人里の組合みたいなところがあるんだけどそこまでわざわざ取りに行かないといけないの
ゆうかりんを家に置いて、一人でぶらりと歩いて年賀状を取りに行くよ ある程度の厚さがある年賀状の束を受け取ってね、
あー人妖問わず色々来てるなぁなんて思いながらのんびり眺めながらまたぽくぽく歩いて帰るのさ
返ったら返ったで「そんなの興味ないね」みたいな顔してるゆうかりんに束を渡してやるの 一応目は通すべきだよ
こたつに半身を突っ込んだままのゆうかりんは一枚一枚表と裏を眺めて、そして適当に指でぴんって弾いてどっかにやるの
俺が「そろえておいてね」って言うまでずっとマジシャンの自己主張みたいに弾いてクルクルっと回転させながらどっかにやっててね
言われた後は、その後のは普通に置くようになるんだけど今まで飛ばした分は別に回収しないの ゆうかりんらしいね
俺はふと思うんだよ、親しい人からの「俺とゆうかりん宛ての年賀状」はあるし、里の人からの「俺宛の年賀状」もある
だけど「ゆうかりん単体に宛てられた年賀状」っていうのが見当たらないんだよなぁ そりゃあ確かにゆうかりんは怖いトコもあるし
俺とくっつく前はある程度ふらりふらりと花を見回って暮らしてきたところもあるんだけどさ、それだって何百年も前の話だよ
これはちょっといけないと俺は早速余った年賀状と筆ペンを用意して作業に取り掛かります ゆうかりんから見たら
「来た年賀状をすぐ返す、嫌に真面目な男」に映ってるみたいでさ、こたつの方で「そういうのいいからこっち来なさい」なんて
突き刺すようで、また片方は甘えるような声を上げるんだよ でも今の俺は残酷だからそういう申請をオーラソウルスルーしてね
俺は必死に書きあげるよ ゆうかりんが機嫌悪くしちゃうのが一番いけないから、しっかりやりつつも迅速に仕上げてね
何食わぬ顔を装って「ゆうかりん、年賀状」って言ってゆうかりんに渡すんだよ 俺の手からゆうかりんの手に渡る年賀状
俺もゆうかりんの横に座ってこたつに足を突っ込んでやってニコニコしながらゆうかりんの横顔を至近距離で見つめるよ
宛て名にゆうかりんの名前、差出人に俺の名前、裏面には新年のあいさつと、なんとなくそれっぽい鏡餅の絵
ゆうかりんは少し困ったような顔をした後ね、「どっちも同じ住所じゃない・・・」なんて言って俺に年賀状を突き返すの
少し目を細めてね 「いいじゃん、しまっておくからね」って言うと「待って、まだ見せて」って言って俺の手からひったくって
舐めまわすように見るんだよ 「あなたって無駄な事好きよね」って言われちゃった ゆうかりんの方が好きだけどね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:17:06.44 ID:kt+iokrk0
結論

にとりあいしてる

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:17:35.22 ID:Ypcutt0y0
1/3
ゆうかりんと決めたい
ゆうかりんと今年の目標を決めたい
何年かかっても達成できなさそうなのは良くない、かと言って簡単すぎても一年間張り合いが無い
こうさ、二人で力を合わせてやっとこさギリギリで達成できるような目標がいいよね 良くできた目標さ
「ざまあみやがれ・・・やはり俺とゆうかりんの方が一枚上手だったな・・・フッ」みたいな少年漫画みたいな目標さ
俺が小学校の頃使ってたお習字セットを勝手に引きずり出してきて「なんか臭い」なんて言いながら勝手に広げるゆうかりん
半紙だの文鎮だのそれっぽい道具も準備して 今年の目標を紙に書こうと言う事らしいです 俺はゆうかりんに
「ゆうかりんって割と形から入るタイプだよね」なんて言うんだ 「誰でもそういうものよ」って返すゆうかりんの白いシャツや
赤いチェックのスカートが墨で汚れてしまうといけないから俺は上に何かいらない服でも羽織ることを提案するんだ
あるいは脱ぐとか、とも思ったけどそういう単語を使うとゆうかりんからの風当たりがまた一層厳しいものになりそうだから自重
そう提案したら真っ先に俺の服持ってくるゆうかりんは何なんだろう あれもしかして既に俺警戒されてる?
俺の表情を見てから「冗談よ」って言うんだけど普通に俺の部屋着を羽織ってお習字するつもりだったでしょ怒らないから言いなさい
太い筆が一個しかないのでゆうかりんのサポートに回ろうと思う ゆうかりんの横で座って色々と支えてあげるんだ
そこで思うんだけどさ、去年一年の目標って何だっけ? 思い出そうとしてみても頭の中に花が咲いてくれなくて
ゆうかりんに聞いてみるんだけどさ、どうやらゆうかりんもすっかりすっきり忘れてたみたいで 「んー」って言った後
「去年一年は平和に過ごせたんだからいいじゃない」って言うんだ 全くその通りでございます、ゆうかりんはいつでも正しいね
さてゆうかりんが呼吸を正して無駄にマジメな眼になってね 半紙と向かって一騎打ちするんだ わざとなのかは知らないけど
無駄にヂャプヂャプして墨汁を飛び散らかすように付けた後、一息で文字を書ききるんだ 作業用のエプロンでも着させてあげれば
よかったかなと思いつつ、満足そうな顔をするゆうかりんが掲げる今年の目標を見るよ 少し擦れた文字で書かれたそれは
「今年の目標:枯らさない」ってのなんだけど いやね、どういう事なのかパッと見でわからないよね ゆうかりんに聞き返すんだけど
俺が物分り悪いらしくて「そのまんまの意味よ」なんて言われてしまって ますます意味合いが煙に巻かれてしまうんだよ
「よくわからないけど俺が頑張ればいいのかな?」って言うんだけどそれは違うらしくてね 鼻の頭をちょんと指で突かれて
「私も頑張るからね」って言われてしまうのさ なんだか心が温かくなるよね、まあその指先に墨汁が付いててさ、
あとでお風呂に入る時に鏡を見るまで俺の鼻に黒い点が付いてるのに気付かないっていう展開だったんだけどね まったくもう!
そのよくわからない目標は、よく乾かされた後に目につくようにとカレンダーの横に画鋲で止められることになりました
ゆうかりんがたびたび「枯らしちゃダメよ」って言ってくるのがなんとなく目に浮かぶなぁって思うよ きっとそうなるだろうね
とりあえずは俺も目標に忠実に生きて行こうと思うところだね、水でも飲むよ え?そうじゃない?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:18:16.88 ID:Ypcutt0y0
1/4
ゆうかりんと寝たい
ゆうかりんとのんびり寝て正月を過ごしたい
この時期になると全国でこたつに軟禁される事件が発生する頃です 幻想郷でもまたしかり
そして我が家でもまたしかりだよ 俺とゆうかりんがこたつに食われて離れられなくなってしまったの
こたつの中はあったかでぽかぽかだし、ゆうかりんの素足が入ってるしで俺にとっては福袋みたいなもんだよ
ただ、ゆうかりんの足先に俺の足でちょんと触れるとゆうかりんがくすぐったそうにして蹴ってくるんだよ
その蹴る威力がアレなんだよね、ドゴォォって感じで危なっかしい そういうのはそうだな、サッカーに生かしなさい
ゆうかりんも俺も寝っころがってね 点けてはいるんだけど何をやってるのかわからないテレビを見たり見なかったり
のんびりしながら正月特有のまったりしてべっとりした空気を楽しむんだよ 正月ってこういうものだよね
こたつの上にはみかんが乗ってるの ゆうかりんが顔書いて指に差して遊んで、一分くらいで飽きて放置されたみかん
後で食べるって言いながら数時間は経ってるからそろそろ俺が処理しないとね 柑橘類は苦手なんだけどしょうがないよね
向こうで音の出るやかんがピーピー鳴ってね、ああそうだお茶飲みたいからお湯を沸かしてたんだって気づくの
こたつの向こう側から「あなたーやかんー」ってゆうかりんの声がするの 「ゆうかりんやってー」って言うんだけど
身体をもじもじさせてイヤイヤアピールをされるんだ 向こうの子もなかなか折れてくれなくてね、最終的に向こう側から
「お茶飲めないとあなたのこと嫌いになっちゃうかも」みたいな最終決戦奥義を出されてしまって俺の2R目4秒KO負けだよ
その間に台所の方ではピーピーがヒィィ゙ーイ゙ヤ゙ァービィィィーみたいな切羽詰まった音になっててだね 間一髪のところで止めるんだ
お正月用という訳ではないけど少しばかりいいお茶っ葉を買ったからいつもは飲まない緑茶なんか楽しんでみたりね
猫舌な俺じゃ飲めないくらいに熱くしてゆうかりんの目の前にピンクの湯呑を置く、そうするとゆうかりんがゆっくりもぞもぞ動いて
ほっこりした表情でお茶を飲み始めるんだ でも飲むのは自分の湯呑じゃなくてね、少しだるそうに腕を伸ばして
俺の目の前にある水色の湯呑をつかんでそれを飲むんだ 少し飲んでふーってため息を吐いて、その後元の位置に戻す
自分が口をつけた部分が俺の前になるようにクルッと回して置くんだ その後自分の湯呑でちょっとずつ飲むの
目を細めて笑いながらね 俺は熱いのを冷ますように置いたままふーふーってするんだけどね、ゆうかりんが「汚くないわよ」って
言うんだよ、「そうじゃないよ」って返して俺はまたふーふーするの そこでふと思い立つ、温泉とか行きたいなって
ゆうかりんに勢いよく温泉行こう!って言うんだよ ゆうかりんはちょっと悩んだフリして「いいかもね」って言ってくれるんだけど
「年明けて間もないからもしかしたら運営してないかも」とも言うんだ 確かにズボラな人とか妖怪ばっかりだからその可能性もあるね
寒い時こそ温泉だろうがーなんて孤高でグルメみたいな感想を言いながら、しかたないのでまたこたつに足を入れたまま横になる
「寝正月だね」って言ったら「去年も同じ事言ってたわよ」って返されるんだ そういうものかな?そういうものだよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:18:28.46 ID:B4KoXkHl0
これ見ないと一ヶ月が始まった気がしない

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:18:58.51 ID:Ypcutt0y0
1/5
ゆうかりんとしたい
ゆうかりんと初めてをしたい
どっちも初めてな事を、焦りながら言葉を噛みながらギクシャクしながら二人で初めてにお別れを告げたい
「大丈夫、私大丈夫だから」みたいな台詞を聞くまでテンションを空回りさせて失敗し続けるみたいな、みたいな
さて ゆうかりんがおもむろにキスをしてくるわけだよ それも唐突にさ、朝でもない夜でもない時間に不意打ちにね
名前を呼ばれて振り返ったら口と口が優しく触れ合うわけよ でね、ゆうかりんが嬉しそうな顔して後ろで手を組みながら
「今年初めてのキス」って言うんだよ 半分くらい正月気分が抜けていた俺は改めて2011年を思い知らされるわけだね
でも少し待って欲しい 今年初めてのキスであるはずがないよ だって今年初めては今年になってからすぐしたじゃないか
2011年が俺とゆうかりんと包んで、お互いになんだか初々しい新年の挨拶を交わした後に、まあ恥ずかしい話なんだけど
なんともゆうかりんが愛おしくなってそのまま顔を寄せて、ね たいていの場合新年はこんなものだからいいっちゃいいんだけど
その事を言ったら「あれは『あなたがした』最初のキスでしょ?今のは私がやったの」って言われてね、舌をべっと出して
俺の唇に人差し指でちょんと触れるんだ そういうの大事なの、って聞いたら「大事なのよ」って言ってたから大事らしいよ
つまりはゆうかりんに「奪われた」って事だね 奪ったり奪い返されたり、今年も一年こんな感じなんだろうか 平和で結構
この後はいつも通りというかいつもの正月通りのんびり過ごしてたんだけど ゆうかりんったら何かにつけて「初」って言うの
「初笑いね」だとかね、若い力が漲るような見た事無い芸人さんの面白く無いテレビを見ながら言ったり そんなゆうかりんの横顔を見て
ゆうかりんはいつも笑顔じゃないか、それも違うよ、って言うんだよ 今度は「あなたには風情が無いわね」って言われてちょっとショック
さてさて正月なのに玄関のチャイムが鳴ってね そして勝手に誰かが入ってくる音が聞こえるんだよ リビングの戸も開けられて
「あけましておめでとー」なんて言いながらなかなかの図々しさを引っ提げてレティさんの登場です 満面の笑みでね
ゆうかりんは新年の挨拶を返すよりも早く「寒いから閉めて!」なんて言うの そう言うから逆に閉めないで放置されるんだよ
戸を閉めに立って、そしてレティさんに去年までのお礼と新年のご挨拶をする 年賀状の事も言うよ、ありがたいけど宛て名が無いって
レティさんは「そういうものよ」ってさっき誰かから聞いたような台詞を言って、こたつに入ってるゆうかりんのところへ行くんだ
俺はお茶の準備をすることにするよ あとはお正月だからお正月らしい何かがあるといいよね 俺が食わない分お餅をあげたり
「新年なのに手ぶらでやってくるなんて、野良妖怪は失礼なものね」なんてゆうかりんがキツい口調で非難するんだけど
その言いぶりを予測してましたとばかりに微笑んだレティさん、「そう思ってお年玉を用意してあるの」って言って指を指すんだよ
窓の外をね もしやと思ってカーテンのレースを引いて外を見るとね やってくれましたとばかりにギンギラ銀世界だよ
雪かきしたばっかりの家の前の道にも白菜がまるまる埋まるくらいのしっかりした雪がね 露骨にガッカリする俺とゆうかりん
そしてすべてを知った上で、という表情で笑うレティさん お年玉は嬉しいものだとばかり思ってたよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:19:03.33 ID:C6Xi5LEn0
5か月ぶりに立ち会えた

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:19:44.89 ID:Ypcutt0y0
1/6
ゆうかりんとデートしたい
ゆうかりんと仲良くデートしたい
デートっていうのは誘うところが大事なんだよ それが全てと言っても過言じゃないくらい
でもゆうかりんったら「寒いから嫌」の一言で俺を突っぱねて、またこたつと戯れる時間に戻ってしまうんだ
誘い出そうとする俺の勇気は一瞬で遠い空の向こうにいってしまった ゆうかりんは時々残酷で無常なんだよ
俺は今猛烈にデートがしたいの、ゆうかりんとにちゃにちゃクチャクチャとくっつきながら練り歩いたり
歩いたと思ったらゆうかりんの瞳をガン見し始めたり形に残らないとっておきのプレゼントを用意したりしたいんだよ
「綺麗な夜景ね」って言葉を引き出すのに成功したら 「ゆうかりん(の今日つけてる下着)の方がもっと綺麗だよ」って言いたいの
それなのに、それなのにゆうかりんときたらもう いつもの服にもこもこしたどてらを着込んでこたつにすっぽり
このまま「今は時期じゃない、買い時はきっとくる」とか言い出しそう 俺だけハイテンションで空回りするのはシャクなので
空回りにゆうかりんを引きずり込む方向に進むとするよ ゆうかりんの横に座って「いいや、ここでデートする」って言うよ
何かよくわからない事を言いだした俺にゆうかりんが聞き直すの、ゆっくりね そこで俺はピッタリな単語を思いついたので
さっそく導入だよ、「室内デート」だとここに宣言します ゆうかりんはなんだか夕方の小学校教師みたいな顔になって
「まあいいんじゃないの」なんて褒めてるんだかどうなんだかわからない発言をするんだよ 読んでいた誰かの自伝小説を
しおりを挟んでぱたんと閉じて少し座る位置を変えるの 俺にぴったりくっつくように横に座りなおすんだよ
俺はまず自分の左手でゆうかりんの右手をしっかり捉える ちょっと冷たいゆうかりんの手としっかり組み合わさるように
自分の指を上手く使ってガッチリと手を繋ぐんだ ゆうかりんが説明を欲しそうな顔をしたので「デートだから手も繋ぐよね」って
言ってやる、すると納得したようで何も言わず頷いてくれるんだ 手を繋いだまま、こんどはゆうかりんの顔を正面から捉える
ゆうかりんの瞳を覗き込むと、奥の奥でゆうかりんも俺の事を見ているみたいでね ずっと目と目で見詰め合って
こたつに座りながら、適当に寄りかかりながら時の流れを感じるの デートってゆうかりんと見詰め合う遊びの事だよね
そのままなんとなくゆうかりんの髪なんかに手を伸ばしちゃったりして 櫛で優しく梳くようにゆうかりんの髪の感触を楽しむの
勝手に盛り上がってきたよデートっぽくなってきたね 何かそう、気の利いた歯の浮きかねないようなセリフを言おうと思って
でも夜じゃないから夜景っていう単語が使えなくてね、俺は「綺麗な風景だね」って言うんだ窓の外を見てね 窓の向こう側は
どっかの誰かさんの悪戯により雪がガッツリ降り積もっているものの、溶ければその下には俺とゆうかりんの庭が広がってる
ゆうかりんは「あなたと私が作った景色よ」って言うの、なんとなく心地よさそうな、どこか誇らしそうな横顔を俺に見せてね
あとはそうだな、デートだからこうちゅっちゅもしたいじゃないか 人目をはばかるようにして、でもどこか逆に見せつけるようにして
でも室内デートだから人目が無いよね、だから好きなようにできるじゃないか ゆうかりんのほっぺにちゅっ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふ

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:20:27.97 ID:Ypcutt0y0
1/7
ゆうかりんに飼われたい
ゆうかりんの犬になりたい
もしもわたしがいぬになったらあなたのおうちでかわれたい
犬になるっていうのはある意味男のロマンだよね 完全に屈服した証、プライドとかそのへんにポイ捨てだよ
犬になってゆうかりんの傍にずっとくっついていたい 人間の俺よりも犬の俺の方が「じゃれつく」っていうのが上手そう
酷い言い方だけど「合法的にじゃれつく」っていう名目が使えるから愛玩動物ってのは便利だね 羨ましい限りだよ
ゆうかりんの犬になって、赤い首輪をつけて飼われたい 三日三晩寝ないで(と主張してるのは本人だけ)必死に考えた名前を
プレゼントされちゃって犬の俺もわんわんお!状態 ゆうかりんの周りをぴょんぴょんしたりするんだよ
犬になったらゆうかりんといっぱい遊べるよね でも俺が犬になってもあんまり良くできた犬にはなれなさそうな気がする
フリスビーってあるじゃん、原っぱに立って、向こうの方にそれーって言ってゆうかりんが勢いよく投げるんだよ
犬の俺に取って来させるつもりなんだろうね フリスビーは綺麗な軌道を描いて向こうに飛んで行って、小さくなるの
肝心の俺はというとゆうかりんの横でしゃがみこみながら「フリスビー良く飛ぶね」みたいな顔しながらだらしなく舌を出して
ハッハッハッて呼吸を荒くしてるの ゆうかりんは頭を押さえるよ、「直感で理解しなさいよ直感で」なんて言ってため息を吐くの
犬の躾っていうのは大事だよね、躾というか教育というか、色々教えてやる事は大切なの ゆうかりんは諦めて、
一旦自分でフリスビーを拾ってきた後に日本語が通じるかどうかわからない俺にイチから説明してくれるんだ
フリスビーを投げて、それを口でぱくってする、ゆうかりんの元に戻る、ゆうかりんに褒めてもらう という一連の流れをね
俺が「そんくらいできるよ」みたいな鳴き方をするとゆうかりんが少しイラッとした顔を見せながら作り笑いしてくれて
「次上手くやらなかったらご飯抜きだからね」って言って、またフリスビーを上手に投げるんだ でも今度の俺は一味違うよ
身体で風を感じながら颯爽とフリスビーの横を走って行って、高度が低くなってきたところを見事に口でキャッチ ゆうかりんも喜ぶよ
でもさっきご飯抜きだとかなんとかって言われたのが頭に残っててね、そのままゆうかりんの所に戻らないで留まって
その場でフリスビーをがじがじするんだ がじがじ、固い肉だと言わんばかりにがじがじだよ ゆうかりんは遠くでまたため息さ
こんな「このバカイヌといわないで」みたいな生活を続けて行きたい ゆうかりんが昼寝してたらだらんと垂れている手の先を
一心不乱にペロペロペロペロしてやって、目がぽやぽやしたゆうかりんに「寝かせなさいよぉ」なんて言われて抱きかかえられて
そのまま膝に乗せてもらったりとかね ご飯を食べる時はちゃんと「待て」の指示に従って、ゆうかりんがいいって言ったら食べるの
お風呂は苦手だけどゆうかりんと一緒だったら大丈夫だよ ゆうかりんに全部洗わせるなんてすごく贅沢だよね
夜ももちろんゆうかりんと寝るの ゆうかりんの布団に勝手にもぞもぞと入って行っても怒られないもんね、犬の特権
こんな犬の生活なんていいなあとか思っちゃうのです 猫とはまた違った良さがあるね!俺犬になりたい!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:21:14.72 ID:Ypcutt0y0
1/8
ゆうかりんに心配されたい
ゆうかりんに常に気に留められていたい
不運と言う他ないよ、ただの事故なんだ 遠くの声に振り向いた萃香さんの角が俺の顔面をかすめただけなんだ
本当に運が無かっただけ、角の先が俺の両目を横にひと撫でしたんだ それだけで俺は光を失ってしまってさ
その時はね、思ったより痛くないんだよね 瞳の水分が抜けるだけだと適当にふんぞり返ってたんだけどさ
どうも視力が回復しなくて だからその前に、宴会の時に遠くで見た、イヤイヤお酒を飲まされてるゆうかりんが俺の中の最後
その姿を焼きつけるのが精一杯だった 今でもゆうかりんは横に居てくれるんだけどさ、残念ながら見えないんだ、視認できない
初めに現実に直面した時に言った言葉は今でも覚えてる 「怒らないで」だったよ 暗闇なんだけど、なんとなくでゆうかりんの方を向いて
そして怒らないでって言ったの こうさ、やっぱり目に頼ってるんだなぁっても思わせられるんだよ 俺の身体がガクンとなるのは
ゆうかりんが俺の襟元を掴んでベッドに勢い良く倒したんだな、っていちいち考えないとわからないんだ 見えたら一発なのに
怒らないで、って言葉には色々意味が含まれてるよ 萃香さんはわざとじゃないから怒らないでくれ、だとかね
勝手に怪我して勝手にゆうかりんを見れなくなった俺を許して欲しいっていう自分勝手な願いも込められた言葉なんだよ
首のところを締め上げる力がぐっと強くなってね、ゆうかりんが何か言うの 「ふざけないで、だって、あなた・・・」
「ゆうかりんからは俺が見えてるんだからいいじゃないか」 その言葉の次を言わせないために俺が先に蓋をするよ
かっこつけてゆうかりんの頭にぽんと手を置いて、優しくなだめるように動かしたかったんだけどさ ゆうかりんの頭の位置がよくわからなくて
俺の右手は空を切るんだよね こういう時に妙な悲しさを実感するんだ 結局のところ自分からもぞもぞとゆうかりんに抱きつくように
身体を動かして、身体全体を使ってゆうかりんの場所を確かめて、そして抱きついてやるんだ 身体全体を使えばゆうかりんが見れる
その日から生活は一変したよ 具体的に言うと俺がやれる家事ってのが何一つなくなってね 俺はずっとのんびり生活なんだ
ゆうかりんの口数は俺に対しては多かったんだけどそれの倍以上になってさ 乾燥させないように絶え間なく水をかけるような、
そんな感じでガンガン話しかけてくれるんだ 本も読めないしテレビも半分しか楽しめない俺を飽きさせないようにだってさ、優しいね
向こうからまた声がするの 「あなた、今お洗濯終わるから待っててね!」ってね さっきまで俺の青色のシャツがどうだのこうだのって
話してたのにもう終わるのかな、ゆうかりんは行動が早いななんて思うのさ 見えなくなってからわかる世界っていうのもあるんだね
新しくわかる世界を理解しようとするあまり俺の手を引いて何にでも触らせてくれるゆうかりんに 「お外に遊びに行ってもいいんだよ」って
言うんだけど そういう時だけ反応は帰ってこないの ゆうかりんが、そういう時だけ止まっちゃうんだ どんな顔をしているのかな
ある程度分かっていてそんな言葉を言う俺も俺 悪いとかそういう事じゃなくて、なんだかんだで余裕あるじゃんって事だね
あと目が見えなくなると鼻が敏感になるね、犬みたいになれるよ 心の芯から優しくなれるお花畑のような匂い、これがゆうかりん
視力が無いから何だってんだ、そんなもので失われる幸せじゃないよ ゆうかりんが傍に居てくれるなら、ね!ゆうかりん!
うふふふ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:21:59.45 ID:Ypcutt0y0
1/9
ゆうかりんに止められたい
ゆうかりんに寸止めされたい
最初はキスから始まるんだよ でも始まるっていう言い方もおかしいんだ、ずっとキスばっかりしてるからね
なんていうか口元寂しいんだと思うよ、俺もそういう気持ちはなんとなくわかる ちっちゃい頃は爪ばっか噛んでたから
そんな感じで今宵も夜は深まってまいります よく天狗の新聞記者とかに聞かれるんだけど、どっちがリードするかとか決まってないの
ゆうかりんのご機嫌任せって言ったら80%は正解だろうね いいことあった日とかはゆうかりんが積極的にしてくれたりする
今日もたぶんいい日だったんだろうね、いい日というか恋愛モノの心温まる映画を一緒に見ただけではあるんだけど
ねぷねぷキスしながらゆうかりんが俺をゆっくりベッドに押し倒してね 肌の上で手のひらを動かしまわるんだよ
器用に下の服なんかも脱がしちゃってね 久しぶりに口を離したかと思ったら「いい子にしてるのよ」とか言っちゃって
そのまま俺の、既に怒髪天状態のマラビンビンを軽く撫でてくれるの いやね、この甘い刺激さ、そりゃあよく「見知ったもの」ではあるけど
未だ一向に慣れないんだよ だから今でも男なのに生娘みたいな反応をしてしまうの びくんびくんってね、正直なんです
そういう所を見てゆうかりんが「かわいい」って言うんだ 恥ずかしいけども抗えないし抗う気の無い自分がいるんだよ
どうやら唇には磁石か何かがついてるようでね、慣れた手つきで俺のをこしゅこしゅしながらゆうかりんとまたキスだよ
添い寝するような優しい体勢でキス、手はマラビンビンに 完全に主導権握られる時って大抵こういうパターンになる気がする
俺がゆうかりんのふくよかな双丘に手を伸ばそうとしたりしても「まだ」って言われちゃうんだよ 完全に受け身になるの
だから俺は舌と唇の動きに全てを集中するんだけどさ、ゆうかりんの手は俺の集中を下腹部に移そうとしてくるわけじゃん
「弱いトコは全部知ってるんだから」って嬉しそうに言うゆうかりんのハンドジョブ、甘い痺れを俺全体に伝わせてね
俺はもうこらえきれなくなってゆうかりんに言うんだ また口を離してね、もう果てそうだって 限界到来、ホワイトアウトしそう
「もう出る?もうダメ?」って聞きながらうゆかりんが手を早くするから俺は目を瞑って首をタテに振るしかなくなるじゃん
このままゆうかりんに身を任せて一度目の6秒間を迎えようと思ったんだけどさ ここから先の展開が予想通りの予想外でさ
「そう、じゃあここまでね」って言って手をぱっと離されるんだよワケがわからない そのまんまの意味で放置されて呆ける俺
ゆうかりんは上から俺の顔を見てにこやかに笑ってるの 苦しいのは俺と俺の半身、あと数秒で達せたというのに
見せつけるように自分の服を着直してさ、「聞こえなかったの?明日も早いんだから、今日はこれでおしまいね」って言うの
先端から出る情けない透明な液体を垂らしながら俺はただ茫然とするだけ ゆうかりんは俺に「自分でするのもダメよ」って言って
俺の横で布団をかぶって向こうを向いてしまった なんというか完全にゆうかりんに手玉に取られているよ、イエスノーすらない
どうにもこうにも行かなくなって、仕方ないから俺も服を着直してゆうかりんの布団にもぞもぞと入り込んで身体を寄せたんだ
耳元でゆうかりんが「明日も同じ事してあげる」って囁くのが怖くて怖くて 内側から変えられるのってこういう気分かな!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:22:43.34 ID:Ypcutt0y0
1/10
ゆうかりんを取りたい
ゆうかりん成分を摂取したい
思いっきりゆうかりん成分を鼻から吸い込んで身体中を駆け巡らせたい 俺に力が満ちるの
息を吐き出すのがもったいないからそのまま口を閉じっぱなしにして、ゆうかりん成分が満ちたままの状態を保ちたい
さて、ゆうかりん、ふと気が付くと何か食べてるの しかも大抵甘い物をだよ ゆうかりん甘い物がすごく好きなの
飴ちゃんだとかクリームなんたらだとかそういうのが好きみたい 紅茶にも砂糖と合成甘味料を両方ドバドバ入れるしね
それなのに何故だか全然太らない 妖怪っていうのは食べても太らないんだろうか、ゆうかりんはオールウェイズモデルいけます
しかしね、なんだかすごくおいしそうに食べるんだよ、ゆうかりんほっこり そりゃあ食われたお菓子の側も本望だろうね
ゆうかりんが何やらほっぺを膨らませてもにゅもにゅと飴を舐めてるの こたつの上には破かれた甘味処の包みがあって
嬉しそうにニコニコしながら舐めてるの 俺のすぐ真横からふんわりと甘い香りが漂ってきてね、なんだか俺も興味を惹かれる
思い立ったままにそのまま横を向いて、ゆうかりんのほっぺをぺろっと舐めてやるんだよ なんとなく甘い気がしたよ
ゆうかりんは「ひゃんっ」って言って俺から少しだけ離れるんだ まじまじと俺の顔を、それこそ舐めるように見返して
「・・・あげないわよ」って言うんだ 別に無理やり奪おうってんじゃないよゆうかりんってば俺を何だと思ってるんだうふふふ
ゆうかりんって甘い物好きだよね、って言ってみる そんなに食べると牛になっちゃうよ?って牽制してみたりね
そしたら「私が牛になったらあなたを思いっきり突き飛ばせる理由ができるわね」とか言っちゃうの うしゆうかりんこわい
太らない理由については「グリコーゲンローディングって知ってる?」って返ってくる 「知らないわよね」って言葉も続けてね
内容を説明してもらってもよくわからなかったんだけど、結局のところ「人間よりも活発な身体活動をするからその分栄養が必要」
みたいな話だったんだと思う、きっとそういう事だよ 空を飛んだりお花を咲かせたり俺の相手をしたりするのもタダじゃないってことだね
だから甘い物は大切なんだってさ、飴でほっぺを膨らませながらゆうかりんが優しく教えてくれました 明日には忘れそうだけど
「白玉楼のアレとかも甘い物ばっかり食べてるイメージない?」って言われたから少し考えてみる、そうかもしれない
だけどあれは亡霊さんだよ妖怪じゃないよって言ったら「あなたから見たら同じようなものでしょ」って言われた、それもそうかもしれない
口の中の飴が無くなったみたいでね、きょろきょろとこたつの上を見回すんだよ でももう買い置きしてたみかんすら無くなってね
なんとなく口元が寂しくなったんだろうね、ゆうかりんが不満そうな顔するの で、そこで何かを思いついたような顔つきになってさ、
俺の右手をスッと取って、人差し指を口に含むの いきなりのことでびっくりだよ、ゆうかりん汚いよ!って言うんだけど
「汚くない」ってもごもごしたまま言われて ゆうかりんの口に中程まで咥えられてしまうんだよ ゆうかりんの中は温かくて
なんだかすごく悪い事してる気分になるんだ 舌先でちゅるちゅるってされて人差し指をくすぐられるの、少し経って口を離して
「あなたも甘いわね」って笑いながら言うんだ、そしてまた口に含まれちゃうんだ たぶんゆうかりんの方が甘いよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:23:27.82 ID:Ypcutt0y0
1/11
ゆうかりんと隠れたい
ゆうかりんとかくれんぼしたい
二人でかくれんぼしても、俺がゆうかりんの匂いをたどって行けば一発で見つけちゃう気がするんだよね
ゲームとして成立しないよね でも逆に「まだ見つけられないフリ」をして「ゆうかりんどこー」って言いながらウロウロして
ゆうかりんの出方を窺うだとかそういう楽しみ方もできるのかもしれない 無限の可能性を持つゆうかりんだね
おやつの時間のちょっと前に、いきなり「かくれんぼしましょ」って言ってくるゆうかりん かくれんぼなんて子供の遊びだよね
いきなりかくれんぼがしたくなるなんてゆうかりんもまだまだ子供なのかな?なんて言って頬を指でこしょこしょと撫でてやると
それっぽいような反応をするんだ まんざらでもないのかな、それとも何か隠された意味があったりするんだろうか
どうやら俺がオニだという事は最初から決まってたみたいでね、「10、いや15秒経ったら探していいからね」って言って
「早く目を閉じて数を数えろ」とばかりに急かすんだよ 何だこの新しく買ったペットみたいなゆうかりん可愛いぞコイツ
お望みどおりに自分で自分の視界を塞いで数を数え降ろすと、ゆうかりんが爽快な足音を立てて向こうに行くのが聞こえるの
目を閉じた瞬間にゾングナックル食らわされるとかいう類のイタズラじゃないらしくてある意味安心する 俺も失礼な奴だねうふふ
15秒なんてすぐに数え終わるよね ゆうかりんの事を考えていたらそれこそ一瞬のうちに過ぎ去ってしまう時間だよ
もうちょっとで数え終わるな、家じゅうゆうかりんを探し回ってやるぞ、なんて思ってるんだ そしてその後に
「隠れる範囲を限定していない事」に気付いて少し不安になったりもするんだけどそれはそれでいいや、どこまでも探しに行くしね
そこでだよ、いきなり何か大きな音がしてね、それと同時にゆうかりんが「きゃっ」て言う声が向こうから聞こえるんだよ
何かドカドカとモノの倒れる音もね 音が鳴ったのは洗面所とかトイレとかお風呂の方 ゆうかりんの身に何かあったのかと
俺は急いで家の中を駆けていくんだよ 家の中だからすぐ被災地にも辿りつけてね トイレのドアが開いててさ、
トイレットペーパーがごろごろと転がり出ていてね、そしてその中にゆうかりんも変な体勢で転げてるんだ 少しえっちい体勢さ
かくれんぼとか忘れて「どうしたの!ゆうかりん大丈夫!」って言う俺に、妙に恥ずかしそうにしながら「見つけるの早い・・・」って言うゆうかりん
詳しく話を聞いてみると、ゆうかりん、トイレの上にあるちょっとしたスペースに今まで気が付かなかったらしいの 自分が気づかなかったんだから
俺も気づかないんじゃないかと思って、かくれんぼでそこに隠れる遊びを思いついたんだって 自分が見つからなければ俺は不安がって
オロオロして名前を呼びまわって探してくれるんじゃないかと思ったんだって 「こ、子供の発想」ってつい口に出してしまったよ
そして案の定バランスを崩して転げ落ちてしまった、と 幸いな事にゆうかりんに怪我は無かったからそこは安心だよ
まあなんだ、何が言いたいかというと「下らない遊びはやめなさい」と言う事だね 体勢を直してぺたんと座るゆうかりんも
恥ずかしそうに「そうする・・・」って言うんだ なんだろうゆうかりん遊び足りないんだろうか、だとしたら俺が満足させられてない訳かな悲しい
夏が来たら向日葵畑で思いっきりかくれんぼしてみてもいいかもね 見つけられなくて泣くハメにさえならなければね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:24:09.98 ID:Ypcutt0y0
1/12
ゆうかりんを寝取りたい
ゆうかりんといけない関係に興奮したい
すごいプレイを思いついたんだよ 俺じゃなくてもちろんゆうかりんがね ゆうかりんがすごいって言うんだから
それはもうスゲーナスゴイデスよりすごいのかもしれない 目を輝かせたゆうかりんが次に何を言うのかと思うと
俺もなんだか子供のようにワクワクするような、またその一方でちょっとばかり不安が見え隠れしてビクビクしてしまうような
いやだって「男の子でも潮吹きできるんだって」って言い聞かせながら何時間もタートルヘッドを中心にゴシゴシされた時には
流石に男性機能としての危機を感じたよ あれは近年ベスト3には確実に入る残酷なプレイだったね、もう絶対嫌
今回ゆうかりんが提案するのは「NTR」だってさ これ「寝取られ」の略称なんだってね俺最近知ったんだよ
ちなみに最近知ったのはゆうかりんも同じね、きっと仕入れた知識をすぐに使いたい小学生みたいな気分なんだと思うの
寝取られも何も、俺は他の輩にゆうかりんを許すつもりなんて毛ほども無いし、他の子と関係を持つつもりも無い
それに何だか不安 だからこのお話は単なる興味という範囲で抑えておいたらいいんじゃないかってゆうかりんに提案するんだけども
ゆうかりんは「そうじゃない」って言って断固として軫念を曲げようとしないの 俺はますます不安だよ、全くこの子ったらもう
そういう話になると不安になって泣きついちゃうのはいつもゆうかりんだと言うのに、今度は俺が泣かないといけないのかもしれない
とりあえずゆうかりんに言われるがままに行動するよ と言っても命令は今のところひとつだけ、「ベッドで寝ろ」ということ
ゆうかりんは今日は一緒に寝てくれないらしい、俺が寝るのを確認する前にあまり音を立てないで寝室から出て行くんだ
何が起こるのかわからないまま取り残された俺は結局寝てしまいそうになるんだよ そりゃあベッドは寝るところだし今は夜だしね
うつらうつらと夢の世界への扉が開かれようとしている時に異変は起こるよ 誰かがもぞりと布団に入ってくるんだよ
俺の耳元で「じっとしてるのよ」って言って優しく笑うの、そして服に手をかける 声から息遣いから仕草から誰だかわかるけど
ちょっと予想外だったのは、それが「髪が長い方のゆうかりん」だった事 少しいつもと違った雰囲気を見せる分身後のゆうかりん
気付いた時はちょっとびっくりしたよ、十八番の分身殺法だね じゃあいつものゆうかりん、もう片方のゆうかりんは?と思って見回したら
寝室のドアが少しだけ開いてる事に気付くの その向こうで短い髪の方のゆうかりんが隠れるようにしてベッドの方を見てるんだ
大体理解できたよ、理解できたらできたでなんともチープで可笑しくて、そしてどこか可愛らしい発想だなって笑ってしまうよ
その後は髪の長いゆうかりんが上になってわざと乱れるようにして数回戦 ドアの向こうのゆうかりんは涙目でこっちを見るんだよ
うーんこれ寝取り寝取られの類なのかなぁ?って結局のところわからないんだけど まあゆうかりんが楽しそうだからいいかとも思うよ
一通り終わって眠りについたらゆうかりんはもう一人に戻ってました ゆうかりんに「結局面白かったの?」って聞いたら
「よくわからなかった」だってさ、いろんな意味でちょっと難しかったみたいだね 一つ大きく伸びをした後に俺の方を向いて
「二人で責めた方がカワイイ反応してくれそう」なんて言うんだよ ああもう俺にかかる負担も二倍って事だね、勘弁だよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふ

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:25:02.47 ID:Ypcutt0y0
1/13
ゆうかりんを倒したい
ゆうかりんをやっつけたい
「強い妖怪」っていうのは幻想郷ではかなり上位のステータスとして扱われる、っていうのをゆうかりんから学びました
露骨なほど「チカラ」は重要だからね 弱肉強食が根底にある妖怪社会だもの、やっぱり他より強いことは圧倒的有利
「強い妖怪の肝を喰うと力が増す」っていう嘘みたいな本当みたいな突撃お宅の晩御飯みたいな話も聞くしね でも結局噂だろう
いったい誰がこんな噂を流したんだろうね?って横のゆうかりんに言ったら「私だったりして」なんて返ってきたり
まさかとは思いつつ横を見ると、まんざらでもなさそうな顔をして笑う自称最強の妖怪さん やりかねない、やりかねないよ
たびたび「ここまで強いと暇なのよ」とか言っちゃったりする子だから本当にやってるかもしれない 全く、お茶目なんだから!
今日も今日とて散歩中、長い長いマフラーを二人でぐるぐる巻きにしてまたそこらへんを歩き回っているところ
寒くても散歩は散歩だからね 定期的にゆうかりんと散歩しないとなんだか日常が物足りなくてダルくなってしまうよ
熱いくらいの豚汁はあるのに七味唐辛子が無いようなそんな物足りなさ 散歩は心身両方の健康にいいんだよ
そんな時だよ 無言で何かが飛び出してきてさ、すごい勢いでこっちに飛んでくるんだよ 一瞬の間の出来事だったの
瞬きしていいのかわからないくらいの速度の何か、ギリギリでそれがさっきまで話してたような「挑戦者」だと理解するんだよ
ゆうかりんに打ち勝とうとする名も知れてない幻想郷に存在する一匹の妖怪だね 何か爪のようなものを伸ばしてさ
思い切りゆうかりんの顔を狙ってきたんだよ 俺はとっさに「危ない!」って叫んでね、ゆうかりんをどんって押したんだよ
誤算だったのはこの瞬間だね いやあ馬鹿だね、なんていうかロングマフラーっていうのは手枷足枷みたいなモンだね
ゆうかりんを押したのはいいけどマフラーで繋がってるからね、爪の延長線上には今度は俺の頭がコンニチワだよ
冷や汗すら流れない あのT字路は右が正解だったのかぁなんて妙にゆっくり流れる時間の中で考えさせられるんだ
これはだめかもわからんね、って心の中で呟いた時、間一髪のところでゆうかりんが片手で日傘をなんとも上手に操るの
体勢を崩しながらも俺を引っ張って爪を空振らせて、そして相手の顔面に思い切り傘の腹だよ 心地よいカウンターヒットの音がする
さっき飛んできたのに今度は思い切り相手が飛んで行ってね、俺とゆうかりんの間に間が開くんだよ 無駄に張り詰めた空気でね
俺を小脇に抱えるようにしたゆうかりんはビシッと相手に傘を構えて「私の首を獲りたいなら一人の所を狙うのね」って怖く言い放つの
相手は舌打ちした後、また木々に隠れて去って行ったよ 一瞬だったけどすごい怖かったです ゆうかりんはけろりとした表情に戻って
「今度はあっち行きましょ」なんて言ってマフラーを俺と自分の首にぐるぐる巻き直して、また手をぎゅっとして歩き出すんだ かなわないね
という訳で冬の木々を眺める健全なお散歩に戻ったんだけどさ、ふと悪い事を思いついて、ゆうかりんの頭をべしっと叩いてみる
「痛っ」って言ってゆうかりんは当たった押さえて俺を見るよ 頭に?のマークをいくつも浮かべてね、何が起きたかわからない顔だね
俺は素直に「魔が差した、ごめんね」って謝るの そしたら「変な人ね、いつもだけど」って言われてしまった 俺変じゃないよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふ

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:26:08.72 ID:Ypcutt0y0
1/14
ゆうかりんで遊びたい
ゆうかりんの身体を使って遊びたい
一つ新しい遊びを思いついた訳で 一度頭に浮かんでからはなかなか離れなくて、どうしてもやりたくなってしまって
ちょいちょいと手招きしてゆうかりんを呼ぶんだ 「なーにー?」なんて初めから気の抜けた安物のコーラみたいな声が聞こえて
そしてゆうかりんが思惑通りこっちへ来るの 感のいい人や妖怪だったらニヤニヤして手をワキワキさせてる俺を警戒すべきだよね
でも警戒のケの字も見られないみたい、のほほんとした柔らかい表情をしたまま、俺の前までやってきてね
「何?何かくれるの?」と言いたげなソワソワ感を演出するの 毎回思うけどこれが「人間友好度:最悪」なのかよ俺信じないぞ
というわけで実践だよ 速さが大事なのでピオリムとか使っておくといいかもしれない、ゆうかりんのシャツの真ん中に手をかけて
光の速さでボタンを外して割る様にバッと開くよ 露わになった絹のような肌と、「これ以上いけないよ」と言いたげな黒の胸部用下着
神々が望んだその谷間に俺は右手を軽く握って押し付けて「ゆうかりんマウスパッド!」って叫ぶんだ ミッショーン!コーンプリィィト!
ここまでがさっきまでの、俺が行動に至るまでの話です そしてここからが今の話 今俺はフローリングにおねんねしているところ
ご都合主義の植物の蔓が俺の身体を締め上げるように縛ってね、ソファーに腰掛けるゆうかりんの前に寝かせられてる
怖い目で、腕と足を組んで俺を見下ろすゆうかりん 「冬でもコレ出せたんだね」って言ってカラカラ笑うんだけど無視されるの
ニヤニヤする俺を見てゆうかりんが舌打ちする、そうすると一段階ギアが入るように俺の身体がぎゅっと締められるんだよ痛い痛いよ
股関節と、脇の下と、首にかかった部分がギュウッってなって苦しいの でものた打ち回ることもできなくて、俺は変な声を出すだけ
滅多に鳴かないキリンの泣き声みたいな声を聞いたゆうかりんは「そうじゃないでしょ、何か言う事あるんじゃない?」って
怖い顔のまま俺に吐き捨ててね 俺は「柔らかかった」って跳ね返すように言い放つの きっと手首は疲れ知らずだね、って感じ
ゆうかりんが立ちあがってサッカーボールを向こうの山まで蹴り飛ばすようなモーションに入ったからそこからガン謝りに入るよ
首から上だけジタバタしながら触りたかったのおおおおやりたかったのおおおおって泣きながら叫ぶよ ごめんなさいゆうかりん
一通り涙を流して謝り終えたところでゆうかりんがようやく許してくれるの ため息を吐いて、ようやく組んだ腕を崩してくれてね
指パッチンで合図をして植物の蔓を解いてくれてね、そのまま床と壁の継ぎ目あたりにしゅるしゅると引っ込んで行くの
プッチンプリンをプッチンするのに失敗した時みたいな顔だよ その顔で「いきなりあんなことされても困るんだからね?」って言われたよ
どうしてもこの遊びには突貫性が必要だったんだけどな、ゆうかりんがそう言うならしょうがないよ 商品化も不可能みたいだね
こういう事をする場合には時間とムードを考える事と、服を乱暴に扱わない事を約束させられてようやく俺の解放だよ 負け戦だった
でも心は負けてないよ俺はゆうかりんマウスパッドをやりきった 公開なんて微塵もしてないよ そうなるといつものマウスパッドが
いきなりショボく見えるようになって困るね ニダーランマウスパッドは所詮オマケみたいなものだった やっぱりゆうかりんの方がいい
振り返ってゆうかりんを見るとどうやら察されたみたいで、目をキッとして睨まれるんだ やらない!やらないよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:26:55.01 ID:l4jmuIELO
また君か
もう一月過ぎたんだな

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:26:55.61 ID:Ypcutt0y0
1/15
ゆうかりんを宥めたい
ゆうかりんを必死に宥めたい
家を出てから仕事中、帰路について玄関の前に着くまではゆうかりんの事だけを考えてるよ
最近動きが悪くなったこの玄関のドアを開けたら、またいつものようにゆうかりんが「おかえりっ」て言って
エドモンド本田みたいに俺に飛びついて来るんだろうなぁって思うの 俺もそれをセービングで受け止めて抱きしめ返す
これがいつもの流れ、自分で言うのも変だけどすごく微笑ましいと思うんだよ、人前じゃゆうかりんあんな顔しないしね
俺も帰ってすぐに身体中でゆうかりん成分を補充できるからとても助かってます ゆうかりん成分はいくらあっても困らない
というわけでドアを開けるよ 先の空間に「ただいまー」って言うのが先か、向こうからゆうかりんがやってくるのが先かだね
今回は俺の方が先だったみたいだよ何かに熱中してたのかな 俺の声が響き渡った後に向こうでどたばたと音がしてね
リビングと廊下を繋ぐ引き戸が開いてゆうかりんの顔が見えるの、散歩の時間を待ってた子犬みたいな顔のゆうかりん
毎日毎回やってるともはや俺の方も余裕が出てくるもので、図々しくも手を開いてゆうかりんを受け止める体勢にもなれるの
ゆうかりんがスリッパをぱたぱた言わせながら「おかえりなさいっ」って言ってこっちに駆けてくるんだ でもここでアクシデント発生
「おかえr」あたりまで言い終えて、ゆうかりんが俺の目の前で盛大に転倒するんだ もうね、ズコーってだよ、ズコーって
足がもつれたのか地底産の独特の柄の絨毯が悪さしたのかわからないけどゆうかりんが思いっきりヘッドスライディング
そのままズサササってなりながら間抜けなポーズで俺の傍までやってくるんだよ 止まってうつ伏せの状態のまま動かないゆうかりん
どう反応するか迷ってしまう俺、「あーあ、お前のせいだよ」って罪悪感が俺の心の中で話しかけてくるんだ、したり顔でね
靴を脱いで傍まで近寄って「ゆうかりん大丈夫?」って言って起こしてあげようとするんだよ でも直前でばっ、て自分で起き上がる
おでことか鼻のあたまとかが赤くなってるの、そして涙目のゆうかりんが口をへの字に曲げてプルプルと小刻みに震えてるの
そして、絶妙のタイミングでやってきた憤りをどこにぶつければいいのかわからなかったんだろうね、手をグーにして
俺の胸元をどんどんって叩くの 「〜〜!」って声にならない声を上げながらね 内臓の潰れそうな痛みを必死に押し堪えながら
何故か謝ってしまう俺 「ごめんねゆうかりんごめんね」って言うんだよ それには言葉を返さず胸元を殴り続けるゆうかりん
ゆうかりんが落ち着くまでずっと繰り返していました ゆうかりんに言ったら怒られるかもだけど、なんとなく可愛らしくもあったけどね
みなさんも廊下は走らないようにしましょうやたらと危険です 学校教育というのは正しかったんだね、あとプールサイドも駄目だよ
今は服も着替えて暖房であったかになったリビングでゆうかりんと二人並んで座ってまったりだよ まだ少し涙目のゆうかりんが、
俺にぐいっと顔を寄せて「撫でて」って言うんだよ すりむいたお鼻を撫でてあげればいいの?って聞くんだけどそうじゃないらしくてね
ゆうかりんの後頭部に俺の右手が誘導させられるの 毛並みを整えるみたいに優しく撫でてはあげるんだけど、すりむいたのここじゃないよね
でもゆうかりんが「いいの」って言うからいいみたいだよ、反論したら怒られちゃうしね ゆうかりんはそそっかしいんだから!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふふ

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:27:36.32 ID:Ypcutt0y0
1/16
ゆうかりんにお金をあげたい
ゆうかりんにお小遣いをあげたい
我が家の金の管理のモットーは「適当」 はっきり言って俺もゆうかりんもそこまで深く考えてないんだよ
二人で細々と暮らすだけだからそんなにお金がかかる機会も無いしね ちょうどいいとも言えるね
財布の紐は基本的に俺が締めている、と思い込んでるんだけど時々ゆうかりんが勝手に出掛けて
「買っちゃったー」とか言いながら何に使うのかわからないモノを買ったりとかもするんだよね 悪い言い方だといらないモノ
河童が作った乗馬マシンとか誰が使うのよって言ったら「楽しそうだったから」みたいに答えられて困ってしまうよ
さてさて人里に二人でふらりとお買い物なんかに来ていてだね ふと思いつきでゆうかりんにお小遣いをあげることにするの
「ゆうかりんはいい子だからお小遣いあげるね!」って堂々宣言してさ 眉をひそめるゆうかりんの右手をこっちに寄せて
グッと千円札を三枚握らせてみる この時代の千円は外の世界では千円くらいの価値があるよ、なんだ等価設定か
何に使ってもいいよ、好きな物買っていいよって言って笑いかけてやる よくわからない俺の態度にゆうかりんも少し困惑みたい
「どういう風の吹き回しかしら」なんて言いながら三枚の札を無駄に丁寧に折りたたんでポケットに押し込むんだ
ゆうかりんがどういう使い方をするのかっていう単純な興味は満たされるのだろうか それにしても女の子に金を握らせるのって
援助交際みたいでむず痒いなあなんて下らなくて耳からヘドが出るような事考えながら、歩き始めたゆうかりんの後をついて行くよ
最初に来たのは花屋さん こういう言い方もアレだけど職場です、オフの時に職場見せられるなんて罰ゲームか何かかしら
そこまで嫌じゃないので適当に挨拶はするけどもね ご主人さんに軽く社交辞令的な挨拶をして笑いかけるゆうかりん
あっ今「旦那がいつもお世話になってます」って聞こえたぞそういうの恥ずかしいからやめてよそもそもゆうかりんそういうキャラじゃないし
会話もそこそこに品定めを始めてね、何かの種をちょっとだけ買うんだ 何買ったのって聞いたら「後で教えてあげる」だって
次はちょっと進んで園芸屋に飛び込んでね、微妙に怯えてる店主さんを横目に植木鉢を選ぶんだ 見た目が可愛いからって言って
まるっこい奴を一つ選んで買ってくるの ゆうかりんらしい買い物だよね、逆につまんないなぁなんて思っちゃうんだけどね
最終的にその二つを買って帰る 家まで着いたら早々にスコップで土を鉢に移し始めるんだよ 形ばっかりいい男を演出しようとして
俺がやるかい、って言ったらお願いされてしまってちょっとだけ損した気分 そろそろ何の種を買ったのか教えて?って言ったら
「まあ見てて」って言われて 鉢の土の真ん中に種をちょいちょい埋めてゆうかりんが何かこうハンドパワー的なのを込めるんだよ
そこから先はスーパースロービデオ再生みたいにむくむくってすごい勢いでお花が咲いてだね、紫のお花が登場だよ
ラベンダー?って聞いたんだ ゆうかりんは無言で頷くの、そして「最近あなたしゃっきりしないみたいだから、よく寝れるようにと思って」
って言うんだ もうね、恥ずかしい話だけど感激だよ 何買うのかなと思ったら俺のために花を選んで買ってくれるなんて素敵すぎるよ
鉢ごとゆうかりんを抱きしめるようにぎゅーってしてやったらなんだかもじもじしてました 今日はよく寝れそうだね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:28:29.95 ID:Ypcutt0y0
1/17
ゆうかりんと笑いたい
ゆうかりんとご機嫌に笑いたい
自分の機嫌がいい事が世の中で二番目にいいね 一番いいのはゆうかりんがご機嫌な事だよ
二人ともご機嫌だったらもうそれこそ幸せの体現だよ そのまま時が止まってくれても俺もゆうかりんも何も問題ない
どんな事がきっかけでもいいんだ、ハッキリ言って何でもいい 「ゆうかりんが可愛かったから」とかでもいい
「いい意味で理由を他人に求める」ってのは長い人生を生き抜くコツとも言えるね ゆうかりんに求めてみようかね
そんなわけで今日の俺ちゃんはごっきげーん なんてったって今日もゆうかりんが可愛いからね
朝の目覚めも良かったし冬だけど天気はいいしゆうかりんに食べさせるオムレツが非常に上手く焼けたりした
なるほどね、今日はきっと俗に言う「いい日」って奴じゃないかしら いい日だったらたっぷり楽しまないといけないね
ゆうかりんの手を取って「ゆうかりん大好き」って言ってみるよ 一瞬驚いて目を丸くするんだけど、すぐに笑ってくれて
「そう?私もあなたの事好きよ」って言ってくれるんだ、ああんもう! ゆうかりんは可愛いから大好きだよホントにね
横からぎゅっとして撫でり撫でりしてやるんだ さらさらでやわらかい緑の髪の毛が俺の指の間をするするって通って
心地よいメロディーを奏でる様だよ 顔を近づけてすんすんって臭いを嗅いだりするとほのかな優しい自然の香りがするんだ
つまりこれがゆうかりんの香りだね、これを香水にして商売を始めたら俺はきっとドンオレンジを超える億万長者になれるはずだよ
でもそんな事はもったいないからしない お前らは乾いたバスタオルの臭いでも嗅いでハスハスしてる方がお似合いという事
この香りは俺だけの匂いだからね、俺が一生独り占めしてやるんだ 独占禁止法もなんのその、ここは幻想郷だ日本語を話せ
ゆうかりんに「ゆうかりんよりも俺の方がもっと好きだよ」って言ってやるとゆうかりんは少し困ったような顔をして、
「私はそれよりもっと好きなんだけど」なんて返してきたりしてね そしてゆうかりんの腕も俺の身体に回って軽くぎゅってしてきて
俺に顔を寄せてきたりするんだ これはゆうかりんもご機嫌に違いないね、女の子の日で機嫌悪い時とかは真逆の反応だからね
やっぱりにこにこ笑ってくれるゆうかりんが一番だなぁって思いながらお互いにほっぺをすりすりしたりして濃厚スキンシップだよ
このままずっとこうしていたかったんだけどさ、玄関先で何か音がして 急に現実に戻されたような気がしてさ、二人で見に行くと
滅多に家に遊びに来ない白と黒の魔法使いが居るんだよ 俺とゆうかりんの様子を見てたようでなんともバツの悪そうな顔をしてね
「たまに遊びに来たと思ったらこれだよ、あとこれはまた来た時に返す」みたいな事を言って、玄関先に飾ってあったカービィのぬいぐるみを
引っ掴んで箒に乗って飛び立って行くんだよ ゆうかりんが一瞬で素に戻って外に出て「待ちなさい!」みたいな事言っちゃってるの
俺とちゅっちゅしてる所を見られたのが相当恥ずかしかったみたい、なんだか悔しそうな顔してさ、その後俺に八つ当たりし始めちゃうの
げしげし俺を蹴ったりしてね もうね、ゆうかりんの機嫌は悪くなるし、カービィちゃんは取られるしでまさに一気に天国と地獄だね
やっぱり魔女って言うのは怖い生き物なんだね、魔法でゆうかりんの機嫌も操れるなんて敵いっこないよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:29:17.20 ID:Ypcutt0y0
1/18
ゆうかりんを結いたい
ゆうかりんの髪を結いたい
思いついたら吉日という言葉は主に俺に優しい奴 ふとした思いつきの行動を後ろから支えてくれる頼もしい奴
適当な思い付きを実行する時の言い訳を最初に与えてくれるなんて、きっとこいつはイケメンに違いないな妬ましいぜ
ちょいちょいとゆうかりんを手招きしてこっちに寄せるよ と思ったけどこういう時に限ってゆうかりんがすんなり来てくれない
向こうでもじもじしたまま「どうせ変な事考えてるんでしょ」とか言って、俺の傍まで来てくれないの もどかしいったらないね
だからこっちが近づいていってやるよ ゆうかりんをセンターに入れてスイッチ、そのまま逃さないでファイアインザホール
きゃっきゃ言うゆうかりんの頭をがっしり掴んで動かないように言って、その緑色のふわふわを手に取って弄るよ
ゆうかりんの髪を、こう取ってくるっくるっとして適当なゴムバンドで留める するとどうでしょう、ゆうかりんの髪型が
可愛らしいお団子に変身、おだんごゆうかりんだよ ゆうかりんの髪じゃちょっと短かったけど思った通りにはできた感じ
自分の頭をぺたぺた触りながら「えっえっ何したの」って喚くゆうかりんに手鏡をそっと渡してやって鏡越しに微笑んでやる
「なんだかお姉さんぽいよね」とかなんとか言いながらね ほえーって変な声を出しながら結ってやったお団子を触るゆうかりん
首をくいくいと倒したり回したりして鏡に映った自分の髪型を何度も見るんだよ その後鏡を使って俺の顔をチラチラと見るの
ずっと笑顔で、なんだかスッキリしたようにも見える俺の顔を確認して 「まあ、悪くないんじゃない?」なんて言ったりしてね
ちょっと湿った話をするけど、好きな子だったらどんなに酷い事をやっても下らない事を言っても全部許せたりしちゃうじゃないか、
だからゆうかりんがどんな髪型にしても似合わないはずは無いんだよ 似合うか似合わないかは、そう、俺が決める
まあそんな理屈を抜いてもなんだか可愛らしい、ゆうかりんは切り方によってはいつもと違う表情を見せてくれるんだね
ゆうかりんはまだ自分のお団子をさわさわしながら目をまるくしている この可愛いお団子のゆうかりんをどうしようかと思ってね
このまま俺が独り占めしてもいいけど 良くできた作品だもの完成試写会というかお披露目をしたいなぁなんて思ってさ
お散歩に行こうってゆうかりんを誘うんだよ ゆうかりんは一瞬で俺の思惑に気付いたみたいで首をブンブン横に振って
「人に見せるのは恥ずかしい」って言ってきかなくなるんだよ 何も恥ずかしがることは無いんだけどなぁ、ゆうかりん嫌なのかなぁ
嫌なのかなと思うと何だか申し訳なくなってきて一気にテンションが下がっちゃうんだよ 勝手にしんみりし始めた俺に
慌てて「嫌っていう意味じゃなくてあのその」とか言って弁明するゆうかりん 俺が「じゃあお散歩行く?」って言うと観念した顔つきになって
「仕方ないわね・・・」ってなっちゃうんだ 押しに弱いゆうかりんも可愛いよ その後は二人で並んでお手手繋いでいつも通りのお散歩
誰かに会わないかなぁってずっと思ってたんだけど特に誰にも会わず、ゆうかりんもある意味なんだか一安心だった様子
帰ったら帰ったで「やっぱりなんだか恥ずかしい」って言いだしてね このお団子ヘアーにするのは俺の前だけって言い張るんだよ
つまるところは俺しか知らないゆうかりんだね なんだか妙に嬉しいような下衆なようなそんな気持ちになったりするんだ、ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:30:14.38 ID:etWuENgG0
その後、病院に搬送されましたが

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:30:29.11 ID:Ypcutt0y0
1/19
ゆうかりんを怒りたい
ゆうかりんを叱りつけたい
親しき仲にも、愛しき仲にも礼儀は有りだよ 俺だって言う時はちゃんと言うんだよホントに本当だよ
「バウムクーヘンは作るものじゃない買うものだ、素人が作るバウムクーヘンなんて南斗水鳥拳の前ではゴミクズ同然よ」みたいな
でもこの話をした時はあまりわかってもらえなかったみたいだけどね ゆうかりんから見たら俺がファビョってるだけだね悲しいよ
お勤めを終えて、人里で今日のお夕飯は何にしようかなーなんて適当に鼻歌を歌いながらぷらぷら買い物していた時の事だよ
珍しい人と合うんだ 人と言っても月の人、薬師の先生さんだよ こんなところで会うとは思ってなかったからびっくり
いつもは兎さんに買い出しを頼むんだけどもたまには自分で買い物もいいかな、だって 割と庶民派な事を言いだすので
なんとなく親しみが感じられたよ 適当に世間話してたんだけどもさ、途中で先生の表情がちょっと険しくなってね
何を言い出すのかと思いきや、「そうそう、貴方、無精子症なんですってね。辛いだろうけど頑張ってね」って言いだすのよ
ブフウーッ!!だよコノヤロウ何ですかその話は 全く身に覚えの無い残念な病名言われてしまってはキョドるしかやる事が無い
俺が必死に聞き返すんだけど何だと思われたのか「投薬で回復する場合もあるかもしれないから困った時は頼ってね」とか言われて
もうポカーンとするだけだよ 俺の知らないところで何が起こってるのかわからないです それにしても無精子症なんて随分突飛な病気だね
詳しく聞いてみると、なんでもゆうかりんがそういう風に言って回ってるらしい どういう事なの、と思うんだけど一つだけ思い当たる事があってね
頭の中で組み立ててみたらなんとなく筋道が立つんだよ だからお話もそこそこに即帰宅、飛びついて来るゆうかりんを座らせます
俺の前に座れって言ったら、ゆうかりんが足を崩してソファーに座るんだ そうじゃなくて正座って言ったらしぶしぶそうしてくれた
「何?鬼退治でも行くの?」なんてよく分からない表情で、それでいて少しだけ不安そうに俺の顔を覗くゆうかりん そんなゆうかりんに
俺はあるものを突き付けるよ 本当はゆうかりんがわからない位置に隠しておいたはずの俺の秘蔵の同人誌、とびきりえっちい奴ね
これを見せつけるとゆうかりんの表情がちょっとだけ変わる そんなゆうかりんを追いこむように、そして諭すように俺は語りかけるよ
いいかいゆうかりん、これは漫画なんだ、漫画だからこんなにスゴい音がするし、何リットルも溢れんばかりに出るんだよ、
実際はそんなに出ないの、音もしないの、ゆうかりんも知ってるでしょ?本当はそうなんだよ、全然おかしい事じゃないんです
だから俺の生殖器に問題があるわけでもなんでもないの、至って正常なの、わかった? ってね、ゆうかりんは目をぱちぱちさせて
「あーあーあーえっとその、ごめんなさいね」なんて斜め上の空間を見ながら平謝りしてるよ きっと、隠れてえっちい漫画を見たゆうかりんが
オーバーな勘違いをしてしまって、俺は男性的に不能なんじゃないかとでも思ったんじゃないかな そしてその話に尾ひれがついて
「無精子症」という不名誉な話題になったんだと思うの 漫画の精液の量って異常だよね、コップ何杯分出るんだろうってのばっかりだよ
顔を赤くして申し訳なさそうにするゆうかりんに、俺は別に気にしてないよって言ってあげるんだ この話はここでおしまいだね、一件落着
落着だと思ったら「その本捨てるけどいいわよね?」ってゆうかりんが言いだすの そ、そんな殺生な、それとこれとは・・・!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:30:45.85 ID:Xuj9EqxZO
ルーミアふにふに

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:31:25.51 ID:IEkdXkIq0
チルノは俺が保護しときますね

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:31:32.38 ID:Ypcutt0y0
1/20
ゆうかりんと入りたい
ゆうかりんと温泉に入りたい
温泉の各種成分をゆうかりんに取り込む事によってお肌がサラサラになったり機嫌が良くなったりするのです
「温泉に行きたい」なんてぽつりと呟くゆうかりん こたつの中で足をぱたぱたさせてるんだろう、ちょっと揺れるの
ちょっと前も言ってたよね、って俺が返すとこたつの天板にぺたっとくっつくように伸びをして、俺の顔を見ずに
「それはあなたが言ったのよ。今のは私が言ったの。温泉行きたい」ってね ゆうかりんは一度言い出すと聞かないんだ
泣きわめいてばたばたする子供よりもタチが悪いかもしれないね もう今のゆうかりんは「温泉モード」になってるはず
内部モード変更の特徴としては「俺に厳しい」ってのがあげられるよ、きっと温泉に入らないと通常モードに戻らない
残念ながら既に我が家のお風呂を沸かしてしまったことを告げてまた今度にするように言うんだけども案の定聞いてくれない
そういう言葉だけ聞こえないようにむこうを向いてつーんってするんだ こうなったらコテでも何でも動かないよ
全く骨の折れる子だよ はあと一つため息を吐いて、敗北宣言と温泉宣言をする俺 笑顔で「やった」なんて言いだすゆうかりん
こういう時だけ準備するのは早いんだよね ぱぱっと冬用の上着を着て、俺に早くしろと言わんばかりの視線を送るの
のろのろしてるとゆうかりんが怒るから俺も急ぐよ 人を引っ張るのだけは得意なんだからゆうかりんってば
そんなこんなで家に鍵をかけていざ出発だよ 「あっちだっけ?」「こっち」なんて会話をしながらゆうかりんと歩き出す
歩きながらいつも通り適当な話に花を咲かせてみたりしてね その時ふと思いついてゆうかりんにこう言ってみるんだ
「湯煙殺人事件だね」って 「何それ、物騒な話?」って聞き返してくるゆうかりんに俺は大げさに驚いて「知らないの?」って言うんだ
温泉宿とかは事件が起こるものなんだよ、それはもう決まってる事なんだよ って突っ込みどころを多く残した説明をしてあげる
「やっぱり物騒ね」とはゆうかりんの弁 それもそうだね 話し込んで行くうちに湯煙殺人事件の全貌が明らかになってくんだよ
主役はゆうかりんでね お風呂上りのぽかぽか浴衣ゆうかりんは廊下で倒れた俺を発見するんだよ そしてこれは事件だと気付いて
色々と聞きまわったり考えたりするのさ 巫女が怪しいとか地霊殿に秘密があるだとか河童の技術が絡んでいるだとか
そんなこんなで最終的には犯人らしい天狗でもひっ捕らえて警察に突き出したりするんだ ハラハラのサスペンスなんだよ
力説したんだけどゆうかりんはあまり興味が無いみたいで「のぼせて倒れたとかそういう話じゃないの」なんて言っちゃって
ちょっと歩幅を大きくしてずんずんと進んで行ったりするんだ ゆうかりんてばつれないね そうこうしている間に地底穴近くの
温泉施設にたどり着いたよ ある程度いつも通りのにぎわいを見せている温泉に満足そうなゆうかりん いつものことながら
混浴っていうのは薬にも毒にもなると思うんだ、主に俺にとって 目のやり場に困るというより自分のやり場に困ってしまう
ゆうかりんは「ずっと私だけ見てれば問題ないでしょ」なんて言うんだけどもそれでも問題があるのが健全な証拠とも言えるよね
まあお湯に浸かって温まるだけなんだからそんなに気を張る必要も無いと思うけどね のぼせない程度にね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:32:14.11 ID:Ypcutt0y0
1/21
ゆうかりんと探したい
ゆうかりんと鳥を探したい
「幸せの青い鳥?」 ゆうかりんが聞き返すの どうやら彼女、その単語自体を聞いた事が無かったみたいで
またなんか俺が変な事言い出したな、みたいな感情を併せて聞き返してくるんだ 幸せの青い鳥っていうのはお話だよ
子どもに読み聞かせるようなお話さ 幼い兄妹が幸せの青い鳥を探すんだよ 幸せの青い鳥って言うんだからきっと幸せなのさ
結局どういう話なのか、ってゆうかりんがまた聞くの でも正直なところ俺もどういう話かは知ってる訳じゃないんだよね
さっき言った分くらいしか知らない 俺の知識が胴と首の離れた昆虫みたいな状態である事にゆうかりんはため息を吐くんだよ
「全く、あなたらしいわ」なんて皮肉を言ってくれちゃってね でもその後、ゆうかりんが周りをきょろきょろし始めるんだ
お散歩の途中、大体紅魔館のある湖に続く方の道だね きょろきょろして何を探しているんだ 上をぐいっと向いたりしてね
そして今度は 何探してるの、って聞くより早く 俺とぎゅっと繋いでいる手を離して、地面にある小石を引っ掴んでね
振りかぶって適当に放り投げるの あらゆうかりんご乱心、と思ったらどうやらそうじゃなくてね 小石を避けるように黒い何かが
シュバッとすごい勢いで出てくるの 「あ、当たったらどうするんですか!」なんて言いながらね、カメラを抱え込むように持った天狗さん
俺ね、全く気付いてなかった ゆうかりんは「あれほど盗撮はいけないって言ってるでしょう」なんてお母さんみたいに叱りつけるの
盗撮マニアの天狗の新聞記者さんは「正面からお願いしても許可をくれないじゃないですか」って言い返す、まあごもっともだよね
で、スカートを押さえながら俺とゆうかりんの目の前に降りてきてね、とりあえず社交的で業務的な挨拶を交わすの
ゆうかりん、なんでいきなり文さん引きずり降ろそうとしたんだろうと思ったら 俺を見てクスッと笑ってね
「鳥の話だもの、鳥に聞くのが一番だと思わない?」だってさ ピッタリ嵌るような、それでいてどこかお門違いなような
これもお門違いで、勝手に新聞のネタになると思って食いついてきた天狗さんにゆうかりんがこれこれこうこうと内容を話すの
そして結局どういう話だったっけ?って俺とゆうかりんで聞いたんだ まあ案の定というか、予想通りというか、返ってきた答えは
「そういうお話は天狗の社会には伝わってませんね」だった、つまり知らないらしい やっぱりねとは思うけどもなんかガッカリだよ
いや別にそんな適当に話の上で出した昔の童話に未練があるわけでもないんだけどさ、なんだかスッキリとしないような感情で
俺とゆうかりんと、ついでにフリーの新聞記者さんは包まれてしまう訳よ ゆうかりんもなんとなく困ったようで
迷ったような困ったような顔をした後に、思い切ったように地面を軽く足でトントンってするんだ 何かなと思って覗きこんだら
そこからブワッといきなりお花が顔を出すんだよ道の真ん中にね いくつかの種類の鮮やかな青が足元から周りに広がっていくの
「青い鳥より青い花の方が素直で可愛いわ」ってね、そしてまた俺に同意を求めるように笑うんだ ゆうかりんらしいね
俺も素直に同意しておいたよ お花に囲まれるゆうかりんを見ると、やっぱり落ち着くと言うか「丁度いい」って感じがしてイイんだ
というわけで俺とゆうかりんが主人公の「幸せの青い花」っていう童話、誰かよろしく頼むよ俺待ってるからね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:33:00.00 ID:Ypcutt0y0
1/22
ゆうかりんと作りたい
ゆうかりんと王国を作りたい
王国だから名前はもちろん「ゆうかりん王国」だよ 王国と言えば崩壊だけど、崩壊とは無縁そうな名前
ゆうかりんやったね王国だよって言ったらまんざらでもなさそうな表情をしたので調子に乗って
「ゆうかりんがクイーンで俺がキングだね」みたいな事言ったらその瞬間に屈大Kで転ばされてしまって
転ばされた俺に追加で「農民風情が何言ってるの?」って言葉でダウン追い打ちしてくるんだよね酷いね 
ゆうかりん王国ってんだからもちろん国民みんながみんなゆうかりんを慕って生きてるんだろうなぁ 日々の労働も
全て国王のゆうかりんに捧げるためのものだって思えば辛くない気もするどころか内部での競争率が上がったりして
非常に素敵に栄えると思う そしてゆうかりんは国の隅々まで目を行き届かせていて、良い働きをした国民を褒めるの
「よくできました。その調子でこれからも頑張りなさい」って言ってゆうかりん王国の勲章をくれたりするのさ お花のブローチね
全部で数種類、功績ごとに分けられたゆうかりん王国の勲章を部屋に飾ってニヤニヤするのが良い国民の嗜みだよ
ここまでゆうかりんと二人でねっちょりニタニタしながら話したよ ゆうかりんも国王っていう響きは好みなようでさ、
「権力と実力で他人をねじ伏せて人の上に立つ」から国王はいいんだってさ なかなか物騒な力強さでいいよね
玉座にもずっと座っていられるね、って言ったらそこだけは微妙そうな顔をして 「ずっと座ってるのも暇そうねぇ」とか言っちゃうの
ゆうかりんには確かに似合わないかもねって言って苦笑するよ 俺の立ち位置だけど、やっぱり農民は嫌だなぁって言ってさ、
国王のお傍にずっと立ってて身の回りのお手伝いをする偉い大臣さんの役をやりたいって宣言するんだ ゆうかりんの次に偉いよ
多少偉いんだけどゆうかりんよりは偉くないのさ 割と勤勉というか勤労というか、なかなか使える大臣さんを演じてね
国交貿易とか戦だとかそういうのから、ゆうかりんが入るお風呂を沸かしたり、健康状態を見てその日の献立を考えたり、
寝静まったのを確認してから部屋の電気を消してやるようなそういう役がやりたいな って言ったんだけどゆうかりんが大笑い
「今とあんまり変わらないじゃないの」だって 考えてみればそれもそうだね、なかなか身近な王国と言う事かな
そして「それに、あなたが大臣だったら農民が居なくなるじゃない」って言うのさ なんと農民は俺一人だったらしい、小規模だね
ゆうかりんと俺だけの平和な王国 ゆうかりんが好きなようにお花を狂い咲かせるんじゃなくて、最初からいい感じの自然があって、
四季と共に移り変わるその情景を国民みんなですげーなーイイなーって言って眺めるような そんな気分のまったりした国
そんな国があったとしたら絶対に平和だと思うよ 世の中何でも平和が一番、ゆうかりんの笑顔が平和の象徴で
国旗ももちろんゆうかりんのスマイル ゆうかりんのお城の上ではたはたと風に揺らめくのさ なかなか風情が出ていいね
ここらへんで現実世界の、国王じゃないゆうかりんから軽いツッコミが入るよ 「なんだか今と変わらないわね」だってさ
ゆうかりんもそう思う?俺とゆうかりんのこの愛の籠った家こそがゆうかりん王国なのかもしれないね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふ

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:33:59.61 ID:Ypcutt0y0
1/23
ゆうかりんをいじめたい
ゆうかりんをいじめ抜きたい
いじめなんていけないよ!やめなよ!っていじめっこのゆうかりんに言ったら今度は俺がいじめられちゃうかな?うふふふ
強い奴も弱い奴も、好きなのも嫌いなのもとりあえず虐めちゃうようなわかりやすくプラス方向な性格のゆうかりん
「実力を示したいわけじゃないけど、身体を動かしたいわけでもないけど」なんて理由を聞いたら出てこないのも特徴的
とりあえず「他者を虐める心的余裕が無いような奴は一人前じゃない」みたいな昭和の考えみたいなのを突きつけられて
理解できなくて途方にくれる俺だよ ゆうかりんスポーツでもやればいいじゃない、って言ったらなんか怒られた
スコート穿いてテニスやるゆうかりんも悪くないんだけどなぁ 頭の中に御姿が一瞬で浮かんで一瞬で消えてしまうよ
話はだんだん変な方向にエスカレートしていって「妖精の一人や二人でも虐めてきなさい」って言われて背中を叩かれて
そして俺は何故か外に放り出される運びとなってだな、今ぽつんと閉じられた玄関を外側から眺めてるところだよ
俺を無理やり外に出す時に可愛い子には旅をなんたらかんたらって言ってたゆうかりんの笑顔が何故か印象的だった
まあゆうかりんと一緒にいるならそれくらいの器量は欲しい所だとも思うからこれをいい機会としてみることにする
そう決意すると無駄にやってやるぜ!なんて言葉が出てきて足取りもなんだかある意味軽快に聞こえるんだ
一人でいる時のゆうかりんをイメージして、ゆうかりんみたいにふんふんって鼻歌を歌いながら虐める対象を探していると
こんな寒い中だって言うのにいつもと変わらない格好で遊んでいる小妖怪たちを発見するよ 子供は元気だね
いきなり正面に出てみようか様子を窺ってみようかと考えてたらそのうち一人に気付かれて「あ、幽香の旦那だ!」って言われて
指をさされてしまったんだ ここで反射的に普通の挨拶をしてしまう俺もなんだかなぁって思う こんにちわ、って片手を上げてね
軽く挨拶したんだよ わらわらと俺の傍まで寄ってくる小サイズの妖怪さん 今日はゆうかりんが隣に居ない事を突っ込まれて
どう答えたらいいものかなーと思ってね、そのまんま「たぶん今頃お昼寝してると思う」なんて言っちゃうんだ
言っちゃった後にこう言ったらゆうかりん怒るかな?なんて思ったりね まあこっちから言わなければわからないよねとも思う
じゃあ俺は何をしに来たんだって聞かれて、ここは冗談っぽく本当の事を伝えるよ 手当たり次第虐めに来たぞ、って
そしたらきゃっきゃっと笑われて「ねーよwwwww」みたいな反応をされました まあね、俺もこんな反応されると思ったよ
冷静に考えれば、この虫の子も鳥の子も黒い子も小学生に見えるだけで立派な妖怪だから腕力も強いし人を喰うんだよね
自分の価値観もだいぶゆうかりんになってる、つまりズレてるんだなぁと思い返す結果になったよ 常識を持ちたいところだよね
適当に話したり遊んだりして、結局のところ虐めるなんて事とは無縁の展開になったのでそのまま家までお招きしてみたよ
本当に寝てたゆうかりんが妖怪を餌付けしてテイクアウトしてきた俺を見て一瞬怪訝そうな不快そうな顔をしたんだけども
その後納得した顔で「こういう形もアリよね」なんて言ってくれるんだ でも家の中には入らせないゆうかりん ケチだね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:34:45.59 ID:yD0q0Vih0
また来たな

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:34:49.90 ID:Ypcutt0y0
1/24
ゆうかりんと咲きたい
ゆうかりんに咲かされたい
らめえええ咲いちゃうううううってなってこうファッサァァッて真っ赤な花弁がベベーンって感じで咲きたい
ふと視線を感じて振り返ると、ゆうかりんがこっちに両手をパーにして向けてむむむむってやってるんだよ
何してるのって聞いてみたら露骨に力を抜いて腕を下して「咲かないかなと思って」って言うんだ
ゆうかりんの能力を使えば植物自体の生命力に語りかける事によって急速な成長を促す事ができるんだ、
結果的にそれで花が咲くわけだよ でも俺は植物じゃないよ、自分では割と普通の人間様だと思ってるんだけどね
俺はお花じゃないよって言ってやるんだけど 「そんなの知ってる」って当たり前を当たり前で返される
「それでも何か起きないかなと思って。割と今の本気でやったのよ?」ってゆうかりんが言う 俺が植物だったら
今頃ぐんぐんグルド状態で触手とかのびのびでエロマンガに出れる事になるのかな ゆうかりんに力を送られたらしいけど
自分自身は残念ながら何も感じない 気功という力を身体に受けるとほんのり湯たんぽみたいに温かくなるって言うのは
聞いた事があるんだけど、全くそういうのもないね健康体だよ 最近喉がいがらっぽいくらい、でも健康体だよね
ゆうかりんは残念そうな顔をするんだ 口をへの字にして、そのまま俺に寄ってきて、布団にダイブするみたいに膝へ
今にも「つまんない」って言い出しそうな顔だと思って眺めてたら呟き捨てるように「つまんない・・・」だってさ やっぱり言った
そもそも俺が咲くってどういう事だい、って、今度は俺の膝を枕にしようとしているゆうかりんに聞いてみたら身振り手振りを使って
「こう、こういうの」ってやたら何かが破裂しそうなイメージ表現をされました なんだか物騒な能力に思えてきたよおかしいね
「冗談よ」って言ってゆうかりんの即訂正が入る はぁーと長いため息を吐いて俺の膝の上でぐりぐりと頭を動かす
ゆうかりんがぽつりぽつりと言い始める事には、自分の能力を植物だけじゃなくて他の何かにも生かせないかって
思ったらしいんだ 例えば俺に力をやって、遠隔電力供給みたいな効果が起きたら単純にすごいなって思ったんだってさ
まあそんな事は無かったんだけどね 「肉体派」って表現される事も多いゆうかりんだけど、自分の能力が直接的な攻撃に
使えないという事実に対してたまに疑問を抱くんだってさ アッサリした恋愛映画を見るような目で上を見つめたゆうかりんが
そう言ってくれた 一方の俺は、ゆうかりんでもそういう事考えるんだなーって割とのん気に構えてたよ 仰向けのゆうかりんの
ハートの部分にぽんと手を置いてやってね 「俺はお花に囲まれるゆうかりんが好きだけどな」って言ってやるんだ
笑ってみるけど、あえて顔はゆうかりんの目線と同じ方に向けてね それを聞いて「私も好きよ、あなたの次くらいにね」って
軽く言うんだ ゆうかりんはこの能力が一番だと思うの そのうち勢いをつけて俺の膝の上から頭をあげて離してね
つまんない話をしてしまったお詫びだ、とかなんとかいって能力をフルに使って見せてくれた 一瞬で部屋中ハイビスカスまみれに
なんでハイビスカス?って聞いたら「陽気な感じがして素敵じゃない?」って言うんだ 南国気分かな?ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:42:34.72 ID:l4jmuIELO
今回は長編はないのか

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:42:39.86 ID:ndUoQeFm0
1/25
ゆうかりんに反抗したい
ゆうかりんに反論したい
二面性があるっていうのは特に変わった事でもない、全然以外じゃない、きっとみんなそうだよ
俺だってそうだしゆうかりんだって例外って訳じゃないのさ お外でのゆうかりんはいつもニコニコと
薄っぺらい笑顔を保っててね 他の存在には近づくんだけどあまり触れないような、そんな微妙な位置を保ってて
話はするんだけども息を吸うように嘘をついて誤魔化したりとか茶化したりするんだよ そんなゆうかりんを俺は横で見てて
単純にすごいなって思って感心するんだ 家ではあんなにべたべた触ってくるのに外じゃドライフラワーだね
「そんなの見てる暇があったら私の事を見ろ」とか言ってくるゆうかりんは今はちょっと奥の方に引っ込んでるみたいで
まじまじとゆうかりんを見てたらクスクスと笑われて「どうしたの?人肌恋しくなっちゃったかな?」なんて
子どもを甘やかすような言い方をするんだ 俺は慌てて手と首を振って否定するんだよ ゆうかりんはまだ笑ってる
でもそんな俺とゆうかりんの関係をしっかり理解してるような人もたまには居るんだよ 例えば、俗に言う茶飲み友達の
博麗神社の巫女さんだとかね ゆうかりんの向こうに座った巫女さんははぁと大きい息を吐いて 「あんたらホント仲いいわね」
なんて言ってくれちゃったりするんだよ その発言は何も間違っちゃいないから、俺もゆうかりんも笑って返すの
お茶を飲みながら、ゆうかりんは巫女さんに「人間の雄っていうのはどうしてこうも甘えたがりなのかしらね」とか言って
そんな話をしてる 甘えん坊なのもゆうかりんが大好きなのもぜんぜん否定はしないけども ずっと黙ってるってのも
癪に障るというか情けないと言うか、そんな気がしたからここらへんで俺は一歩足を踏み入れて攻めに転じてみるよ
「ゆうかりんだってそうじゃないか」って言うのさ ゆうかりんと巫女さんがゆっくりと同じタイミングでこっちを見るんだ
何かを危惧したようなゆうかりんの顔が一瞬だけ窺えるよ そんなゆうかりんを尻目に嘘をつくピノキオみたいに得意げな顔で
家に帰ったらゆうかりんだって同じくらいベタベタしてくるよね甘えん坊なのは俺よりゆうかりんの方じゃないかなウフフフって
言ってやるんだ あんまり他の人の知らないゆうかりん、巫女さんが「へぇー」て語尾を伸ばして俺と同じくらいのニヤニヤ顔になるんだ
ゆうかりんはと言うと、焦っちゃうのかな取り乱しちゃうかな、それとも怒っちゃうかなって思うんだけど正解はそれのどれでもなくて
ふぅと軽い息の後俺の鳩尾に思いっきり肘鉄だよ 驚くほど無表情、それでいてスマートな動作、まさに完璧な攻撃でした
マネマネがモシャスした時の音みたいな変な声を出して咳き込む俺 ゆうかりんはお茶をひと啜り、やれやれだなんて言いながら
何事も無かったかのように談笑に戻るんだよ これだからお外の時のゆうかりんって奴はいけないね 主に俺に害悪だよ
帰り道でのゆうかりんはもうぷんぷんでした なかなかいいダメージを弾き出した肘鉄については謝りつつも、俺を抓ったりしながら
「人前であんなこと言うなんて信じられない」とか言っちゃうんだ つんとむこうを向いて繋いだ手をぐいぐい引っ張りながら歩くんだよ
怒ってても手は繋いでくれるのがゆうかりんらしいと言うか ゆうかりんと俺らしいと言うか ごめんね、機嫌直してね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:43:45.57 ID:ndUoQeFm0
1/26
ゆうかりんを食べたい
ゆうかりんの作ってくれたものが食べたい
きっとゆうかりん味がするんだろう、口いっぱいに頬張りたい
そう言ったらゆうかりんは「明日の朝はゆっくり起きていいからね」なんて言って笑ってくれるんだよ
腕をまくって力こぶを作るようなマネしてね 頼もしいんだか不安なんだか、そこらへんは良くわからないんだけど
どうやら明日のお弁当を作ってくれるらしいんだよ 少しの不安は残るけどこれは単純に嬉しいよね、愛妻弁当だね
愛情のこもりにこもったお弁当を自慢するような輩もいないけどもそれでも俺のお腹も心も満たされるに違いないよ
そんなわけで昨日の夜にそういう約束をして寝たんだよね 朝もね、ゆうかりんが俺より早い時間に起きて、もそもそと身体を動かして
俺の腕の中から抜け出して そして台所に向かう音が聞こえるんだ 普段とは逆の生活になったみたいで新鮮さを感じるの
ゆうかりんの温もりだけが残った布団で適当にウダウダとしてみたりしてね お皿のソースを舐め取るような、そんな自己満足だよ
で、ゆうかりんに起こされたりして、家を出る直前にゆうかりんに可愛く包まれたお弁当をハイって渡されたりしてね
「今日も頑張ってね」なんていつも言われないような言葉と共に行ってきますのキスを受け取るんだ 俺も自然に笑顔になるよ
話は変わって今はお昼 いざゆうかりんに貰ったお弁当を食べてみようと思ってね 一人で小躍りしそうなテンションになりながら
安物のお弁当箱のフタをパカッて開けるんだよ そしたらね、なんというか黒いの 一面の黒だよ、パームさんの新能力みたい
これは何事だと思ったんだけどね、よくみたら海苔なの 海藻だよ しかも一面の海苔かと思わせておいて実は二つのブロックに分かれてて
難解なパズルをちょちょいと解いてみた結果、それがおにぎりであることに気付いたんだよ 全面海苔張りでバカデカいおにぎり
それが無理やりお弁当箱にぎゅっぎゅっと詰められてて、少し角ばってるの 朝起きて必死にご飯を握るゆうかりんの姿が
頭の中にぽわっと浮かぶようでなんだか可愛いんだ 中の具は何かなぁと思って口をつけると何かが歯にあたるんだよ
そしてなかなか食いちぎれない ゆうかりんの事だから何か驚くような仕掛けがあるとは思ったけど食えなきゃ意味も無いよ
でさ、よくよく見てみたら、どうやら紙みたいなの 紙、ちっちゃく折りたたまった紙、これ冷蔵庫にぺたっと付けるとこにあるメモ用紙
次から次へと中々の画面端のラッシュだと感心しながら、おもむろに紙を開いてみるとメッセージが書いてあるんだ
ゆうかりんの髪を思わせるような細くしなやかな文字で、「今日は早く帰ってくる事」って真ん中に書いてある 他は何も無いよ
狐につままれたような顔でもう一つのおにぎりに口をつけてみると、そっちにも同じように紙が入ってて、そっちの文面は
「あんまり他人にニコニコするな」だって こっちのゆうかりんは一変して厳しいね あとの部分は全部白米、塩味の白米でした
紙は捨てないで取っておいて、他は全部腹に収めたよ ゆうかりんが見てるような気がしないでもないよね 奇抜ではあったけども
帰ったら抱きついてきたゆうかりんに第一声で「ごはん食べた?」って聞かれるのさ もちろんだと答えて抱き返してやりつつも
今度は普通の具にして欲しいななんて遠まわしに傷つけないように伝えたりする策を練ったりするんだよ おいしかったけど!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:44:07.51 ID:KCX2fbdn0
お前は生まれる時代さえ間違えなければ詩人になっていただろうに

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:44:28.02 ID:ndUoQeFm0
1/27
ゆうかりんと作りたい
ゆうかりんと雪だるまを作りたい
生産的な行為をゆうかりんと一緒にやるなら他にも社会的立場的にも作るべきものがありそうな気がするんだけど
「まあ今度ね」なんて適当な返し方をしてスルーするんだ 二人ともその気ではあるんだけど、あるんだけどね
今日も室内でゆうかりんと肩を並べてまったりだよ 肩を並べつつも二人とも別々の事をしたりしてる
俺は今本を読んでるし、ゆうかりんは横から俺の本と俺の顔を交互に見比べるようにするんだ 別の事だね
そのうち俺もゆうかりんも飽きてきてね 適当に伸びをした後はお互いの身体をぺたぺた触り合ったりしてみて
そんな時にゆうかりんが言うんだ 「男の子って雪遊びするの好きよね、あなたは遊ばないの?」って尋ねるようにね
「男の子」って歳でもないんだけどな、それにこの質問に隠されるはずだったゆうかりんの意図がバッチリ見えてるんだ
俺はゆうかりんの頭にぽんと手を置いて「別にどんな子でも雪で遊んでいいんだけどな」って言ってぐしぐしとしてやるの
たぶん雪合戦でもしたくなったんじゃないかな、結構良さそうなぐらいに雪が積もってるからね 自分から言い出すのが
恥ずかしかったのかは知らないけど俺に理由をつけさせようとしてたゆうかりん そういうのはいけないよ
遊びたいなら遊びたいって言えばいいのになぁなんて思うよ、言ったら言ったでゆうかりんも「そういう歳じゃないし」とか言うんだろう
この際歳は関係無しにしよう そんなものは風呂敷に包んで部屋の隅にでも置いておけばいい そう言ってゆうかりんの手を取って
外にぐいぐいって引っ張って行ってやるんだ でも外に出る前にちゃんとニットのお帽子とか耳当てとか手袋とか付けさせるけどね
というわけで完全防備のゆうかりんと俺 夏で言うとここらへんが庭で、こっちが畑っていう区切りのはずなんだけど
一面真っ白で何もわからない、あるのは雪だけ、まさしく銀世界だね この無駄な解放感、寒く無ければ最高なのにね
ゆうかりんに何するのって聞いたら足元の雪をちょっと持ってぎゅっぎゅっとして雪玉を作るんだよ 一瞬危機を感じて
身をサッと縮こまらせてしまうんだけどそうじゃなかったらしく怒られてしまった 「雪だるまを作りたいんだけど」って言うの
どんな子でも一度は作った事あるものだと思ってたけどゆうかりんは今まで一度も作った事が無かったらしい
曰く、「私は壊す専門だった」とのこと 嬉々として雪だるまの頭を蹴り倒すゆうかりんは何回か見たことあるから納得だよ
というわけで雪だるま作りスタートだよ 小っちゃい雪玉をころころ転がして、ある程度の大きさになったら二人でちょいちょいと
触る様にしてやって、形を整えながら雪玉形成 いやね、やってみてわかるんだけど思ったより中々大きくならないよ
まずは胴体の方の雪玉を、って思ったんだけどなかなか望みどおりの大きさになってくれなくてね これは一苦労だね
ゆうかりんにもそう言うと「少しくらい苦労のし甲斐があった方がいいのよ、こういうの」って言ってやわらかく笑うんだ
雪だるまを作るっていう単純な行為なんだけどさ、俺とゆうかりんの二人でやるから意味が生まれるような気がして
なんだか和やかな気持ちになれそうなんだ 名前でもつけてあげようか?え?完成してから?それもそうだね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:45:13.47 ID:ndUoQeFm0
1/28
ゆうかりんに聞かれたい
ゆうかりんにインタビューを受けたい
もじもじしながら俺に録音用のマイクを向けて「ねえ、私の事・・・」とまで言って、次の言葉が出てこないゆうかりん
マイクを思いっきり奪ってやって、高音でキンキンになって上手く録音できないような声で ゆうかりんしゅきぃ!って叫びたい
そのまま叫び続けて一晩を過ごしたい 最終的に声が出なくなって喉スプレーを多用するようになりたい
机に向かったのはいいけどペンが動いてくれなくて困るんだ 結構な枚数のある紙を前にしてどうにもこうにも
対処法が思いつかなくてどうしようもない 腕組みして考えてもますます紙からは遠ざかってしまってしまうよね
ゆうかりんが向こうから来るの、暇を持て余すこと自体に飽きた様子だけど特に何も言わず俺に近づいてきてね、
椅子に座ってる後ろからガバッと抱きついてくるの 顔に顔を寄せながらね 食べ物を常温で放置すると腐るのと同じく
ゆうかりんを常温で放置しておくと機嫌が悪くなります 俺もゆうかりんとくっついてないと機嫌悪くなるのは同じだけどね
俺がやってる何かを見て、ゆうかりんがサッと紙を取り上げるんだ、俺が止める間も無くね 何の紙かって言うと
いやね、ビッシリ質問が書かれてるワケだよ いつもの天狗の新聞記者さんに押し付けられてしまったの
定期的に「俺とゆうかりんを新聞のネタにしたい」って言ってまとわりついてくるんだけどさ、ゆうかりん写真嫌いなのよ
「自分がじっとしてて他人に何かされる」っていうのはどうもゆうかりんには合わないみたい だから俺はあらかじめ
「俺だけの取材ならいいよゆうかりんを含まないならいいよ」って言ってやったのよ そしたらインタビュー記事作るんだってさ
質問がバーッと書かれた紙突きつけられてね、紙面上でいいからこれに答えろって言うんだ ある意味新しい試みだよね
ゆうかりんにもそういう訳を説明すると、微妙に白けたような目で「あなたも偉くなったものよね」なんて罵るように言ってくるの
適当な愛想笑いで返しつつもゆうかりんから返してもらおうとするんだけどさ、俺が手を伸ばしたらゆうかりんがサッと避ける
手を伸ばして、避けられる、手を伸ばして避けられる 数回繰り返した後ゆうかりんにペンまで奪われてしまって
ついでに席を立った時にイスと机さえも奪われてしまってね 左手で俺を抑えつけながら右手にペンを持つゆうかりん
何するのーって言ったらすげえ楽しそうに笑いながら「どうせ何も浮かばないんでしょ?私が代わりにやってあげるから」とか
そんな事を口走りながら、俺から見たら羨ましいくらいにサラサラサラーっとペンを走らせるんだ 子供が落書きするみたいにね
「好きな食べ物?生き物ならなんでも」とか言いながら明らかに適当にやってますっていう速さで質問を答えつくす
ゆうかりんそういうのイクナイよって言うんだけども俺の言う事は聞いてくれないの まだ左手で俺の顔をぐいーってやってる
ようやく取り返せたと思ったらいくつかの質問の欄に「風見幽香」って、ゆうかりんの名前がそのまま書かれてるんだよ
一応人に渡すものなんだからちゃんとやらないと・・・みたいに言うんだけどさ、ゆうかりんが「そこは合ってるでしょ?」って指さすの
指さされた欄はよく見ると「大事なもの」って書いてあった 間違ってないけどゆうかりんはモノじゃないよ、ゆうかりんだよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:45:55.80 ID:ndUoQeFm0
1/29
ゆうかりんで遊びたい
ゆうかりんをおもちゃにしたい
来るべき二つの世界の命運をかけた戦いに向けて、PCにも接続できるアーケードスティックを買いました いざ使うぞと思ったのに
やっぱり安物だからなのか、操作性の方はなんとも残念な感じでガッカリだよ 四文字で表すなら間違いなく「チンカス」だね
このレバーとボタンじゃマトモな戦いはできないだろうなぁって悲観しながら適当にカチカチパチパチと弄ってると
後ろでゆうかりんが呆れたように言ってくるんだ 「おもちゃでばっかり遊んでるんじゃないの」ってね、お母さんみたいだね
チラッと表情を窺うとゆうかりんのへの字口が目に入るんだ わかったわかったって言って俺は適当にあしらうんだよ
どうやら自分に構って貰えないのがちょっとだけ悔しいらしくてね 嫉妬する橋姫みたいになって俺の肩を揺するんだ
「おもちゃで遊ぶ年齢じゃないでしょ」って言うゆうかりん 男ってのはいつまでたっても子供なのさ、おもちゃだって買うよ、って
自分に対して有能なよくできた言い訳を使ってまたブラウン管に向き直ろうとするよ そしたらさ、ゆうかりんが
思いっきり挑発するように「私をおもちゃにしてもいいのよ?」って言うんだよ この発言にはちょっと俺も反応しないといけないね
どういう事かと聞いてみると、「私をおもちゃにできる自信が無いんでしょ?だから子供のおもちゃに逃げるのよ」なんて
明らかに無理やりなこじつけをしてくるんだ さっきまでとは違う表情で、ふふんと笑ってね 俺はまんまとその発言にひっかかるんだよ
聞き捨てならないからね、遠回しに誰をヘタレ呼ばわりしてくれちゃってるんだいゆうかりん 不敵な笑みを浮かべるゆうかりんに
こちらも不敵な笑みで答えるよ 立ち上がって、じりじりとゆうかりんとの距離を詰める 少しずつ少しずつ近づいて行って
腰に手を回してやるとゆうかりんは俺の腕の中に納まる様に身を寄せてきてね、俺の胸元にくっつけるように両手をあてるんだ
ゆうかりんの鼓動が直接俺の心臓に伝わってくるようで、いてもたってもいられない 何かを期待したような目で俺を見上げるゆうかりん
「いいの?」って聞いたら「いいよ」って優しく言ってくれるんだ 「まだお昼だよ?」って聞いたらじれったそうに身体をくねらせて
「朝も夜も関係ないでしょ?一日中ずっとあなたのことを考えてるんだから」って なかなか嬉しい事を聞かせてくれる
そこで俺は勢いをつけてゆうかりんを抱き上げてね、お姫様抱っこの体勢にしたまま歩いていって寝室のドアを開けるの
ベッドの上にゆうかりんを仰向けにぼふんと置いてね ゆうかりんが際どい感じで足を組み替えるんだよ お互いの目線が合って、
さてそろそろ・・・と思わせるところで 俺はゆうかりんに思いっきり布団をかけてやる 頭までスッポリ隠れるようにね
「へ?」ってゆうかりんが変な声を上げるんだ 布団の下でもぞもぞもぞってして、端からぴょこんと頭を出すの
俺はため息を吐いて言ってやるよ おもちゃにするも何も、ここんところ毎晩ゆうかりんで遊んでるじゃないか、まだお昼だから
おゆはんの買い物もしてないんだよ、大人しく寝ててね ってね 起き上がろうとするゆうかりんをまたベッドに倒して布団をかけ直してやる
ぷーっと不満に頬を膨らませるゆうかりん 多少申し訳ないかもしれないけど実際俺も自身の貯蔵量的な意味合いで疲れてるんだよ
「夜まで待てないし待てない」って言われるんだけどそれでも待ってもらうしかないよ、一日は長いんだよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふふふふ

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:45:57.56 ID:B4KoXkHl0
スレストいないし(スクリプト爆撃はあるけど)急がなくてもいいんじゃないのとお節介ながら思うけど

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:46:39.89 ID:ndUoQeFm0
1/30
ゆうかりんにかけたい
ゆうかりんに土をかけたい
「仕方なかった、仕方なかったんだ」って言いながら足に力をやるとシャベルが土にずぶっと刺さって
それを起こして土を掘り返す 傍らにはゆうかりん うつ伏せになってて、もうこっちを見る事は無いだろう
土を掘るのは思ったよりも身体全身を使う行為でなかなか疲れる 疲れるんだけど俺は穴を掘らないといけない
目の端でちらっとゆうかりんを捉える、まだうつ伏せ 俺の中の何かが勝手に安心したようで吐息が漏れる
やっとこさ掘り終わった穴は随分と不格好だったけどこれで十分だと自分に言い聞かせて次のステップに移らないといけない
ゆうかりんを穴の中心に収める 上を向かせた方が良かったのかとも思ったけど、俺にそこまでの余裕が無くて
それでうつ伏せのままずるずると引きずる事になってしまうんだ ゆうかりんを引きずって、頭から穴に突っ込んで
糸の切れたマリオネットみたいな腕と脚をいい具合になるようにちょいちょいとやってね 背を反らせて上から穴を見ると
なんだかとてもしっかりとできているように見える 何が、っていうのはこの全体の、俺のやってる事だと思うよ
「この女の子は初めからこの穴の中に居たんじゃないかな」なんて夢見がちな台詞が俺の背中を通り抜けるんだけど
それすら自分の外で、掴めなくて気分が悪い だから俺は適当に地面に置いたシャベルをまた持ち上げるんだよ
土をかけている間も「仕方なかったんだ」って言葉が俺の口からひとりでにポロポロ落ちるから集中力も何もあったもんじゃない
それでも頭の部分が最後になるように土をかけていったのは、こうなんというか、これも上手くやってるなって感じだった
胴体部分は全部土の下に眠ってて、後は優しい緑色の髪を隠すだけ もう一息だと自分の頬をぺちんと叩いて気合を入れなおして
薄暗い空を見上げてから、また土をかけるよ 土をかけようとしてると視線を感じるんだ、何かと思うと向日葵で
たくさんの向日葵がこっちを向いてるの、なんだかじっと俺を見つめているようで気持ち悪いんだ 灰色の向日葵だよ
見ないように無理やり背中で隠してとっととゆうかりんに土をかけ終えたよ 元々の土がそんなに整ってなかったから
もうどこに埋めたのかわからないくらい ここらでどっと妙な疲れがやってきて俺はその場にへたり込んじゃうんだよ
何か半ば自暴自棄な気分になって、尻をつくだけじゃなくて背中もついて、土の上にゴロンと寝転がってみた なんだか笑える
くくくって変な笑いが出てくるのを抑えないで受け止めながらも、どうしてこんなことになったのか、いま一度思い返してみるんだけど
自分にフィルターがかかったように「仕方なかったんだ」って単語しか出てこないんだよ あの時のぬるりとした感覚だけは
未だに手に残っているんだけど、そこから先に踏み入らせてくれないんだ 素敵に都合良く出来ている自分という生き物に妙な関心
ふとここで気になる事が出てくるの ゆうかりんは今俺の下にいる、今は一月だからもちろん冬だ じゃあ、どうして向日葵が咲いている?
ガバッと起き上がって周りを見回すんだけど そりゃあ当然のように向日葵なんて咲いてない 咲いているはずがないからね
きっと夢でも見ているんだろう、向日葵の事だけじゃなくて、これ全部がだよ まずは手を洗おう、そして深呼吸だ、ね!ゆうかりん!
うふふふふ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:46:50.63 ID:zYbS5HGlO
初めて本物見た
なんか感激

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:47:28.59 ID:ndUoQeFm0
1/31
ゆうかりんを見守りたい
一番近い所でゆうかりんを見守りたい
最近は雪だの雨だの、グズグズした天気が続いたんだけど今日はなんともカラッと心地よく晴れてね、だからゆうかりんが
「たまには一人で幻想郷を見てこようかしら」なんて言って外に出たりするんだ 連れて行ってもらえなかった俺は
家で一人のんびりとするしかないんだよ あんな言い方してたけど、俺を連れて行かないって事は何か「相手」がいるんだろう
弾幕ごっこに夢中になるのもいいけど、せめて地形を削らない程度にしておいて欲しいものだと思いながらテーブルにぺたんとなる
こういう時にガッツリとお風呂掃除でもしようかなあでも寒いかなあ、なんて面白味の無い独り言をぼとぼとと落としながら
なんとなく心地よい眠気に包まれて瞼が落ちてくるの 昼寝もいいよねゆうかりんが横に居てくれないのは少し寂しいけど
でも眠りに落ちる瞬間に何かに起こされるんだ 「ねえ」って言われながら身体を揺すられてね ゆうかりんかと思って顔を上げたら
これがね、全く見知らぬ子なの 奇抜な服装の少女が俺の顔を覗きこんでるんだよ いやここ俺の家、ちょっと待って不法侵入じゃないのこれ
俺がなんて言おうかと迷っていると少女は勝手に俺の横の椅子に座るんだ そして俺の方を見て、「幽香に置いてかれちゃったね」って
ピンクの巻き髪が少しふよんと揺れるの、なんだかいい香りがするようだ そして俺を見下すようないやらしい笑みを浮かべてね
「君は役に立たないから置いてかれちゃったんだよ、そんなんでいいの?幽香の彼氏でしょ?」って言うんだ 何か面白そうにだよ
続けて「まあでも必要な物も時には忘れる事もあるわけで」ってね 思ったよりこの子マシンガントーク、そしてこの展開は何なんだろう
不法侵入の女の子が俺に話しかけてきます まあでもきっとゆうかりんのお知り合いか何かだと思うからそこまで心配はしてない
「お茶でも飲みますか」って聞いたら「何よその言葉遣い気持ち悪い、まあでも貰う」って言うの なかなかの図々しさも持ち合わせるみたい
紅茶を用意する俺にまだまだ話しかけてくる 「私の方が幽香との付き合い長いんだから先輩よね」なんて何だか知ったかぶりにね
「だから何だって訳じゃないけど」とも続くの、じゃあ何なんだと この子のペースに合わせるのはなんだか妙に疲れる気がするよ
お客さん用のちょっといいお紅茶をカップに注いで目の前に置くとね、その子は俺の目を真っ直ぐ見て優しい表情を見せてくれるの
ニコッと笑って、「ずっと見てるんだからね、幽香を悲しませたら怒るからね」ってね 変な話だけど、お母さんのお節介みたいなそんな感じ
ますます変な子だなぁって思うよ、それにゆうかりんを悲しませる訳が無いじゃないか 適当に失礼な返事を渡して置いたら
「そう」って言って、また笑うんだ 最後には「そろそろ幽香が戻ってくるかな」って言ってね、なんだか俺の目の前が眩しくなるんだよ
「あ、ここにあったのね、私の日傘」 そこで目が覚めたんだ、いつの間にか寝ていたらしい ゆうかりんが帰ってきたところだった
ふと横を見ると、俺に立て掛けるようにしてゆうかりんのいつもの日傘があった 薄いピンクの優しくて可愛らしい色をした日傘
これが無くて大変だっただとかレーザーは太さがどうたらこうたらってぶつぶつ言いながらゆうかりんは日傘を拾い上げる
さっきの出来事をゆうかりんに言おうかとも思ったけど、「お昼寝してたの?平和な人ね」で片づけられてしまいそうな気がしたから
そっと胸のうちにしまっておく事にした、俺自身も信じてないからね 付き合いは短いかもしれないけど、ゆうかりんは俺のだから!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:48:00.53 ID:7kwoyzA/0
毎月よくこれだけの文が書けるもんだわ

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:48:25.86 ID:vYZJkJ070
またお前か

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:48:31.34 ID:P8o8+kol0
初めて生で遭遇したが狂気を感じる

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:49:23.43 ID:Z5WIlNWg0
流石日記幽香厨そこにシビれる憧れるゥ

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:49:39.69 ID:ndUoQeFm0
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     i::::::::::::::::!-‐ァ'ヽ:::::::iァ'〒テァt\::::::|:://〈ー‐、___   __,,.. -‐''"´i/
     i、:::::`ヽ| ァ'=‐ \|  ゝ-‐'´ i\|//:::::',‐'_r、  ̄  ,|_r‐'´
     `ヽ:::::::,ハ ,.  ,     " /::::i//:::::::,ハ、  ` ̄ ̄  
       )イ::/|    _ _,.   /::::::://:::::::/:::::::\
         レ':::ト 、,          |:::::://-‐-'、:::::::::::::〉    例大祭で頒布される
.        人::::レト`>、- ‐r'" ̄7;//    `、:::::/    「この東方同人がすごい!! vol.1」という本の中で
       〈:::::Y::::;イ#,|/へー|へ、i//       ∨     インタビューを受けることになりました
        ヽ./ ,/#,/ 〉イ |#,#7 /l,!/      |
        /  /#,#l./ |lノ´`ヽ/#,|/      〉     頒布元は、つ-20bのサークル「星空亭」さん
        /  ,'#,#,iく  ,(i/´   ∨      ノ      気になる人は行ってみるといいかも
       〈  i,#,#,i Yo〈_r-、   |- 、    /
         V ヽ,l#', ァ'´二.,k_ノノ   \  /        それに合わせてインタビューで使用する質問を募集してるらしい
         i  i,l#,レ'   -‐ ハ''"     Y         「こんな質問してほしい」ってのがあったら言うといいよ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:49:59.39 ID:7H09C9Ot0
怖え

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:50:49.86 ID:ndUoQeFm0
               __,,.. --──-- 、..,,__
             ,::'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
           ,:'"::::::::::_;:-─-:、::::::::::::::::::::::::__::::::ヽ、.,__
         ,.'´:::::::;'"´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::、:::::`く
        /:::::::::::/:::::::/::::::i::::::::::ハ:::::::::i::::::::i::::::::::::::ヽ;::::':,  っ
        i::::::::/:::::::/:::::::ノ:-/-'|:::::/|::::::;ハ:::::::::::::::::;!:::::',.    っ
         ,'::::::ノ::::::::::i:::::::〈_;ノ―- i:::;' |:::::,' !、_:;ハ:::::〈::::::::i  っ
        ,!::::〈:::ハ::::;ハ:::::;:イ __ レ' ノ::ノ―i_::/、|:::::::';:::〈   っ
      イ:::::::::Y:::::Vヽレ'  ´ ̄ ̄ヾ ´    _  !:::::::::!::::::i
      〈::i::::::::::::〉:ン:ノ:::|            ´ ̄ヾ 7::::::/:::::/
      〉::;::::::::::::::;':::::::::!  """     '       !:::;:イ:::::::i'
     ノ::/::::::::::::::::|:::::;ハ.    r‐- 、._   """/、!'::ヘヽ(
    ノ::::i::::::::i::::::::ノ:::イ::::i`ヽ.  ヽ.  _ノ     ,へ::::::|:::',    例大祭のQ-30a、サークル「MOKUMOKU」さんで
     ';::::ハ::::/::;:イ::::::ノ:::7‐-、へ、     _,.. イ:::::!:::::::|::::::〉   漫画版「あいゆえにゆうかりん」が頒布されるみたいよ
     ノヘノ::::!::_;;::'-(:::::/\  \`7二´ヘ-、ノ:::ノヽ::ハヽ(    委託予定は無いらしい
       )>'"    `'(ヘX::ヽ、/rヽ./`ヽ!(r"´(r'"ヽ!     
       /        YXXヘ  7tヘ  !Xヘ`ヽ.        
     /         ';XX;:i /  ハ |:Xハ  ',.
      i           iXXXi/  / i |XXi  ヽ.
     ヽ. ヽ    i  イ」XX;:i、__,.へ」〉 iXXi _,イ


52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:50:53.57 ID:Z5WIlNWg0
同人誌デビューとかワロス

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:51:47.02 ID:ndUoQeFm0
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  !ノ:.:.:.:.:)':.Y:.::'、       '   "!,:イノ ::::::::::::::://:::::::::::::::::::::::::::::::::Y
  ハ;.:.:.:ノ:.:.:.!:.:ハ、   i´ ̄7   ,.イ:.:.:Y>、:;____//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
  〈:.:.:):.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:ノ`ァ、.,_`  ,. イ:.:.〉:.:.ハ`ーへ.//:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   )'´ヽ/_(_,.>く´ i、  ̄ト !レヘ(へ(ヽ!   //-へ、__r-、__:::::::::::::::::
   )/´  `ヽ,l+ヘ  ヽ._」 |`''>r、).   //        `ー'" ̄
   /      Yl+ゝ、_/ム__/i+l+i ヽ.  //
  .i        i.l+i+ヽ/ ハ./l+l+ハ  ',__//
   '、 、    ' イl+l+l7   i/i+l+l  r'ヽ、ヽ  http://www.youtube.com/watch?v=bFNztQhOx80&feature=related
   `ヽ. '´   ':;+K_,.ヘ、_」〉l+l+7_ r'ヽ.  〉
     '、      _ヽ._,,.. --‐‐ァ-r‐!ヘ   ,ハ
      ';    '"´     / /" ̄`ヽ!イノ  例大祭のゲスト企画はもう少しあるんだけど、それはまた今度
       ,k         i/    ヽノイ i
      く+ヘ、       _,Yーr-、ン、  _ノ

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:52:05.04 ID:kt+iokrk0
これ毎回違うのか

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:55:51.74 ID:7kwoyzA/0
もう31日まで終わったのか
さるさん掛からなかったのかな

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:08:49.05 ID:FxY2HtRV0
あーちょっと出遅れたか・・・

でもリアルで見られて良かったよ
幽香さんと仲良くな

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:09:31.52 ID:C6Xi5LEn0
よし読み終わった
やっぱり一気読みはきつい

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:21:25.73 ID:Im/dOJ280
相変わらずだな
楽しませてもらったよ

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:29:22.28 ID:Ig4jc98w0
某裏合同は面白かったよー!
一緒にあの合同に参加できたのは光栄でしたー

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:19:03.99 ID:KmyFQ3y/O
すこし遅かったが一応本物が初めて見れて良かったぜ


あいゆえにゆうかりん欲しいな…

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:20:54.23 ID:DtyzoL0R0
同人誌イベント限定かー行くか迷う

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:22:05.32 ID:8PW2buNu0
想像以上だった

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:27:07.68 ID:ndUoQeFm0

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     rイ::::::|7:::::::::::| | | |     , ‐- 、  xx|/:::/    \/
      ヽ、八 :::::::::|  ヽ.    |   ヽ|  ,ハ(rヽ.   / \  マーボー!
       ノ::),,.-‐|    ト 、  、  ノ /´! /| |
    _,,.∠ ‐=ニ=-‐'    /i 、> 、.,__,. イ,| レ'./ |
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  ` ー--‐''、"´ ア/#,#,#,#,#,#,#,| ヽ-l |,#,:{\   \ 
       ` .ァく_#,#,#,#,#,#,#,#,| / ! |,#,ヽr \   \
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         /#,#,#,#,#,#,#<__  ,リ !,#,#,#!>ト-ヽ.,__ノ
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 _,.r<#,\ ,#,#,#,#,#,#,#/、 i __|,#,>

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:31:13.95 ID:C/IWjVkSP
宣伝必死すぎだろww

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:31:54.60 ID:C6Xi5LEn0
この人格ゲー好きだなww


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