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いつまでたっても風見幽香さんを愛し続けてみた

1 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/1
ゆうかりんと考えたい
ゆうかりんと将来の事を考えたい
何やらゆうかりんが袋を持って帰ってくるんだよ と言っても大そうな袋じゃなくてね、簡単なモノが入る程度の紙袋さ
500円玉を溜めてる俺の貯金箱が見るも無残な開けられ方していたなーと思ったらゆうかりんは何やら買い物に行ったご様子だね
いつになくニヘニヘした様子のゆうかりん 俺に袋の中身を聞けと言わんばかりの態度だね、そんな見え見えの釣り針に
俺が釣られるはずはないんだけども、その釣り針がゆうかりんのモノだとすれば問答無用で口の端に引っ掛けざるを得ないよ
「ゆうかりん何買ってきたの」って聞いたら満面の笑みで「見て驚きなさいよー」なんて言いながら袋をガサガサ そんな台詞は
おじゃる丸で腐るほど聞いた気がするね じゃじゃーんって言いながら妙にもったいぶってゆうかりんが取り出したのは一冊の本だよ
雑誌だね、ゴチャゴチャした表紙をよく見ると「結婚情報誌」って書いてある こういう本は行く末を決めた一対の男女が
ソワソワしながら買いに行くモノだと思っていたよ ゆうかりん、すげえ嬉しそうに「買っちゃった」なんて言うの 本を買う時に
店員さんに「おめでとうございます」って言われたのが微妙にうれしいんだって そんなことを言いながらゆうかりんが俺の方に
本を押し付けてくるんだ 受け取って中を読んでみる 結婚式場だの、相手の親に挨拶しに行く時のマナーだの、かかる費用だのが
ある程度分かりやすく載ってるもので、そしてどのページにも幸せそうな男と女の写真がこれでもかと使われていてなんだか眩しいよ
適当にパラパラめくった後、「ゆうかりんってこんな本読むんだ」なんて言って付き返してやる ゆうかりんはふんと鼻を鳴らしながら
「あなたも読んでみたら?後学のために」なんて言うんだ 俺は適当に頭を掻いて手をヒラヒラと振ってやるよ やっぱりゆうかりんは
俺にもそういう気になって欲しいんだろうね、少しだけしゅんとした顔になるんだ 俺だってわかってないフリをしているだけで
そういうことを考えないわけではないよ 考えるんだけども今のところはどうにも踏み切れないというか、踏み切る足が無いというか
甘えた発言をすると勇気が足りないんだよね むしろ今まで通りのゆうかりんとの関係がずっと続いていけばいいなあって思ってる
ゆうかりんとしては結婚を望んでいるんだろうか、それで彼女はいいのだろうか 考えるコトなんてのはいくつもあるもんだね、
俺を飽きさせないくらいにたくさんあるみたいだよ いつの間にか、俺の背中にぴったりと身体をくっつけて、大木に寄り添うような、
そんな体勢になっていたゆうかりん くっついたまま動かないだけなのに、どこか俺にアクションを取らせるような無言の力があってね
一度返した本だけどももう一回手に取ってね、ゆうかりんを背中側じゃなくて俺の横に座らせて一緒に読むことにしたんだ
ゆうかりんと同じペースで同じところを読む 軽く笑って「こうしたかったのよ」なんて言うゆうかりんを見ると、どこも悪い気はしないよ
結婚式にかかる平均費用なんかを見て、二人で口をそろえて高い高いって言い合ったり、ドレスのデザインについて語り合ってみたり
あとは何かを想像してみたりする 案外悪いもんじゃないな、なんて口に出すとゆうかりんが露骨に嬉しそうな顔になるのが可愛いね
でも答えは保留だよ もうちょっと考えさせてくれとゆうかりんに言うと無言で頷いてくれた 「待たせられるのは慣れてるから」なんて
軽く言ったりね それはアレかな、同棲始める時の話の事を含んでるのかな!あの時の話はもういいじゃん!恥ずかしい!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ


2 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/2
ゆうかりんに着せたい
ゆうかりんにタンクトップを着せたい
タンクトップの動き易さとゆうかりん自身の妖怪としての素質の相乗効果で主に俺の口元が緩みっぱなしで大変です
着せたいというかなんというか、この時期は勝手にゆうかりんがタンクトップ姿になるんだけどね そりゃあ暑いじゃんね、夏だよ
お外に出る時はいつもの服なんだけど、家の中ではタンクトップのゆうかりん 白地によくわからない英文字が入ってるような
微妙にダサめのタンクトップだよ 暑い暑いなんて言いながら左手をぱたぱたとやって、口にはわざわざ俺に買ってこさせた
ソーダ味のアイスバーを咥えるゆうかりん いやあなんだかだいぶ絵になるなーって思うよね、この空間ひとつが完成されてるようだ
ゆうかりんの肌にうっすら滲む汗も、ぽたぽたとフローリングに滴る溶けたアイスの液も、タンクトップゆうかりんを引き立てているよ
まあそんな悠長な事言ってないでとっとと布巾で床を拭いた方がいいんじゃないかと思うけどね 溶けたアイスってべたべたするよね
もう、ゆうかりん早くそれ食べちゃってよ、って言うと少しだけむっとした表情で「だってこれあんまりおいしくないの」って言うんだよ
わざわざ俺にメモ帳渡して指定までして買ってこさせたアイスがまさかの評価マイナスだなんてね 俺もアイスも悲しみを背負う結果になるよ
そんな俺の口に思いっきりアイスを突っ込みにくるゆうかりん 片方の手をついてもう一方の手でアイスを持ってずいっと押し付けるの
「はいご褒美」なんて言いながらね 溶けかけのゆうかりんの食べかけアイス、ああもうこれだけで庭付き一戸建て以上の価値はあるよ
いやそれ以前にもっと素晴らしいものが俺の目に飛び込むのよね タンクトップ姿のゆうかりんが前かがみになって俺に向き合うわけじゃん?
まあなんというか色々といいねこれ タンクトップも捨てたモンじゃ無いね、こりゃあオイシイですなあってアイスの話じゃないようふふふ
無駄に襟元が広いのがタンクトップ最大の魅力にして全世界のタンクトッパーがタンクトップを好んで着用する理由だと思うのよ
発育のいいゆうかりんのたわわな二つの何かが谷間を作って俺を見てくるのよね これで伸びない鼻の下なんて鼻の下じゃないよ
まあ、そうはいいつつも一応程度に目は逸らすんだけど でも逸らしたら逸らしたでその反応によって相手にバレちゃったりするんだよ
はっと気づいた顔のゆうかりん、今度はニヤッと顔を歪ませてね、もっともっと俺に近寄ってきて「どこ見てたの?」って聞いてくるんだ
確信を持って聞いてくる時のいやらしさと言ったらないね 俺は目を逸らしつつ、別にどこも見てないよって返すんだけどもまあバレバレ
「別に見られてもいいんだけど」なんて言ってクスクス笑われちゃうんだよ ゆうかりんに手玉に取られる感じがして俺はもにょるよ
そのうちゆうかりんが、いかにもわざとらしくタンクトップの胸元の部分を引っ張ってぱたぱたってやって「あー暑いなー」なんてやりながら
俺の方をチラチラ見てくるんだよね 見え見えのエサに一発で釣られてしまった俺が「はしたないからやめなさい」的な事を言ってしまうんだけどさ、
「やっぱり見てるじゃない」って返されてしまってうぐぐぐぐ 「見てない」「本当は見てたくせに」「見てないって」「またまたご冗談を」なんて
そんなやり取りをしちゃうんだよ それでも暑くて俺が手に持ってたアイスは溶けきってフローリングにベタベタの水たまりを作ってしまってね
ゆうかりんに「早く食べないとダメじゃない」なんて怒られてしまうんだよ 俺は悪くないんだ、悪いのはゆうかりんだよ本当だよ嘘じゃないよ
むしろその魔性のタンクトップがいけないと思うんだよね ああもう肩撫でたい!その健康的な肩を撫で回したい!ホントに!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ


3 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/3
ゆうかりんを可愛がりたい
可愛いゆうかりんを可愛がりたい
可愛いは正義ってよく言うじゃないか ってことはゆうかりんは正義なんだよね 少なくとも俺を救う正義のヒーローであるわけさ
お茶飲み友達の蓬莱山さんのお宅にお邪魔してるんよ 自分の事を「姫」とか言っちゃうちょっと変わったとこのある子だけど
女性らしい奥ゆかしさを持った素敵な方だよ まあなんていうか家がめっちゃでかいのよね、あながち姫でも通用しかねないよ
こういうふうにどこかにお邪魔するなんてたまにしかない事なんだよね ゆうかりんが一人でお出かけする用事があった時とかに
暇だから俺も遊びに行こうかな、みたいな感じ この暑い時期の竹林っていうのは太陽の畑よりはずっと過ごしやすいものでね、
イイカンジで竹が日光を遮るんだろうね 「ウチよりは涼しい」って言うと「よかったじゃない」なんて横から返ってくるの
毎日暇そうにしている自称お姫様 あんまり外出はしないタイプらしい、だからその分来客はある程度歓迎してるんだとか
適当なお茶(というかレモネード的な何か)をちびちび飲みながら下らない話に花を咲かせるよ 午前中のおばちゃんみたいにね
その中でね、姫様が「私昔はすっごくモテたのよ」なんて言い出すんだよ 妙な切り出し口に少し乗り気になってやると、
得意満面の笑みで自分語りを始めるお姫様 なんでも、昔はいろんな男性に求婚されてほとほと困り果てるくらいだったんだとか
結果的に全員お断りしたらしいけど本人がそれを楽しんでるってのがポイントだね 小奇麗な顔して随分な悪女だと思うよこの子
ふふんと髪を書き上げるモテモテのお姫様 絵にかいたような美しい黒髪がまるで神話に出てくる楽器みたいにしゃらんと揺れるよ
昔モテたとか言ってるけど、俺てっきりこの子20代後半くらいかなと思ってた ってことはもしかして20代だったりするのかな
まあどっちにしろこの若さでこんなこと言うなんてアレだね でさ、そんな話を俺にして何がしたいのって話になるんだけども
直接そう言うわけにもいかないから「そうなんだすごいね」みたいな感じで話を合わせておいたよ 向こうは気を良くしたみたいで
「ね、私の事どう思う?今でも通用する?」なんて聞いてくるんだよ 少し前のめりになってそんな事言われると心が動かされそうな
そんなイメージはあるんだけど正直に俺は「わからない」って言ってやったよ 「かわいい」とか「綺麗」とかさ、正直そういうの疎いんだよね
というよりそこまで深く考えた事はあまりない ただ俺の中で一つだけ確かな理論があるんだよ、それはまあ当然っちゃ当然なんだけど
「ゆうかりんは綺麗でかわいい」ということ ゆうかりんはやっぱりかわいいんだよね だから俺の場合「綺麗」と「かわいい」は
「ゆうかりん専用語句」みたいな扱いになってるの 自分に自信を持っていたお姫様はつまらなそうな顔をして元の体制に戻って
なんだか「感性が足りない」とかぶつくさ言われてしまったよ 少し申し訳ないかなと思うよ 多少はフォローしてやろうと思って
「女の子らしくはあるよね」みたいになったら「その感性でよく風見幽香の相手が務まるわね」なんて言われてしまって頭を抱えたよ
帰り道にゆうかりんとばったり 遊びに行っていたと言うと「他の女のところに行くなんて勇気あるわねゴゴゴゴゴ」みたいな事を言われたけど
うん、やっぱりゆうかりんは可愛い 口に出してそう言ったら急に顔を赤くしてモゴモゴし始めたゆうかりん、ますます可愛い
ゆうかりんより可愛い生き物なんてこの世に存在しないよね、ゆうかりんが可愛いから今日も平和さ!毎日が楽しい!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ


4 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/4
ゆうかりんに咥えさせたい
ゆうかりんに俺のを咥えさせたい
夜になって、ゆうかりんがその気になっても俺だけその気になれなくて二人の気持ちがグレイズ状態なんてことは良くあるよ
疲れてるから寝るーって言ってるのに、ゆうかりんだけは妙に目をギラギラさせてたりなんかしてね 申し訳無いと思うけども
こういう時だけ「人間は体力が無くて困るねハハハ」みたいな事を言ってとっとと寝に入ってやる ズルい種族差の使い方だよね
頬をぷうっとさせて不満をあらわにするゆうかりんも完全無視だよ 女の子の日じゃないけどそういう日だってあるものなんだよ
それでもやっぱりゆうかりんは満足したいようでね 半ば破れかぶれになって「じゃあお口でしてあげるから、ね?」なんて言い出すの
ぺろぺろしてくれるんだって、俺は別に動かなくていいんだって そうなると話は別だよね、ゆうかりんに一方的に奉仕させるなんて
凄く幸せな気分になれそうだよ、それに動かなくていいならあんまり体力も使わないし、今の状況に一番合った方法だと思うんだよ
とりあえずそんな方向で話を進めてみる 仰向けに寝ろと言われたのでその通りにすると、ゆうかりんが慣れた手つきで下を脱がすんだ
花も恥じらう可憐なゆうかりんは俺を男たらしめている部分にはもう全く恥らわなくなってしまった 軽く指でもにもにと弄んで
少しの硬さを得てから舌で触れ始めるの 初めはちろちろと先っちょとかカリのフチとかをなぞったりして俺をその気にさせるんだ
だんだんとエスカレートして唾液を塗りたくるように舌を這わせてみたりなんかして、時々ちらちらと俺の方を覗き見るようにするゆうかりん
さっきまでぶつくさ言ってたけどやっぱり気持ちいいものは気持ちいい、興奮するものは興奮するんだよね そういうふうに出来てるの
舌と口を使ってるから言葉は発さないゆうかりん、だけど呼吸が少しずつ荒くなってるから感情は手に取るようにわかるんだよ
俺が手を伸ばして髪を撫ぜてやると少しだけ嬉しそうに鼻を鳴らす そしてその後にぱくっと口で咥えて、唇で一定の刺激を与えつつ
頭を上下させて奥まで飲み込むようにしてくるの 舌が別の生き物みたいに絡み付いてくるのがたまらない こんなの耐えられないよね
俺の反応を見ながらゆうかりんが口を動かすもんだから、弱いトコとか全部バレちゃうんだ 裏スジが亀頭と繋がっている部分を
執拗に舌の先で舐られて悶絶だよ 一心不乱に口に含むゆうかりんと、もはや完全にペースを奪われてゆうかりんの頭に手を置きつつ
息を荒げるだけの俺 さっきまで乗り気じゃないのに今となっては俺も勝手に大騒ぎだよ 俺が同人誌みたいな台詞を言うと
ゆうかりんは少し目を細めたり軽く吸ったりして反応するんだ 出ると言わなくてもこれもバレちゃうんだろうね、身体を震わせる俺の分身を
動きを強めて吸い上げるようにするんだ ゆうかりんの口の中に大量にフィニッシングシャワーだよ、一回で全てのゲージを放出してしまった
目を細めて受け止めてくれるゆうかりんを、ぼうっとする視界のなかで眺めるよ 六秒間の快楽が終わった後、名残惜しそうに口を離して
喉をこくこく鳴らした後に「こら、出し過ぎ。溺れちゃうじゃない」なんて言うんだ 舌をぺろりとしながら俺に向かってほほ笑むんだよ
出し切った感覚は俺に一定の清涼感すら与えてくれるよ ゆうかりんは「結局ノリノリだったわね」なんて言いながら俺の分身をつつくの
その後当然の様にまた俺のモノを弄り始める えっ終わらないの?って聞いたらこれまた当然の様に「今日は口だけで搾り取るんだから、
そうね、あと三回は頑張って貰おうかしら?」とか言うのさ 流石にそれは夢が無い回数だね!なんだかハメられた気分さ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふ


5 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/5
ゆうかりんと買いたい
ゆうかりんと下着を買いたい
「ゆうかりんの下着は水色!ちょっと子供っぽいようなの!フリルとか付いてるとなお良し!」みたいなこんな会話をしたら
クリエイティブ系魔法使いのマーガトロイドさんが「お望み通りの下着を穿いた1/6スケールフラワーマスター人形」を作ったために
今我が家では家宝的な扱いを受けているところだよ もちろんゆうかりんには見せられないけどね、壊されたらたまったもんじゃないよ
今日はゆうかりんに腕を引かれて買い物に来たんだよ 地方のくせに妙な規模と圧倒的な駐車場の数を誇る複合型のデバートでさ、
本屋の看板を見つけて、勝手にそっちに足が動きそうになるんだけどゆうかりんと繋がった手はそう簡単には離れなくて、
「はいはい後でね」なんて諭すように言われながら別の方向に引っ張られて行くんだ 着いた先は婦人下着売り場というやつでね、
妙に息の詰まる空間が俺を出迎えてくれたんだよ あれ?ゆうかりん食器買いに行くって言ってなかった?って聞くんだけど
当然といったような顔で「こうでも言わないとあなた一緒に来てくれないでしょ」って言うんだ 基本的に下着売り場は苦手だよ
ゆうかりんに連れられて入ってるわけだから何も悪い事はしてないんだけど、どうしても周りの視線は俺を歓迎してないように見えるよね
それに俺としてもどっちを向いていいものだかわからなくなる事ばっかりだしね 駄目元で「俺外で待ってるけどいいよね」って言ったら
肯定でも否定でもなく「うるさい」って言われてしまったよ 絡み付かせた手の指をぎゅっとやって、俺の手がいたいいたいってなるんだ
俺を傍から離さず、慣れた手つきで品定めを始めるゆうかりん 毎回の買い方はこうだよ、まずゆうかりんがいくつかいいのを選んで
そしてから俺に意見を聞くんだ ゆうかりんが選んだ奴の中から二つぐらい俺がイイと思ったものを選ぶの その後値段を見てね、
まあ大抵値段は勝因にも敗因にもならないんだけどね、そしてすぐお買い上げというわけさ 品定めしながらゆうかりんが
「せっかくだからあなたが喜びそうなのを選ばないとね」とか言い出すんだけどさ、そういう事を平気で言うから俺が嫌がるっていうのを
どうしてもわかってくれないんだよねこの子は 向こうで作業してた店員さんが顔を上げて、ニヤニヤした目つきでこっちを見るもんだから
ばっちり俺と目が合ってしまったよ 居辛さがマキシマムスパイダー状態だね、ああもう逃げ出したい、本屋の中を延々とウロウロしてたいね
鼻歌で幽夢(未使用バージョン)なんかを口遊みながら品定めするゆうかりん さっき目の合った店員さんはいつの間にか寄ってきてて
ゆうかりんにあれもこれも勧めまくるんだ そういう話を聞いた時の大抵のゆうかりんの行動は決まってる、聞いたフリをしつつ
最終的には「私じゃわかんないからこのヒトに聞いてくださる?」なんて言って俺を盾にするんだ 本当にめんどくさい時も、
今回みたいにある意味俺に何かを求めてる時とかもそうしちゃうんだよ 赤の三つ編みのお下げを揺らす店員さんは猫っぽく笑いながら
さっきゆうかりんにした説明を俺にもう一度繰り返して浴びせるの もう何て反応していいやら、向こうも仕事だから非常に熱心に喋るの
「そうですね」って言った後に愛想笑いを返すくらいしかできなくて困ってしまうよ で、最終的にゆうかりんと店員さんでニヤニヤしながら
俺の焦った顔がうんたらかんたら、そんな気持ちもうんたらかんたらなんて話をしてるんだよ 全くもう、イタズラが過ぎると俺も怒るよ
今度は試着しようと言って試着室へ足を向けるゆうかりん まだ俺の手を離さないの?流石にそれは無理な気がするよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


6 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/6
ゆうかりんを揉みたい
ゆうかりんの肩を揉みたい
ゆうかりんを全体的にもみもみしたい ゆうかりんの身体にはいくつか絶妙のもみもみポイントがあるんだけどさ、
大部分は普通に触られると嫌がられるんだ 少し触れただけで身体をよじって逃げられてしまって、クスクス笑いながら
「もう、夜まで待てないの?お猿さんね」なんて言われちゃうの だから草木が眠るまで、じっと我慢の子になるわけなんだよね
今日はなんだか首を寝違えたみたいでさ、どうにもこうにも左の肩だの首だのが張るんだよ 八意印の塗る湿布薬を使っても
全然効果が無いみたいでね、一日中なんだかどうにもこうにも気になってしょうがないの 肩の肉を掴みながら首をコキコキやってると
その様子を見たゆうかりんが少しだけ心配してくれるんだ 「人間はひ弱なんだから無理しちゃ駄目よ」とかなんとか言いながら
俺の方に寄ってくるんだよ 本当にちょびっとだけの心配だよ、ゆうかりんにとっては明日の天気予報と同じレベルの心配だと思う
まあそんな心配でもゆうかりんに与えられるモノには違いないからね、単純に出来てる俺の脳はそれを喜びとして感じ取って
ゆうかりんに笑顔を返すようにビビッと指令を出すわけさ その笑顔が気になったのか癪に障ったのか、それはどうかわからないけども
何かを思いついたように手をぱんと叩くゆうかりん 「ここは私は肩でも揉んであげましょう」なんて言うの 俺はちょっとだけ逃げ腰だよ
いつだかそんな感じのテンションで「骨盤マッサージよ」とか言いながら俺の骨を麻酔無しで変形させようとした珍事件があってだね
いやね、めちゃくちゃ痛かったよ 声にならない叫びっていうのが絶え間なく自分の口から飛び出してね、激痛と驚きの連続だったよ
そんな思い出が一瞬で脳裏によみがえったからここは丁寧にお断り申し上げようと思ったんだけど 「いいじゃない、減るもんじゃないし」
なんて都合のいいことを言いながらゆうかりんが俺の肩を掴むんだよね いや下手したら減りかねないんだよね、俺のパーツがね
でもちょっとおかしいよ、普通は後ろから肩をもみもみしてくれるんじゃないのかな?どうしてゆうかりんの顔が俺の目の前にあるんだろう
俺の正面のゆうかりんは見せつけるように柔らかく笑って、二人の間に箸を掛けるように両手を伸ばして俺の肩に乗せるんだよね
軽い鼻息を鳴らして意気込みを見せるゆうかりん 後ろ向いた方がいいかって聞いたら「このままの方がいい。いいわよね?」って
当然の様に言うんだよ 俺の顔を見ながらマッサージできるのがイイんだって ゆうかりんの考えてることは時々よくわからない
まあ俺もゆうかりんの顔が見れる方がいいからね この体勢が「確実に逃げられない」事を意味していると感じてしまってからの俺は
だいぶ素直で扱い易い子だと思うよ そんなわけでお互いに見つめ合ったままでの肩のコリを解してもらう事になったわけなんだ
できるだけ優しく、アリをも殺せないくらい優しくね!ってお願いするんだけど「少しくらい力入れないとキモチ良くないでしょ?」って
俺の話をなかなか聞いてくれないゆうかりん 嫌な汗が背中を伝うよ 破れかぶれで苦し紛れな展開で、俺もおもむろに腕を伸ばして
ゆうかりんの肩を掴んでやった これだと何だか二人で取っ組み合いでもしてるみたいだね ゆうかりんは少しだけむっとした顔になって
「どうせなら抱きしめてくれてもいいんだけど」とか言うんだよね 適当に乾いた笑いで返す俺、つられて楽しそうに笑ってくれるゆうかりん
最終的に「やっぱり肩凝ってないから、あーもう夕食の準備しなきゃね」って言って逃げたよ まあまだ三時なんだけどね!!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふ


7 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/7
ゆうかりんと七夕を過ごしたい
天の川をバーッと渡って一年に一度ゆうかりんに会いに行きたい
特に何の変哲もないいつも通りの夜空を見上げながら、ゆうかりんは「もし一年に一度しか会えない関係だったらどうする?」だなんて
悪戯っぽく俺に聞いてくるのさ 俺はすぐに「そんなの嫌だよ」って返すんだけど、クスクス笑いながら「答えになってない」って言われてしまった
そんなの信じられないね 今となっては毎日どころか毎秒こうやってゆうかりんと触れ合っているのが当然だと思ってしまっているから
想像することすらかなわないよ ものすごく残酷な話だね どうにもこうにも耐え切れ無さそうで、質問に対して「そんなことは絶対させない」って
返してみたら、「それも微妙に答えになってないわよ」って厳しく反論するゆうかりん 今日のゆうかりんは結構キッチリしているね
何万光年という想像もつかない距離を隔ててゆうかりんと俺が過ごしてて、一年の364日間は顔すら見れない生活を強いられるだなんて
なんというかそんなの許されてたまるものかって感じがするよ もし自分自身がお偉いさんで立法の権限を任せられてるとしたら
積極的にイチャイチャできるように法律を改正してやりたいね、それこそ「俺が法律だ」って言ってゆうかりんに頬擦りして見せてやりたいよ
でもゆうかりんは俺とはちょっと違った事を言うんだ 「私はそういうのもアリかなって思うの」ってね これにはちょっとばかりビックリ
一年間に一度しか会えなくてもいいって言ってるようなものだからね 俺の心の中にピラミット状に積み重なったジェンガのブロックを
横から薙刀で一刀両断して崩すような発言だよこれは 問題発言にも程があるよ、何が問題かって俺がショックだってところがさ
そう思うと態度に出ちゃうんだろうね、ゆうかりんの眼には俺はキョドったように映ったのかな 諭すようにくすくすと笑われて
「そういう意味じゃないわ」って言われるんだ そういう意味じゃなかったらどういう意味なのかっていうね 俺にわかりやすいように
簡単に話してくれと頼んだら、「一年中あなたの事を考えるのって素敵じゃない?二人が会う一日のために他の日を犠牲にするの」って
楽しそうに語るんだ 七月七日を心待ちにして暑い日も寒い日も悶々と考え込んで溜め息なんか吐いちゃって、ようやくその日が来たとなれば
風船が割れはじけるようにはじけるゆうかりん、そう聞いてみればああそれもありかもしれない 会えないという状況に置かれたならば
相手の事を考える事しかできなくなるわけだからね ゆうかりんは頭がいいね、なんて言ってこしょこしょとしてやると身体をよじるんだよ
「ある意味織姫も彦星も幸せなのかもね」ってまた空を見上げて呟くゆうかりん 星空に居るこの二人の根底にあるものは、それは
「離れていても二人の心が通じている」って事だよね 織姫と彦星は絵になるなーと思うけども、羨ましいとはあんまり思わないんだよ
なんでかって言うと、俺とゆうかりんの方が幸せだからね 幸せの大きさとか定義とかそういうのは結局誰が決めるのって話になるけど
俺が決めていいんだったら俺が一番幸せに決まってるよ、それ以外の選択肢が無いくらいだね 俺とゆうかりんがナンバーワンなの
ゆうかりんのおかげで今が一番楽しいし、一番幸せなんだよ 一年に一度じゃなくて365回も顔を合わせてるからね、合わせるだけじゃなくて
笑い合ってるからね 結局思うんだけど、会ってても会えてなくてもやっぱりゆうかりんの事ばっかり考えてるんだよ もう距離なんて関係ない
二人の間に最初から壁なんて無かったんだよね むしろ二人は一緒なんだよ、身体じゃなくてもっと透き通った何かが一緒になってるんだ
ゆうかりんの顔を見ると、ゆうかりんも俺の事を見てくれていて、それでいて笑ってた あーこれがいいんだな、これがいい!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


8 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/8
ゆうかりんを見つけたい
ゆうかりんを発見したい
ディスカバリーゆうかりんチャンネルだね、ゆうかりんの身体の隅々まで探検して回りたいよ 俺はゆうかりんを良く知ってるつもりでも
まだまだ俺の知らないゆうかりんがあるらしいんだよね だから全てを暴き尽くすよ、この俺の目で全部見ないと気が済まないんだ
毎回同じような事を言うけどさ、今日もほんっと暑いよね 毎年毎年「去年より暑いんじゃないか」って思うよ、気温が留まるところを知らないね
家の中でのゆうかりん、薄い生地のシャツ一枚で過ごしてるんだよ なかなか健康的で主に俺に良しだね、ディ・モールト・ベネだよ
色々な意味でゆうかりんが健やかに育っている事の喜びを勝手に噛みしめるよ この瞬間だけなら暑さなんてポイしちゃいそうだね
ふと下らないネタを思い出したのでゆうかりんを呼んでみるよ 「後にしてー」って俺の呼びかけを完全にスルーするつもりのゆうかりん
座椅子のちょうどいい角度を見つけるために試行錯誤するくらいなら先に俺の方に来てくれてもいいと思うんだけどね 座椅子は大切らしい
最近俺の優先順位ってのがだんだん下がってきているような気がして微妙に悩むよ とりあえずゆうかりんが終わるまで待っててね、
ゆうかりんにこっちゃ来い来いってするよ TSUTAYAで借りてきた映画のDVDを見ようと俺に言ってくるゆうかりん、何本かDVDを持ってね
俺に意見を求めてくるの 「洋画がいい」って言ったら「どれも洋画じゃない、あなたが借りてきたのよこれ」って言われてちょっと笑うよ
すっと自然な感じでゆうかりんの肩に手をかけるよ ゆうかりんの身体がちょっとだけぴくってするの 右手でゆうかりんの肩をなでなでして
そしてするりと動かして、ゆうかりんの肩から首、顎と頬をなぞるんだ いきなりの俺の行動に驚きを隠せない様子のゆうかりん
左手も添えてやって、ゆうかりんの頬をモノみたいに弄ぶよ 「な、何」だとか短く言いながらゆうかりんが熱っぽい視線をくれるんだ
「ちょっとね」なんて言って軽く笑ってゆうかりんの目を見てやると、今度は恥ずかしそうに視線を逸らすんだ わかりやすくて可愛いね
さて準備は整った、いざレッツトライだよ 頬を撫で上げるようにすると耳があるよね 耳の位置を確かめたらそのまま下に視線を移動させるよ
耳をちょうど下方向に延長した位置に両の人差指をぷにっと突き立ててミッションコンプリィィト!「ゆうかりんの乳首みーつけた!」って叫びます
いやね、その後は一瞬で吹っ飛ばされたからもうワケわかんないんだけどね 全身が東日本大震災の時の食器棚みたいになってしまった
胸元を押さえて「いい加減にしろ!」って言われちゃったよ そんなに乳首の位置を当てられたのがショックだったのかなゆうかりんは
この方法だと本当に一発で乳首の位置が当てられるぞ、みんなもやってみよう ちなみに当然ながら幻想郷ではセクハラ扱いです
ちょっとしたジョークのつもりだったんだよ、茶目っ気だったんだよ、って言うんだけど顔を真っ赤にして息を弾ませるゆうかりんには通じなくて
「死ね!いいから死ねっ!」て何度も言われたしモノも投げられたよ 駄目だよボールペンをダーツみたいにして投げないで痛いよウフフフフフ
そんなに薄い服を着てる方が悪いだとかそもそもお風呂の時は毎回見てるって言い訳をするんだけどこれまたゆうかりんには全く通じず
俺は悲しみを一本背負いすることになってしまったよ 後日、ゆうかりんと向かい合ってベタベタしてる時に、おもむろにゆうかりんが
俺の両耳に手を当てて、そのまま下に目線を動かして、人差指で正確に乳首の位置を突いてきた 不意の事に身体がビクッとするね
何をするんだと言うと「なんかやってみたくなった」と笑って言うゆうかりん 俺の時はあんなに怒ったのに!いい茶目っ気だね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ


9 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/9
ゆうかりんとお勉強したい
高校生のゆうかりんとお勉強したい
夏がうっとおしい理由ってのには暑さだけじゃなくて「学期末テスト」だとか「夏季補習」だとかっていうものが含まれるんだよね
全体的に勉強は苦手なんだけど、その中でも数学とか物理とかそういうワケのわからない記号を並べて遊ぶ系の教科がダメダメでさ
このままじゃ無事に夏休みを迎える事すら危ういんじゃないかって言う状況になったんだよね 部活にも行かずに頭を抱える俺に
「普段勉強しないからこうなるのよ」ってわざとらしく言って絡んでくるゆうかりん 例年に続き、今年もまた同じクラスになったんだよね
「勉強してるのに」って言うと「じゃあ元々が頭悪いのね」なんてキッツい事を言うんだよね 広げたノートと教科書の上に、これまたわざとらしく
座っちゃう風見さん(学校での呼び方) つんとした顔のままで見せ付けるように足を組むんだ そして「私が教えてあげようか」なんて
有難いお言葉をくれるんだよ 俺が顔を上げて聞き返すと、「私が教えてやった方が効率がいいって言ってるの」だとかなんとか
俺たちに学問を教授してくれるはずの教科書を頭ごなしに否定しちゃうような事を言うんだよね それは是非ともお願いしたいところだね
じゃあ早速、って言うんだけどゆうかりんは直前で待ったをかけるの なんでも今日、ゆうかりんのおうちにはご両親が居ないらしくてね、
せっかくだから家に来て勉強会をやらないか、って言う事らしい スラスラと言われたけどもなかなか大胆な発言だと思うよ
ゆうかりんの顔もに妙に恥ずかしそうになってるの、やっぱり誘うのには勇気が居るモンなんだね 俺が「いいの?」って聞き返したら
「別にいいわよ、付き合ってるんだから当然よ」なんてちょっと上ずった声で言うんだよ そういえば、という程でもないんだけど
春からそういうお付き合いを初めたんだったっけね ゆうかりん、学校ではつんつんしてるし一緒に帰る時も手すら繋いでくれないから
本当に俺は彼氏なのかと自分に問いたくもなってしまう日々だったよ 本当は俺が勇気を出して何かする方がいいのかもしれないけど
とりあえずそれはそれでこれはこれ、やったーゆうかりんの家初めてだー!って叫ぶと「学校ではそう呼ぶな」って怒られてしまったよ
そうと決まればもうこんなみすぼらしい教室としみったれた机に用は無い、とっとと二人で準備をして学校を出てゆうかりんの家に向かうよ
帰り道、お互いに口数がすごく減ってしまったのはあれかな、もう勉強するのに集中してるってことなのかな そういうことにしておくといいかな
ゆうかりんの家は知ってたけど中まで入るのは本当に初めてだった 学校でのイメージとはちょっと違って、ピンクの花柄のシーツや枕とか、
ぬいぐるみとか意外に可愛い物が多いゆうかりんの部屋 欧米諸国に観光にでも来たような気分でキョロキョロといろんなものを見てる俺に
「あんまり見ないで」って言っちゃうゆうかりん ゆうかりんのお部屋はゆうかりんの香りがするねって言ったら 「当然よ、って馬鹿」って
つまらないノリツッコミみたいに返されてしまった ちっこいテーブルにお互いに向き合う形で座って、ノートだのペンだのを適当に用意した上で
さあ勉強するよ!って事になったんだけどさ、やっぱり勉強ってのは好きじゃなくてね、「本当に勉強するの?」って呟いたんだけどさ、
ゆうかりんが何を勘違いしたのか顔をマジシャンズレッドみたいに真っ赤にして「そ、そういうのはまだ駄目だから!まだ早いから!」って
必死に言ってくるんだよ 程無くして俺もゆうかりんがこんなテンションになった理由に気付いた後に、意地悪っぽい顔を作ってやって
「まずは高校卒業してからだね」って言ったらさ、飲み物取ってくるって言って勢い良く出ていっちゃった うふふ可愛いなあ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ


10 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/10
ゆうかりんと泣きたい
ゆうかりんと泣きに泣きたい
最近ようやく駅前のレンタルビデオ屋でDVDを借りる術を理解したんだよね これである程度見たい映画が好きに見れるようになったよ
だから最近の晩御飯の後はもっぱら映画鑑賞会 ゆうかりんが乗り気でも乗り気じゃなくても無理やり誘って鑑賞会のスタートだよ
今日の映画は「アリスとキリギリス」っていう準新作の奴でね、魔法使いの少女と一匹の昆虫が織りなす淡く儚い恋の物語を
様々な観点から割と斬新じゃない切り口でべったりと書き上げたような作品だよ 色々と厳しい現実がキリギリスに襲いかかったりするんだけど
こういうのって最後は結局ハートフルなハッピーエンドだからいいんだよね 二人の未来を感じさせるような温かい演出と共に
流行りのジャンルの歌が流れて、下から上に名前が流れていくの 途中まではゆうかりんと談笑しながら適当な態度で見てたんだけどさ
終盤はゆうかりん全然喋らないの 結構のめり込んでるなーなんて思ってたよ 「いい映画だったね」なんて言いながらゆうかりんの
肩をぽんぽんと叩きながら顔を見てやると今度は俺がびっくりだよ シュールストレミングの缶を開けてしまった時みたいにブワーって
ゆうかりん泣きまくりなんだよ 顔じゅうの穴という穴からダラダラと水分を垂れ流してね んで俺の顔を見たのが引き金になったらしくて
「ふええええええん」って大声出して喚き始めるの そんなに感情移入してるとは予想外だよ、ゆうかりんってば滅多に泣かない子なのに
風神録の四面も真っ青になって逃げだすくらいの泣きっぷりだよ 紆余曲折を経て最後にようやく結ばれた二人の恋の行く末を思って
「よかったね・・・本当によかったね・・・」とか言っちゃうの 無意識のうちにか、俺の服の裾を掴んで涙を拭おうとするゆうかりん
それは微妙に困るのでハンカチでも持ってきてあげようかと思って席を立とうとするんだけどさ、ゆうかりんにぐっと腕を掴まれるの
そのまままた座らされちゃってね ぐうっと胸元に抱き着かれるの そのまま俺に顔を埋めて泣かれるとなんだかこっちが悪い事してるみたいで
微妙に俺まで不安になっちゃうんだよね 「どこにも行かない?」って、随分と鼻声になりながら俺に言うんだよ 映画の中では
感情の擦れ違いによってなかなか二人の時間が確保できないようなシーンもあった そういうのを見てちょっと不安になっちゃったのかな
いつもゆうかりんと一緒にいるけれども言葉にしないと伝わらない事もあるのかな 少し恥ずかしいけれども咳払いをして自分を鼓舞して
「俺はどこにも行かないからね、安心してね」って言うんだ ゆうかりんが涙声で「うん」って言うの、まだ少しひぐひぐと嗚咽を漏らしながらね
安心したら涙を拭いて俺に笑った顔を見せて欲しいんだ 泣いている顔は君には似合わないよ そんな君を見てると俺まで不安になっちゃうよ
微妙に独り善がりな事を言いながらゆうかりんの頭を軽く撫でてやる ああでもそうじゃないだから俺の服で涙を拭かないのハンカチにしなさい
結局泣き止まなかったゆうかりん 随分と長い間抱きしめていたような気がするよ ゆうかりんの反応等も総合的に加味して考えると
この映画は結構な良作の部類じゃないかと思う やっぱり映画っていうのはいいね、知らない価値観をそのまま延髄に叩きつけられるよ
二人でしばらくはじっとしてたよ そのうちどっちからともなくお風呂に入ろうと言い出すまではじっと身体を寄せ合ってひっそりしていた
でもお風呂入ってベッドに入る頃にはもうケロッとした顔になってるゆうかりん 「たまには思いっきり泣くのもいいわよね」だなんて
サラリと言い流しちゃって少しおかしいよ それでも俺は言うよ、大丈夫だからね!俺はずっとゆうかりんと一緒だから!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


11 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/11
ゆうかりんを食べたい
ゆうかりんの手料理を食べたい
いつもは俺がご飯作ってるんだけどね、ゆうかりんがご飯を作るっていうのは俺にとってすごく大きなイベントなんだよね
単純なんだけど大事件さ いやね、何を作られても食べるしかないじゃん、そこが問題 ゆうかりんが料理下手って訳じゃないけど
竜が出ても蛇が出ても食べなきゃいけないっていうのは結構なプレッシャーだよ 俺がプレッシャーに強くできてればよかったんだけどね
家に帰るといつものようにゆうかりんが迎えてくれる、だけど今日のゆうかりんはちょっと風変わりな格好だったんだよね 手におたまを持って
エプロンの腰のところをきゅっとして、俺に「悪いけど手が離せないの、ごめんなさいね」なんていかにもわざとらしく告げるんだよ
コスプレなの?そういうプレイするの今日?って聞いてみたけどそうじゃないらしくて どうやら本当に料理を作ってるみたいでね
そうするつもりならあらかじめ言っておいてくれればよかったのに いつも通り俺が作るモンだと思って帰りに色々材料を買っちゃったよ
ビニール袋を見せてやるとゆうかりんは「じゃあそれも頂戴」なんて言って俺から奪い取っちゃうんだよ そしてそのまま俺を放置して
台所のほうにぱたぱたと戻って行くの 妙に熱心にやってるんだなあと思って感心してしまう、鍋をぐるぐるとかき回すゆうかりんに
「何食べさせてくれるの」って聞いたら満面の笑みで「今日はカレーよ」って言われたの 俺にはどうしてもその笑顔が死の宣告にしか見えなくて
一気に腹の痛くなる思いだよ いやね、カレー苦手なんだって、頑張っても頑張ってもあの茶色いドロドロした物体だけは好きになれないの
ちっちゃい頃からずっと苦手、だから自分で作った事とか一度も無いの、なのにこの笑顔の主は当然その事を知っててやってるはずなんだよね
随分いやらしい事をしてくれるじゃないかゆうかりん 君がいやらしすぎて俺はちょっと用事を思い出したから今から着替えて外出しなきゃね
とか言ってみるんだけどそりゃあもうバレにバレバレで「いいから黙って座ってなさい、これから晩御飯だから」って言われちゃうんだよね
色々と詰んだ気がするよ コンティニュー画面がなかなか出てきてくれないのが酷い、このゲームは初心者にはちょっと厳しいよ
「まだ時間早くない?」って言ったら「それほどでもない」みたいに無駄にカッコ良く返されてしまって完全に退路が無くなってしまった
鼻歌を歌いながらゆうかりんがご飯の上にデロデロとカレーをかけて、俺の前に置いてくる 銀のスプーンは何となく気取っていて
水の入ったグラスに突っ込まれてる徹底ぶり 立ち上るカレー臭が俺の鼻に飛び込んで、脳に直接「泣いてもいいんだぞ」って信号を出すの
本当に食べなきゃ駄目かって聞いてみたんだけどゆうかりんは「食べる前に聞いてほしい事があるの」って言うんだ 軽く咳払いした後
カレーのルーの隠し味にハチミツを入れた事と、中の具材は高野豆腐とがんもどきしか入ってないってことをわざわざ俺に教えてくれるの
俺の苦手な食べ物オンパレードじゃないですか なんていうか俺に死ねっていってるのこの子 「とんでもないわ」と即否定するゆうかりん
「あなたの嫌いな食べ物を克服させようとしてるだけ、それだけよ」って言うんだ 大変よろしい心がけだけど全部一緒ってのは無いんじゃないかな
皮肉を込めて「大した親心だね」って言ってやったら「乙女心の間違いでしょう?」って言われてなんと返してやったらいいのやら、な展開だよ
このカレーを残してしまった時の事を考えてみる 怒られはしないだろうけど、その「大した乙女心」を持ったゆうかりんはきっと悲しむだろう
悲しませたくないから残せないよね でも全部食べきれるとは到底思えないわけで あーもう出口のない迷路だよ!糞ゲー!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ


12 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/12
ゆうかりんと洗いたい
ゆうかりんと靴を洗いたい
靴は汗を吸うし勝手に蒸れるしだから基本的に臭いよね やるんだったら天気のいいお休みのお昼に洗って乾かしてしまうに限るよ
バケツに水を汲んで、適当な洗剤とたわしよりは柔らかいブラシを用意してお庭の望める縁側のところに座って陣取るよ
ゆうかりんは「綺麗好きなのはいいことね」とかなんとかいって俺の背中側からべたべた触ってくるんだ ゆうかりんあっついよ
それでも1mmも手伝おうとしないあたりがゆうかりんらしいとも言えるよね ただ俺の邪魔をするばかり、でも不思議と嫌ではない
とりあえずゆうかりんに玄関から靴を持ってきてくれとお願いするよ 俺の靴と、ゆうかりんのいつも履いてる赤いお靴をね
「わかった」と簡単な返事をした後に「何に使うの?変なコトしないよね?」なんて笑いながら聞いてくるゆうかりん 流石にしないよ!
靴だけ持ってくるならその可能性が無きにしも非ず的展開だけども水と洗剤とブラシを用意した縁側でマニアックなプレイなどはいたしません
いやでも例えばこんな、片足だけ靴を履いた状態で俺のきのこの山を虐めてミルクチョコレート状態にするっていうのも割とアリだねこれ
やるとするならやっぱりある程度靴は洗っておかないといけないね そんなわけで今日のキレイキレイ作業にもますます身が入るわけさ
ややあって、結局素直に靴を持ってきたゆうかりん いつも足元に栄えるその赤い靴を受け取る時にも人を試すような顔つきで
「臭い嗅がない?」とか聞いてくるの 嗅ぎませんとあえて言ってやった、というか俺思ったよりも信用無いのね、ちょっと悲しい気分だよ
ゆうかりんのお靴を水に漬けて、その後洗剤をぷくぷく泡立てて表面を手で滑らせるようにして洗ってあげるよ ブラシは要らない子だね
泡付けて、擦って、じゃぶじゃぶと水で濯いで、そんなのを繰り返す俺の横でゆうかりんはずっと見てるんだ 自分の靴を、というか
洗ってる俺の手付きだとか顔だとか、そういうのを見てくるの 俺にのしかかるようにしていたゆうかりんはいつの間にか背中を離れて
俺の横にちょこんと座っているんだ まじまじと俺の中にある俺を見ながら「他人の靴洗うのってなんか屈辱的じゃない?」だとか
そういう話をしてくるんだ 意図がよくわからないけどとりあえず俺が言えることは一つだよ 「これは他人のじゃないから」って事だね
むしろ俺のだよ、一周回って俺のだよ ゆうかりんは俺のだからゆうかりんの靴も俺ののはずだよ だから全然そんなことは無いよね
どっちかっていうと嬉しい気もする こんな些細な事だけどゆうかりんのためにしてあげられる事があるなんて 喜ばしいってレベルじゃないよ
ここまで言って少し恥ずかしくなったので「まあ、そんなかんじ」なんて言って適当に笑って見せた ゆうかりんは何やらわかったような顔で
「ふうん」なんて言ってくれたんだ そのまましばらくちゃぷちゃぷする ゆうかりんの靴は両方とも洗い上げたよ、きっと綺麗になったはずさ
このまま物干し竿の端に引っ掛けて乾くのを待てばいいね さて次は俺の薄汚いスニーカーを、と思ったんだけどここで待ったが入るよ
ゆうかりんがサッと俺の手から靴を取り上げて、「私もやってあげるわ」なんて言うのさ 軽く腕まくりをして、水入りのバケツを寄せて、
片手には妙に勇ましくブラシを構えたりしてね 何故かいきなりやる気になったゆうかりんに俺はよきかなよきかなって思ったりするんだけど
それでもだいぶ不満が残るよ 単純に危なっかしいの、そんなに勢い良くやったら狙いすましたように水が跳ねてしまうじゃないか
ゆうかりんのお洋服が汚れちゃうよって言うと「少し黙れ」と言われる 「たまには黙って見てなさい」だって!頑張り屋さん!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


13 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/13
ゆうかりんと乗りたい
ゆうかりんと一緒に乗りたい
「ほら、もうちょっとだから頑張って」なんて言われながら俺は自転車を押す ゆうかりんは自転車の荷台の所に横に腰掛けて
額に惜しみない汗を浮かべている俺にそっけない応援をくれるんだよ 俺が自転車に乗って漕いでないのはここが坂道だからなんだよ
随分と急な坂道だね 加えて当然の様に舗装もされてないよ 妖怪の山の中腹あたりを理由も教えられずただ自転車を押させられている
いつものすまし顔で当然のように自転車の荷台に座るゆうかりんに、どうしても「降りて」とは言えずにね 何故か無駄に頑張ってしまって
「ああ自分って損な性格してるんだなーハハハ」とか思っちゃってるんだよ にしても改めて思い返してもわからない、どうして自転車で
山を登らされているんだろう この自転車は幻想郷内では相当珍しいアイテムでね、自分以外誰も乗り方がわからなかったから
流れで貰ったものなんだけど当然貴重なもののはずだよ まあでも別に道具は使うものだしゆうかりんが乗ってるだけで
壊れるようなシロモノではないから安心なんだけど ゆうかりんに降りろとは言わないけれど自然なフリをして遠回りに遠回りを重ねて
「せっかくだからゆうかりん自転車漕いでみたら?」みたいな事は言うよ 「んー」って言って人差指を口元に当てて何かを考えるフリをした後に
「漕ぎ方わからないから今回は遠慮するわ」なんて言うんだ ただペダルに力を加えるだけだっていうのに、そんな嘘もゆうかりんなら通じるね
ひーこら言いながら自転車を必死に押して、だいたい五合目は突破したと信じたい、まだまだ上の方は見えないのが地味にキツいけどね
「そろそろいいかしら」なんて言って自転車からぴょいと降りるゆうかりん 急に軽くなる自転車に俺も何かから解放されたみたいだよ
周りの景色をぐるっと見回して何やら呟くゆうかりんに「何をするつもりなの」って聞いてみるよ ようやくこの質問ができたことが嬉しいよ
もう息も切れ切れ、これ以上の疲労はごめんだよ、返答によってはここで子供みたいにジタバタして希望に答えない事もあり得ると知れ
ゆうかりんは口元をきゅっとして少し目を細めて「あなたに自転車に乗ってもらうだけよ、本当にそれだけ」って言うんだ 何やら怪しいよ
「またまたご冗談を」って返す俺にちらっと目線をくれるゆうかりん 「乗ってみればわかるでしょ」って言って俺の背中をぐいぐい押す
仕方ないので少しだけ付き合うフリをする俺、自転車にまたがると結構この坂が角度があることがわかるよ、身体が傾いてしまうね
少し気を緩めたらこのまま猛スピードで坂を下っていくハメになりかねないよ ん?今のがなんかそれっぽいよ、非常に悪いそれっぽさ
まさかとは思うけどそんなことは無いよね 何かを求めるように目線を送ったんだけど、どうやら心の奥底まで全部見透かされていたようで
「そのまさかよ」って言いながら自分も荷台のところにまたがって、そして地面を軽く蹴るんだよ ゆうかりんによってスタンドは戻されていて
最初の小さな勢いで自転車は下へ向けて動き出してしまう ちょっと待ってこの急勾配っぷりは流石にジョークにはならないんじゃないかな
楽しそうに「しゅっぱーつ」なんて言いながら俺の腰に手を回してぎゅっと身体を密着させるゆうかりん ああここだけご褒美みたいだね
その後は、なんていうかわかりやすく言うならば「スリルドライブ」だったよ 超オフロードコースを木々だの石だの妖怪だのを避けながら
うわあああどいてどいてどいておわあああああって叫びながら超スピードで下って行った 生半可なジェットコースターに張り合えるレベル
道に終わりが無いようですごく怖かったよ いかにも楽しそうに黄色い声を上げるゆうかりんが憎らしくてもう!妬ましくて!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふ


14 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/14
ゆうかりんを祝いたい
ゆうかりんの日を祝いたい
ひまわりの日だって初めて聞いた時からこの日は俺の中でゆうかりん的な意味での記念日という事になってしまっているよ
何?サテライトヒマワリ?そんなの知らないよ 使うだけで初心者が死んでくれるようなスペルカードはお呼びじゃありませんことよ
太陽の光を身体に受けて黄色い花弁を光らせる向日葵がゆうかりんの方を向いているから今日はゆうかりんのための日だよ
自分に明確な誕生日というものが存在しないゆうかりん、俺の考えは「楽しそうだからいいわね」みたいな感じで認めてくれてるらしく、
本人もその気になってなんだか楽しそうなんだ 今日の朝だって何も言わずにいきなりほっぺとほっぺですりすりしてきちゃってね
「そっか、今日はひまわりの日だもんね」「そうよ」なんて会話しちゃったりね やっぱり誰にとっても自分にとって特別な日ってのは嬉しいもの
テンションゲージをギラッギラに輝かせるゆうかりんを見ているのは俺も悪い気分じゃないよ 微笑ましいね、やったねゆうかりん
そんなゆうかりんにプレゼントがあるんだよ ずっと用意していたプレゼント、箱にラッピングしてもらって、ゆうかりんに見つからないように
ベッドの下に隠していたんだよ その箱を目の前に出してやると感嘆の声を上げるゆうかりん 「開けていい?」なんて待ちきれない様子で
聞いてくるんだよね もちろん開けていいに決まっているよ、プレゼントの方も君に開けてもらうのを今か今かと待っているはずだよ
ビリビリと包装紙を破くのは多少品が無いとも思うけどもこれはこれで期待の表れだよ さてゆうかりんはどういう反応を示すかな
でね、ゆうかりんは箱の中を見て、ちょっとの間固まって、その後高い声で笑い始めたよ すごく楽しそうにね、お腹を抱えるんだ
「何これ」「なんでこれ」「どうしてこれ」なんて言いながら俺のプレゼントを持ってひらひらとさせたりペチンと俺を叩いてみたりするの
五本指ソックスはお気に召さなかったかな?食わず嫌いせずに履いてみると意外にしっくりきて毎日の生活が捗るスグレモノなんだけどね
「プレゼントに五本指ソックスなんて聞いたこと無いわよ」って言って笑ったまま俺にもたれかかってくるゆうかりん 受け止める俺
ゆうかりんが履いてくれる姿を想像しながら店頭で二時間くらい悩んで悩んで買った、白地に赤と黄色のポイントが入るヤツなんだけど
何故笑われているのかが俺にはよくわからないよ ちょっとだけショックを受けてしゅんとした俺の顔を見て、ゆうかりんは束になっている
五本指ソックスで俺の頬をぺちぺちとやりながら「嫌いじゃないわよ、あなたらしくていいじゃない。嬉しいわ」って言ってくれるんだ
なあんだそうかそうかそれはよかったウフフフなんて言いながら俺もゆうかりんのお腹をくすぐってやる ゆうかりんが喜んでくれるということは
俺にとって一番の喜びだよ それだけで全てが救われる気がするの、身体がスッと楽になるような、それでいて力が沸いてくるような
とても不思議な感覚だよ ゆうかりんは俺に五本指ソックスを見せつけながら「履かせてくれたりする?」なんて挑発的に言うんだ
もちろんだとも、ゆうかりんの足を包むために買ったんだからね ここは嫌に丁寧にそれでいてベタベタ触りながら履かせてあげようかな
新品の五本指ソックスに包まれたゆうかりんのおみあし 素足もいいけれどこれもまたよろしいよね こうスベスベと触っていたくなる
「でも今から夏本番よ?あまり出番が無いと思うのだけど」と言われてしまって俺はちょっと答えに詰まるよ そこまで考えてなかったよ
サンダルのときも五本指ソックスにすればいいじゃないかと言うとまたそこで笑われてしまうんだ 五本指ソックスいいよ!ガチ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


15 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/15
ゆうかりんと切りたい
ゆうかりんとカードを切りたい
運命のカードはを切って切って一枚選び出すんだよ でも一人じゃ選べないからゆうかりんと一緒にせーので一枚選ぶの
そのカードによって運命が明るくなっても暗くなっても俺は満足だよ ゆうかりんと一緒に選んだ道だもの何も後悔なんてあるはずないさ
いきなりゆうかりんに「さっきから何してるの?」って突っ込まれてしまう いやトランプを切っていたんだよ、こうね、シャカシャカってね
チョコボスタリオンのDISCを探してたら何故かトランプが出てきてね、すごい昔に一回だけ使ったことがあるようなモノのはずなんだけど
持ってみたらなんだか妙に手に馴染んでね、んで、こうずっとシャカシャカしてるわけさ ゆうかりんの前で素早くカードを切って見せるよ
俺に「また下らない事してるな」って顔を向けるゆうかりん いやね、でもね、これなんだか落ち着くんだよ ただカードを切ってるだけなのに
なんだか心が落ち着くんだよ不思議だよね カードとカードが擦れる音も相まってか、何故か自分を妙なリラックスワールドに誘ってくれるの
ゆうかりんにそう言ったら全然信じてくれなかったんだけどさ 試しにカードを切らせたら意外な部分を突かれたような表情に変わって
「なんかわかる気がする」とか言いながらシャカシャカするんだよね 細くて白い指で起用にカードを弄ぶの、なんだか絵になるよゆうかりん
そのまましばらくの間シャカシャカしていたよ 1セットしかないからゆうかりんが切ったり俺も切ったりして交代交代でカードを弄繰り回すんだ
そしてせっかくだからこのカードを使って遊ぼうという話になったよ こういう時、我が家はたいていポーカーが種目に選ばれるんだよね
それも賭けが発生するタイプの奴ね 完全に負けを認めてしまった方が魂を取られる、もとい罰ゲームとして相手の言う事を一個聞くの
「あなたに何をさせようか、今から考えておかないとね」なんて言ってクスクスと笑うゆうかりん もう勝った気になっているなんて間抜けだよ
今日の俺は一味違うよ ソースはどこにも無いけどとりあえず一味違うはずさ 「病は気から」みたいな感じで思い込みの力を持ってして
ゆうかりんを完全敗北させてやる事にするよ 三時に近かったので簡単にお茶なんか用意して、ゆうかりんとテーブルを挟んで向かい合って
いざ1対1(タイマン)の熱いカードバトルの始まりだよ でさ、いっくらカードを引いてもペアの一つすらできないってどういうことなの?
せめてある程度連番が来るとか同じスーツに固まるとかそういう傾向があってもいいような気がするんだけど全くそんな気配は無いよ
それどころかゆうかりんは一度しかカードを変えずに「簡単なゲームね」とか言っちゃってる 余裕の表情で勝負を仕掛けるゆうかりんに
俺は無念と呟きながら降りるだけ 終わり際にカードをぱっと見せてくれたんだけど何故だか知らないけどフルハウスとか揃ってるんだよね
妙に悔しいので「バレなくてもイカサマはイカサマだよ」って言ったら「何のことかしら」みたいにとぼけられる 絶対イカサマをしてるに決まってる
一気にこれはゆうかりんのイカサマを暴くゲームに変貌だよ 次の勝負、ゆうかりんの変な動きを一瞬たりとも見逃さないつもりで、
眼から出るレーザーで表面を焦がしてやるつもりでじーっとゆうかりんの事を見つめていたよ でもゆうかりんはその視線を避けるようにして
「あんまり見つめられると恥ずかしいわ」と言うばかりで何も怪しい動きをしてないんだよね おかしいよね、何もないのが一番おかしい
逆に俺がイカサマをしてるんじゃないかっていう疑いをかけられちゃったりで完全にゆうかりんのペースに飲まれてしまっているよ
イカサマは問答無用で罰ゲームらしいよ、恐ろしいね ていうかイカサマしてもゆうかりんには勝てそうに無いのは何なの!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふふ


16 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/16
ゆうかりんを守りたい
ゆうかりんのおへそを守りたい
ただの穴なんだけど、これは穴は穴でもすごい穴だよ お腹の真ん中にあるこの穴にどうしてこんなに惹かれてしまうんだろう
できることなら一生ゆうかりんのおへそを撫でたり指をあてがったりくるくる触ってみたりして過ごしていきたいもんだよ 贅沢な暮らしだね
最近雷が多いんだよね 夕方ごろにいきなり雲が増えてきて、あれよあれよという間に適当な雨とゴロゴロというけたたましい音がやって来るの
大抵すぐ終わるんだけどやっぱり色々怖いよね サンダーってのは強いものなんです きっと上空の雲の間をするすると縫うように飛ぶ
ロングスカートでパッツンパッツンな竜宮の遣い的女の子が悪さしてるんだと思うよ 全くもう、容姿がいいからって調子に乗りやがって 超許す
薄暗くなった部屋が、一瞬雷でパッと明るくなるんだよね そしてまた暗くなって、ゴローニャが本気出してるみたいな音が鳴り響く
雷は苦手だよ 人をビビらせるだけビビらせやがって終わる時にはアッサリと去っていくさまも凄く嫌いさ そんな俺を見てゆうかりんは
「いつまでも子供なのね」なんて言いながら馬鹿にするように頭を撫ぜてきたりするの ゆうかりんは雷が怖くないのって聞くんだけど
平然とした顔で「怖い要素が無いわ」って言うのよね 当たらなければいいだけの話だしそもそも当たっても死なないから平気だって
色々と超人的というかやっぱり人じゃないんだなーって改めて思わされるよ 寄らば大樹の陰的な役割ができるレベルの大木でも
雷が垂直に落ちてきたら燃えるなり折れるなり塵と共に滅するなりすると思うんだけどそれでもゆうかりんは倒れないのか、強い子だね
雷はどんどん近くなってくるみたいなんだ ゴロゴロする音が大きくなってくるし空が光るのと音が鳴る感覚もだんだん短くなってきてる
「おへそ取られちゃうかもね」なんて言って笑うゆうかりん そもそも雷が鳴ったらへそ取られるっていうの最初に誰が言い始めたんだろうね
「ゆうかりんのおへそだけは何が何でも守るから安心してね」的な事を言ったらまた笑われたよ この近距離で俺の事を馬鹿にしてる笑いさ
本当にへそを取られてしまったら困ると思うんだよ ゆうかりんも困るし俺ももちろん困り果てるよ ゆうかりんのへそだけは絶対に渡しはしない
そこで俺のへそをしっかりガードしつつゆうかりんのおへそも完全にお守りするいい方法を思いついたんだ おもむろにゆうかりんの服を
ぐいっとひっぱってお腹を出させてね、そして自分の服もまくり上げて相互腹部露出の態勢に移るよ なんだなんだと目を丸くして
俺の行動の行く末を見守るゆうかりん 俺はえいっと掛け声をしてゆうかりんのお腹を抱き寄せるんだよ ふゆんとした柔らかさの
ゆうかりんのお腹が俺の腹にくっつくの、当然へそとへそもくっつくよ こうすれば俺のへそがゆうかりんのおへそを徹底ガードしつつ
ゆうかりんのおへそで俺のへそも守られる、という鉄壁のディフェンスとなりえるわけだよ 「あらあら」なんて言ってほほ笑むゆうかりんに
「おへそのキスだよ」って言ったら「下らない」って言われちゃった もうこうなると雷の音だとか光だとかあれほど疎ましく思っていたのに
どうでも良くなってくる魔法だね ゆうかりんに触れる事によって意識配分というかなんというか、ああもう雷に構ってる暇なんて無いってことさ
ゆうかりんのお腹がむにむにっとして俺に体温を伝えてくるのがこの上なく心地よい ぐいぐい押してやると向こうも反応を返してくるの
でね、ゆうかりんが「こっちはキスしないの?」って言って顔を寄せてくるんだよね 別に雷でも口は取られないよって言うんだけども、
まあなんというか流れで吸ったり吸われたりするよね ちゅっちゅ音を立ててたらとっくに雷なんて止んでてさ!晴天だよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ


17 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/17
ゆうかりんに怒られたい
ゆうかりんに「めっ!」って怒られたい
ゆうかりんを怒らせるということは時と場合により死を意味する事もあるよ のん気に肌に吸い付いて血液を頂戴しようとしている蚊(カンス)を
手でプチッと潰してやる感じでゆうかりんが折檻するんだよね、ハードなのをね そりゃあ伝説の勇者もこう言ったよ、「いのちをだいじに」ってね
俺もゆうかりんとは仲良く暮らしていきたいとは思うからさ、なるべく怒らせないようにとは思うよね 俺を怒らせるのが申し訳ないよ
無駄な不安をゆうかりんにかけたくないと思って生きているよ 言ってしまえばそれこそが円満の秘訣だったりするのかな?ンフフフフ
俺が用事で出かける前、ゆうかりんは「今日は一緒に映画見るんだから、早く帰ってこないと嫌よ」なんてわざとらしく言葉をかけて
そして俺の目をじっと見てきたんだよね 少し不安の混じったような、それでいて俺に1mmの有無を言わせないようなそんな目線だよ
俺は「必ず戻るよ」って言って家を出たんだよ フラグを立てかねない言動はいつも勝手に口の端から零れ落ちてしまうものなんだけど
なんとか用事を済ませて、家に帰る頃にはもう日付が変わっちゃってるんだよねこれが 一緒に見ようって言ってたテレビの映画は
9時から始まって11時に終わるはずだった 早めにゆうかりんとお風呂に入ってしまって、並んでソファに座って大音量で映画を見て、
それが感動のフィナーレを迎えたら二人で余韻に浸りながら一緒に床に就くつもりだったんだよね これは非常にマズい気がするよ
真っ暗な森を走って急いで帰るんだけども、脳内にゆうかりんの顔がチラッチラ浮かんでくるんだよ 俺の居ない居間にちょこんと佇んで
テレビを面白く無さそうに眺めているゆうかりんの顔がね そのうち脳内のゆうかりんがクッションに拳をうずめて八つ当たりしちゃったりしてね
本当にそうなってそうな気がしてならないよ 怒られるかなー怒られるだろうなーって思いながら必死こいて不恰好に走っていくんだ
手から下げたビニール袋がぶらぶら揺れるよ お詫びの気持ちにゆうかりんの好きそうなおいしそうなロールケーキを買ってみたんだよ
ご機嫌取りと言ってしまったらそれまでなんだけど、一緒に食べて欲しいなと思ってさ そんなことを考えながら汗ダッラダラでようやく家に付いて
息を切らせながら玄関の戸を開けたんだけどさ、俺が来たのに気付いたのか、それともずっとここに立ってたんだかわかんないけど
ゆうかりんが目の前にいるのよ 玄関の戸の向こうにね 超びっくりしたよ そのまま何も言わず、口をへの字に曲げて俺を見てるの
少しずつ顔を寄せながらじーっと俺を見続けるんだよ 何かを言いたいのか、それとも俺に何を求めてるのか、ちょっと焦らされてしまうよね
しどろもどろになった俺は、遅れた理由を言うより先にどうしてかお土産について語り始めてしまった ゆうかりんの好きそうな奴だーとか
ちょっと高かったーとか、そんなつまらない話をしてしまったんだよね ゆうかりんは短く「呆れた」って言ってくれるんだ まあそうだよね
「言い訳なんて聞きたくない。あなたがもっと早く帰ってきてくれれば、それだけでいいのに」って言ってゆうかりんはフンと鼻を鳴らして、
そして俺を無視するように家の中に戻って行ってしまったんだ これは相当怒ってらっしゃるようで、申し訳無さで心が潰れそうです
その後もゆうかりんは一緒にお風呂も入ってくれなかったし、もう既に身体は洗い終えていたようで、一人でつまらなくシャワーを浴びる俺を
全く待たずにベッドの上で背中を向けて丸まってしまったんだよ でも後ろから抱き着いた俺を跳ね除けるような事はしないんだよね
ゆうかりんが俺にくれる最後の優しさだと思うよ 明日になったらちゃんと謝るんだ、ごめんねゆうかりん!機嫌直して!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


18 :以下、名無しに変わりましてサークル「ヘルガプリズン」がお送りします:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:mA38Hom0
|っ^ー^)っ 7/18

エア淫語巫女合同
人類は東風谷早苗の手の平の上で踊らされているに過ぎない




19 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/19
ゆうかりんと震えたい
ゆうかりんと寒さに震えたい
台風がどうたらこうたらで今日はすごく寒かった 夏なのにこんなに寒くていいの?って思うくらい寒かったんだよね
最初はボーナスステージかと思ったんだけどそれを通り越した寒さだったよ まさかセーターを七月に着るとは思わなかったよね
「涼しいからいっぱい触りっこできるね」とか笑顔で言ってたゆうかりんもすぐにストレスが堆積してますよ的な表情に変わってさ、
目を細めながら「これが異変じゃなかったら何が異変なのよ」とか言い出すようになっちゃうの ホントに、そのくらい寒かったんだよ
ぷくっと膨らんだゆうかりんのほっぺを人差指と親指でむにむにと摘んで「冷たくなってるね」なんて言うと、その手を引き剥がされて
ゆうかりんの胸元に押し当てられるんだよ 「こっちは温かいでしょ?」なんて言われて俺までなんだかほんわかとしてきちゃうんだよ
雨は少し前に止んだけどまだまだ寒いの これじゃあお花にも悪い影響が出てしまうと心配するゆうかりん その姿はなんだかとっても
子供の遅い帰りを心配するお母さんのようにも見えるよ それならお父さんは誰かと言うと自分以外に居ないのではないかと思い切ってみて
ゆうかりんの肩をぐっと抱いてやって「大丈夫大丈夫」って言ってやる 「わかったような口利いちゃって」ってゆうかりんが笑うんだよ
久々に温かいお茶が飲みたいって話になってね、これまた今期に入って使用頻度の激減した電気ケトルさんが活躍するんだよね
しゅんしゅんお湯が沸いたよーって下らない独り言を言いながらゆうかりんの分と俺の分、りんごの香りのお紅茶を入れました
角砂糖でお師さんもビックリの聖帝十字陵を作って遊んでいたゆうかりんはそのてっぺんのいくつかを取ってポチャポチャとお茶に入れてね、
わざわざ俺の側に置いてあるマドラーを使ってくるくる混ぜるんだ 終わり際に意地汚くマドラーをぺろっと舐めて、俺の方に戻すの
目線で「舐めてもいいのよ」と言っているみたいだ 俺は誘惑に負けたりせずに確固たる自己を持っているから普通にお茶を混ぜるだけ
お茶を混ぜるだけでも関節キスになるなーとかそんな淡い恋心みたいなことを考えていたよ 無駄に温かで無駄に和やかな時間だね
夜寝る時は、いつもはタオルケット一枚で寝ていたんだけどこれじゃあ流石に頼りないということで、秋まで日の目を見ないはずだと思っていた
ちょっとふかふかめの布団を出してくるんだ 奥の奥から引っ張り出した久々のお布団、ゆうかりんが海苔巻みたいに包まっちゃってね、
俺の入るスペースを与えないつもりらしいんだよ ゆうかりん、俺寒い、って言うんだけど「寒いなら必死に抱き着きなさい」って言われてね
夏とは思えない肌を苛めるこの寒さに震えるんだ 必死に布団の上からゆうかりんをぎゅうってするんだけどやっぱり夜は寒いよ
ゆうかりんに中に入れてってお願いするんだけどこういう時だけいじわるゆうかりんが顔を出すみたいでね、なかなか首を縦に振ってくれない
それどころかもう完全に寝たフリなんかをされたりで俺は困っちゃうよ ゆうかりん、一度寝ると朝まで起きないタイプだからなあ
結局必死に甘えるような声を出して、布団に入れてもらったよ 「寒いね」「うん」「でもゆうかりんはあったかいよ」「そうね」とかなんとか
そういう意味の無い会話をして、二人で夜の闇にまどろんでいくのさ 基本的に抱き合うような形で眠っているんだけど、やっぱり寒いと
無意識のうちにお互い抱く腕に力が入っちゃうんだよね 隙間に風を許さないかのように二人でぎゅっぎゅってくっつきあって眠ったよ
外が寒いと、その分二人の内側が温かくなるから平気なんだよ にしても暑くない七月なんて本当に不思議だね!寒い!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


20 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/20
ゆうかりんを笑いたい
ゆうかりんを見て笑いたい
なんだか安定しない天気の中、特に何をするわけでもなくゆうかりんと二人並んでぼーっとしていたんだ 家の中でね
この瞬間に引き籠りだと指摘されたら反論できないね 最近はあんまりお外にも出ないんだよね、ゆうかりんとずっとのんびりしてるの
不意にゆうかりんが俺に話しかけてくるの 「何見てるのよ」ってね、別にゆうかりんの方を見ているつもりは無かったんだけども
無意識のうちに俺の二つのまなこがゆうかりんを追ってしまっているみたい、ゆうかりんは視線を感じてそう話しかけてきたんだよ
俺は「別に」ってそっけなく答えるんだ できる限り爽やかにサラッと答えたつもりなんだけどゆうかりんには別の所を突っ込まれてしまうよ
「何笑ってるのよ」って、今度は言われるんだ これもまた無意識なんだろうね、妹古明地ちゃんのお株を奪い尽くすくらい無意識だね
無意識のうちにゆうかりんを見ていて、無意識のうちに笑顔にさせられちゃったんだよ そりゃあそうだよね、ゆうかりんを見ていたら
嬉しい気持ちになるからね、口元だって自分の意思とは関係無しにニヤケてしまうに決まってるよ 口元を手のひらで隠しながら
緩みきった頬周りをグネグネとしてやって普通の表情を作るよ そして目線をそのままに、「ゆうかりんが笑わせてくるんだよ」って答えるの
ゆうかりんはちょっとだけ不意を付かれたような表情をしてね、自分の顔とか髪とかをぺたぺた触り始めるの そして勢い良く立ち上がって
洗面台の方にかけていってね、鏡を見たらしく、すぐに戻ってくるんだよ 「どこも変じゃないじゃない」とか言いながらだよ
別に俺はゆうかりんが変だなんて言ってないんだけどね もしゆうかりんのほっぺにご飯粒が付いてたりしたらニヤニヤしてみせるよりも
何も言わずに舐め取ってゆうかりんをビックリさせる方を選ぶと思うんだ 目を瞑らせて、ゆっくりゆっくり時間をかけて顔を近づけていってね
そしてぺろっと舐め取るの、ゆうかりんの顔が赤くなるまでが俺の予想の範疇だよ とにかく今日のゆうかりんはどこも変じゃないよ、
自分が馬鹿にされていると思って俺に突っかかってくるゆうかりんに「ゆうかりんは今日も可愛いよ」って言ってやるの 俺の頬を抓りながら
「そういう事を言ってるんじゃない!」って言うゆうかりん、俺はそういう事を言っているつもりなんだけどね 膝の上にのっけてやって
後ろからシートベルトを締めるように抱きしめてやる 今度はちゃんと説明してあげたよ、ゆうかりんを見ていると自然に笑顔になるって
ゆうかりんが俺を自然とこうさせたんだよって説明してあげた もちろん笑顔でね 流石のゆうかりんもこう言えば理解してくれたらしく、
「そういうことなら、まあ、いいけど」とか言ってモゴモゴしちゃうんだよ 恥ずかしそうな顔をされるよりもゆうかりんにも笑顔になって欲しい
そう思ったのでゆうかりんのほっぺを横にむにーんって引っ張って無理やり笑顔にさせてみたよ ゆうかりんのほっぺはいつもふにふに
俺の手を止めようともせずにうーとかむーとか言って身体をよじるゆうかりん なんとなく面白いからそのまましばらく続けていたよ
あとは膝の上にゆうかりんを乗せた体勢のまま二人でずっとベタベタしててね、暇な時間を二人でちょっとずつ消化していったんだ
そんなに笑顔の私が好きなのか、ってゆうかりんに聞かれて間を空けずに頷いてやったらゆうかりんもニコッと笑ってくれて、
「それならずっと笑わせてくれればいいわ。そういうの得意でしょう?」って言われたんだ ゆうかりんを笑わせるためなら俺は何でもやるよ
道化にだってなってみせるよ、でもそういう笑いじゃなくてもいいよね もっと温かい笑いの方がいいんだよ!俺もゆうかりんも!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


21 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/21
ゆうかりんと発電したい
ゆうかりんの前で自家発電したい
ゆうかりんが「見たい」って言ったなら俺に断る理由なんて無いよ 見たいなら見せる、つまりギブアンドテイク、そういう関係だもんね
カレンダーを見ながらニヤニヤしてるゆうかりんを見て、何やってるんだろうなー何か面白い事でもあったのかなーって思ってたけど
夜になってようやく意味がわかったよ まあ野暮なので詳しくは言わないけど、日本人特有の平和で楽しいコトバ遊びって奴だよ
お風呂から上がって二人そろって扇風機の前に並んで汗をある程度引かせた後、特に何をするでもなくいつも通り床に就こうと
寝室に行って電気を消してね、ベットに腰掛けた時の事 「ねえ、あなた」ってゆうかりんがちょっとだけ意味深に俺を呼びとめるんだよ
求め方が違う、と俺は思ったよ 俺もゆうかりんも健全な男女だからすることはするんだけど、今日のゆうかりんはちょっと雰囲気が違うの
もしかしてもしかすると新たな生命の萌芽かな、とも思うんだけどそういう方向ではないらしくてね 少し恥ずかしそうにしながら聞かれるの
「男の人ってみんなおなにーするんでしょ?あなたもするの?」なんてね ゆうかりんの口から隠さないストレートに卑猥な言葉が飛び出して
ちょっとだけ目を白黒させてしまうよ そうするとゆうかりんは「やっぱ言わなきゃよかった」と言いたげな顔になっちゃうんだよ
ゆうかりんの尊厳のためにもちゃんと答えるべきだと考えた俺は真面目に答えたよ 「昔はよくやったけど最近はやってない」ってね
昔っていうのはゆうかりんと出会う前だと思ってくれれば色々と理解が早いと思います 最近はめっきり回数が減ったと言うか、
ちゃんとした発散の場を用意できたというか、遠回しに言わないでちゃんと言うとね、ゆうかりんが居てくれるおかげでしなくても良くなったの
それを聞くとゆうかりんは「ふむふむ」なんてわかったような口ぶりで頷くんだよ それがどうかしたのかと聞き返してみると、神妙な顔付きで
「ねえ、今やってみてくれない?」なんて言うんだよ 落ち着いてるのは言葉のトーンだけで随分とはっちゃけた事を言うもんだね
今日のゆうかりんは随分と斜め上を突いてくるよ 驚いて俺が聞き返したら「だから、その、お、おなにー!」って噛みながら言われて
断るのも晒し上げるようで申し訳無いので言う事を聞いてやるよ やるって言った後も「普段もっと恥ずかしい事してるからいいでしょ」とか
「あなたのおなにーが見たいだけであって誰のおなにーでもいいわけじゃないし」とか一人でぶつぶつと言い訳を言っちゃうゆうかりん
実際のところ興味津々みたい、仕方ないからゆうかりんの前で服を脱いでやって、こんな感じでいいのかなとか聞きながら
俺の股間の制御棒を研磨してみたの 食い入るように見つめるゆうかりん、「そのまま続けて」なんて言いながらね、完全に乗り気だよ
まじまじとゆうかりんに観察されて、なんだか手にも棒にも力が入る感じだよね 呼吸音と情けない摩擦音だけが寝室に響き渡るよ
そのまましゅっしゅするのもいいけどさ、ゆうかりんは自慰行為の何たるかをあまり良く知ってないと見えるね オカズが必要なんだよこの行為
ここで一つ提案してみるよ 俺はこのまましゅっしゅするから、ゆうかりんは俺を見ながら自分を慰めてみてくれないかな、ってね
顔を真っ赤にして「そんな馬鹿な事できるわけないでしょ!」って言うんだけど俺にやらせといてそりゃあないよね ゆうかりんの事を想いながら
行為にふけりたいと言ったら目を細めて少しだけ考え込んでね、「全く、しょうがない人ね」なんて言って下に穿いたパジャマを脱ぎにかかるんだ
相互オナニーってこれはこれで新しい何かを感じるよね 直接触れ合うわけでは無いけど向かい合った二人は繋がってるのさ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


22 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/22
ゆうかりんに水をかけたい
ゆうかりんに水鉄砲で水をかけたい
理由なんて1の段の九九くらい簡単さ、今が夏だからだよ 夏になったらゆうかりんの服の上から水鉄砲をぴゅっぴゅってやって
色んな部分を透けさせたいとは誰もが思うはずだよ 肌にぴったりくっついてその下に隠し持っている部分を色々と透けさせるシャツに
限りない賞賛と惜しみない拍手を送りたくなるのは自然の摂理 梅雨もいつの間にか終わってたらしいからね、水かけたいよね
「水をかけるのはお花だけで十分よ」なんて言うのはゆうかりん うっかり聞かれちゃったんだ、ついつい気を抜いて独り言でぽつりと
「あーゆうかりんに水かけたいなー」って言ってたのが耳に飛び込んだらしい 腕を組んで見下すように視線を送るゆうかりん、呆れ顔だね
たぶんゆうかりんからしてみれば、俺がまた変な事考えてるんだと思ったんじゃないかな 大正解だよね、全く持ってその通りなんだけどね
時々俺の考えている事についていけないとゆうかりんに不満を口にされるよ あんまりゆうかりんはこういう感情になったことがないんだろう
それなら一緒にやればいいよね 俺がゆうかりんに水をぴゅっぴゅするからゆうかりんも俺に水をぱしゃぱしゃすればいいんじゃないかな
こう提案したら一気にゆうかりんの眼が輝くんだよ 記念日でもないのに外食に行くと告げられた小学生の子供みたいにキラキラの目で
「えっいいの?」みたいに聞いてくるの 何がゆうかりんをこんなに変えてしまったんだろう、でも乗り気になってくれるのはいいことだよ
これで俺も合法的にゆうかりんの透けブラが見れるというわけだよ 四文字で今の感情を表現するなら「マンダム」、これに尽きるね
ただゆうかりんは一日だけ待って欲しいと俺に言うんだ 何だいちょっと恥ずかしいのかな、あの日かい? 潔く、そして快く了承する俺
結局乗り気になってくれたのか、「楽しみにしててね」と俺に言ってほっぺにツンと指で触れてくるんだ 言われなくてもワックワクだよ
そんなわけで次の日なんだけどさ ゆうかりんにちょっと朝早めに起こされたの 自称朝に強い人種の俺でも流石にまだ眠くってね、
ゆうかりんにどうしたのと尋ねるとサラッと一言「水かけるわよ」なんて言うのさ 妙にやる気が空回りしてる感じのゆうかりんに
若干のもやもやを感じつつ、言われるがままに着替えて外に出される でね、ゆうかりんは既にスタンバイ完了状態で待ってるんだけど
何やらおかしいよね、背丈の三倍くらいもの高さがある機械がゆうかりんの後ろでゴウンゴウンと唸りを上げてるんだよ なにやら傍らには
蒼髪ツインテールにリュックで長靴の女の子 何かに怯えるような顔をしてこっちを見てるんだよね 様式美すら感じさせる巨大機械からは
太いホースが伸びていて、それをゆうかりんが両手で抱えて先をこっちに向けてるんだよ この光景見覚えがあるぞ、消防署で・・・
俺の方には水を張った小さなバケツとおもちゃの水鉄砲が置いてあってね ゆうかりんはクスッと笑って「それで十分でしょう?」なんて言うの
色々と状況を把握してしまって「そうだね」としか返せない俺も俺だよ 「いっぱいかけてくれるのよね?楽しみだわ」だとかなんとか
心にも無いような事を言うゆうかりん 「じゃあそろそろ開始といたしましょうか」なんて言って、明らかに弱みを握っているであろう蒼髪の少女に
チョイチョイと指示を出すの おどおどした態度で「それじゃあ、せーの、はっけよーい・・・のこった!」ってなんか相撲みたいな掛け声を言ってくれてね
その後はアレだよ、こりゃあ水鉄砲というか鉄砲水って感じだね なんていうか笑うしかなかったよ もう透けるとかそういうのどうでもよくなって
地上にいたはずなのに溺れ死ぬ心配だけしてたよ ゆうかりんが楽しそうに笑ってたのだけが唯一の救いかな!救われた!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふ


23 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/23
ゆうかりんにピースさせたい
ゆうかりんにアヘ顔ダブルピースさせたい
「アヘ顔ダブルピースの反対はマジ顔シングルウォー」って言い出した奴は近年稀に見る天才の類だと思うんだ 素直に賞賛するよ
その下らない言葉が頭の中に延々と残っててね、ゆうかりんとべたべた触り合ってる時なんかに「マジ顔シングルウォー」って思い出して
ホポショイとかボリショイとかそんな感じの変な吹き出し方をしちゃうんだ ゆうかりんの顔にツバがぴゅっぴゅしちゃうのはこいつのせいだよ
まあそんなことは置いといてね、アヘ顔ダブルピースってすごくいいよね 誰が言い出したんだかはわからないけどこいつはいいよね
快楽が入り混じってどうでもよくなっちゃうあたりがすごくいいよ もうピースサインを卑猥な目でしか見れない身体になってしまった
そうなるとさ、当然ゆうかりんにもピースさせたいわけじゃん?いや本当はアヘ顔もさせたいんだけどちょっとそれは無理があるというか、
技術的な不足が生じるためにゆうかりんにそんな顔をさせるところまで行けないんだよね あれれおかしいなちょっと目から汗がおかしいなあ
だから妥協して両手でピースさせる程度にしといてやるよ 兎に角ゆうかりんにピースをさせてみたいんだよね、なんとしてでもさせてやるよ
普通にお願いしても「あなたを喜ばせるためにわざわざ何かしなきゃいけないの?馬鹿みたい」なんて言われてしまって打ち負けてしまうから
言うタイミングは必死に選ばないといけないよ 最初の三匹のうちどれを選ぶかで二時間迷った俺の慎重さが発揮される時が来たようだ
ポケモンよりゆうかりんの方が大事なのは当然だから四時間ぐらい悩み抜いてみたよ 腕を組んで胡坐をかいて座って悩んでる時は
ゆうかりんに「また何か変な遊び始めたの?」って言われてしまって微妙な気分になった 「うるさい気が散る一瞬の油断が命取り」みたいに
サワヤカでいて力強く返してもっともっと考え抜いてみる それでも結局のところは良い案が思い浮かばなかったので、こうなったら
勢いに身を任せることにした こういうのが若さだよね その場のノリだけを重視する行き当たりばったりな考え方も別に俺嫌いじゃないよ
今晩もどちらからともなく肌を重ねてみるんだけど、最後の最後にゆうかりんを下にしながら必死で腰をヘコヘコ動かしてる時に
「ああっそろそろ出そうっゆうかりんピースして!」って言ってみた ビバ勢い、ほんと勢いだけだね 俺の下で甘い声を漏らすゆうかりんは
何を言われたのか分からず「えっえっ何っ」とか言っちゃうんだ あんまり快楽に耐性の無い俺、ガッとゆうかりんの腰を掴んで引き寄せて
勝手にラストスパートをかけるよ 「いいからピース!両手でピースしてピース!」って大声で言ってやると、俺の思いが通じたのか
それともゆうかりんとあろう者が危険を感じたのか、それは定かじゃないんだけどね 引き攣った顔のまま両手をチョキにしてくれたんだ
短く声を漏らしながら微妙な顔でダブルピース、あとちょっとで完成する気がしたのでここで最後の一押しだよ 顔をぐいっと寄せながら
「あああゆうかりん笑って!笑って!!!」って精一杯言ったんだよね そしたらさ、流石に眼前で大声出されたのが気に障ったらしく
「うるさい」の一言と共にポコーンって殴られたよ、チョキの指のままね 二本の指が俺の頬を刺すように食い込みやがるんだよめっちゃ痛い
勢いでベッドの下に転がり落ちる俺、ゆうかりんから抜ける俺の制御棒、そして我慢しきれなくなって飛び出る木工用ボンド 完全に不完全燃焼さ
「あなたさっきから意味わからないんだけど、ふざけてるの?」って息を弾ませたゆうかりんがベッドの下の俺を覗きこんで言うんだよ
俺はいつものプレイにちょっとしたアクセントを加えたかっただけなんだけどね、空回りしちゃっただけなんだよ 怒らないで!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふ


24 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/24
ゆうかりんを叱りたい
ゆうかりんを叱りつけたい
俺だって怒るときは怒るよ なんだか怒らない人みたいなイメージあるけどやるときはちゃんとやるんです それがゆうかりんのためだよ 
ゆうかりんがいけないことをしていたらちゃんと言ってやるくらいの度量は必要なはず いや度胸かな?あるいは勇気かな、とりあえず必要さ
今日は奇跡的に早い時間にお勤めが終わったからさ、非常にいい気分で家に帰れたんだよ まだ外はだいぶ明るくて新鮮な感じだよ
大好きなゆうかりんと一緒に過ごす時間が増えるんだと思うとどうしても足が浮足立つというかホバーというかオートスキップ状態になるね 
隙のない高性能なステップでガンガン前進しながら魔法の森を進んでいくよ こんなところはSHIFT押しっぱなしで飛ばしてしまえ
家に着いて玄関の扉をバーンてあけてただいまと同時にゆうかりんの名前を呼ぶんだけどさ、ゆうかりんは出てこないんだよ
いつものように出てきてくれるモンだと思ってただけにちょっとだけショック あれだけ上がりっぱなしだったテンションがちょっと落ち着いてしまう
でも最初が妙なハイテンションだっただけだから普通くらいに戻っただけさ 少ない脳ミソをフル回転して考える、これはきっとお昼寝中だな
ゆうかりんは一度お昼寝すると滅多なことが無い限り途中で起きないからなぁ まだ時間も早いし夢の中だろうなぁ、って思いながら
我が家の中を進んでいくよ カバンを適当な方向にぽいっと投げてね、ここにいるだろうと決め打ちして寝室をそーっと覗くんだけど
ゆうかりんの姿がどこにも見えないよ タオルケットを蹴飛ばしながらベッドの上ではしたない格好で寝ているものだとばっかり思っていたから
ちょっとだけ肩透かしを食らったような気分になる 今通ってきたリビングにもいなかった、トイレにもいない たぶん屋根裏にも居ないだろうね
ゆうかりんの香りすらしないんだよね あれやっぱりお出かけ中かな?でも鍵はかかってなかったし・・・と思いながらウロウロしてあるものを発見
洗濯物だよ 縁側のところに取り込まれた洗濯物が積んであるの その横で白いシャツで顔を隠すようにしながら寝息を立てているゆうかりんを発見さ
俺のシャツだよ、いつも着てるジョジョの一万円近くする、自分の所持物の中では相当高級なTシャツさ それを頭から被るように、
見方によっては顔を押しつけるようにして寝ているゆうかりん なんだか体勢もおかしくってさ、投げられっぱなしで転がっているみたいで
ついつい笑いを誘われてしまうんだよね 脇腹をつっついて起こしてみるよ、ぷにぷに感を楽しむとゆうかりんの身体がビクッ!ってして
その後目をこすりながら身体を起こすんだよ 「あれ?あなた・・・あれ?」なんて言いながらね まだ寝ぼけてるね、もうここは夢の世界じゃないよ
そして状況を把握すると急に顔を赤くするんだ 「違うのお昼寝じゃなくてこれはしょうがなく、こう気絶みたいな」ってしどろもどろになりながら
なんだか恥ずかしそうに言い訳を始めるんだよ そりゃあそんなに大事そうに俺のシャツにキスしたまま寝てるところを俺に目撃されたら
嫌でもそんな感じになっちゃうだろうね こういう時に、いつもは心の奥底にひっそりと隠れている加虐趣向の精神というか、どこかサディスティックな
ゆうかりんを弄って遊びたいような欲求が自分の中で自己主張を始めるんだ、ムクムクとね 俺はちょっと頑張って怒ったような顔を作って
既に座っているゆうかりんに「座りなさい」って言うんだ、なるべく声のトーンを低くしてそれっぽくしながらね 下をピッと指差してだよ
言い訳を続けながらもめそめそした顔になって正座に座り直すゆうかりん、いつもとは違った感じで可愛いね 時折チラッと俺の表情を伺うんだ
それに対して般若の顔で返してやるよ さあこのゆうかりんをどう料理してやろうか?今日はいっぱい叱りつけちゃうよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


25 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/25
ゆうかりんと話したい
ゆうかりんに話したい
「知ってる?イトコ同士って結婚してもいいんだって」って、ゆうかりんがなにやら楽しそうに俺に語ってくるんだよ言うの
確かに幻想強というかこの国の法律じゃあイトコ同士の間柄だったら結婚しても問題ない事になっているよ ゆうかりんは笑顔のまま
「なんだかいやらしいわよね」とか言っちゃって、俺の腕に絡みつくように抱きついてくるんだよ 俺は軽くため息を空中にリリース
そんな言い方は実際にイトコ結婚した人たちに迷惑というか、妙な騒動を起こしかねない発言だなあと思いつつ適当に話を聞いてやるよ 
まあ特に何が言いたいわけでも無いらしいというか、本当にただの話なんだけどね たまたまふらふらしていたゆうかりんが小耳に挟んで
なるほどーって思ったから俺にも教えてくれたんだってさ 残念ながら俺は既に知っていたというか、前例を見たことがあるというかでね、
ゆうかりんの期待にはちょっと応えられない感じだったよ それでいて微妙に返事のし辛いような絶妙な話題というわけだよね
なんと返したらいいものかと少し悩んで、 最終的に「そうだね」の四文字で返しておいたよ この四文字超強いぞ、ひらがな界の四天王だね
「あなたってイトコとかいるの?」ってゆうかりんが自然な感じで聞いてくるんだよ 本人はいたって普通にポロッと言っただけのはずなんだけどね
ちょっとだけ「あー」とか言っちゃって何かを後悔するような素振り 頬をぽりぽりとやって斜め上の空間を見るよ 何かが気まずそうだね
こっちの世界にきてからは存在なんて覚えていないけど、イトコというか親族というか、居たような気もするし居なかったような気もするね
今となっては確かめる方法も無いよ とりあえず俺に言えることは「別に俺はイトコ結婚なんてしないよ」ということ そういってほほ笑んでやる
「別にそういうわけじゃないわよ」って言って、ゆうかりんがさらに俺の腕をぎゅっとしてくるの 「これはただの話!別にそういうつもりじゃないから」
なんて言って、お仕置きだと言わんばかりに力をかけてくるの まるで俺の腕をフィリピン産のバナナに見立てて房からもぐかのように引っ張る
ちょっと痛いよ、結構スポーンと抜けてしまいそうだよ きーきーと怒った声を出すゆうかりんが何やら原始的な生物のようでいじらしい
やめろと言ってもなかなかやめてくれないんだよねこれが バナナだけに俺の腕にぶら下がる任天堂のコングのようだね、ウホウホだね
何に嫉妬しているのかわからないけど俺に徹底的に力を加えちゃうんだ あーもう落ち着いてね!まずは深呼吸をしなさい深呼吸を
深呼吸ができないなら人工呼吸だ とりあえず座らせて撫で回して落ち着いて、流石にマウストゥーマウスの人工呼吸はできなかったよ
その後ね、また思い出したように話をし始めるんだ 「そういえば」って言ってね 「蟻さんってどんなに高いところから落ちても平気なのよ」ってね
得意満面の顔で話すゆうかりんが可愛いよ 今日はなんだか雑学王だね 昆虫に「さん」を付けて呼んじゃうようなコドモっぽいところもまたよろしい
俺の顔を見てニッと笑いながら「あなたは高いところから落ちたら泣いちゃうのにねえ」なんて言って笑うんだよ 高いところから落ちたら泣くどころか 
平気で死んじゃうよ、なんて返しながらニヤニヤしたゆうかりんの顔の真ん中にあるお鼻をちょんとつついてやるよ クスクス笑うゆうかりん
その後は「しんじゃやだー」とか「しぬー」とか言いながらずっとベタベタしてた 意味の無い話を積み重ねながら、お互いに触り合うんだよ
ゆうかりんとする話っていうのは、いっくらやっても尽きないものだよ たぶんこれから先もずっとそうさ そういうものなのかもわからんね
言葉のキャッチボール延々とし続けるんだよ!終わらないキャッチボールだね!なんだかずいぶんと健康的だね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


26 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/26
ゆうかりんに褒められたい
ゆうかりんに服を褒められたい
滅多にスーツなんて着ないんだけどさ、着ないといけない用事が入ってきてね、図々しくカレンダーのマス目の中に陣取りやがったから
せっかくだからという事でスーツを新調してみたんだよ やっぱり新しい服っていうのは違うよね、この袖を通した時の感覚も一味違うよ
二味三味くらいは違うはずだね 心も体もスッとするような感覚だよ 鏡の前で一人でニヤニヤするのも飽きたので、ゆうかりんを呼んで
「どうよ」って言いながら目の前でくるんと一回転して見せた お年頃の女の子みたいな可愛い事をやり始める俺を見て、ゆうかりんは
何も言わずに口元に手を当てるんだ そのまましばらく黙りこんで、何だか言葉を選んでいるみたいなの そんなに気を遣わなくてもいいのに
褒める時にじっくり言葉を選んじゃういじらしいゆうかりんに俺の頬も瘤取り爺さんレベルに垂れさがってしまうよ なんだか微笑ましくなって
ニッコニコしながら見てたらゆうかりんがようやく言うべき言葉を見つけたみたいでね 何を言うのかと思ったら「あ、馬子にも衣装!」だってさ
すごく落差が激しいんだけど何これ?俺をどうしたいんだろうねこの展開 「言葉が思いつかなかったのよ」ってそこだけ予想通りの反応だよ
どストレートにマイナス評価を下されてちょっとだけ心が痛いよ ゆうかりんはお世辞と言う言葉の意味を知っているのかな、知ってて欲しいね
何かモノを言いたそうな顔をしているように見えたのか、ゆうかりんが「だってあなた、いつもそういう服着ないじゃない?」だなんて
フォローのつもりなのかどうなのかわからないコメントをくれるんだよ まあそれもそうなんだけどね、スーツなんてできれば着たくもない服さ
さっきまではテンションが上がっていたはずなのになんか今となってはスーツとかどうでもいい感じになってきたよ 結局は布だよただの布
ゆうかりんも、俺に対しては何も臆さず接してくれるようにしているみたいでさ、やれ肩幅がどうだのこうだの脚の長さがアレだのコレだの
台所に現れたGを徹底的にニュークするが如く俺を叩いちゃうんだよね これ以上言われ続けると部屋の隅で体育座りして泣くハメになるから
素直に自分からスーツを脱いだよ 二週間後のちょっとした面倒な用事まではクローゼットの中でお眠りになってもらう事にするしかないね
と思ったんだけど何故かゆうかりんが脱ぎ捨てたスーツの下を穿き始めるの わざわざスカート脱いでまで俺のスーツの下に足を突っ込んでね
俺が「何してるの」って言っても「いいから」とか言いながらお着替えしちゃうんだよ 何かを求めるように俺の方に手を出してきたから
スーツの上も渡してやったらやる気満々と言った表情で羽織ってね、前のボタンを留めて俺の方を向いて笑うんだよね 「どう?」だって
そのまま俺がさっきそうしたようにくるんと目の前で回って見せるの どうって言われてもまず絶望的にサイズが合ってないのが致命的だね
「着る」よりも「着せられてる」って感じだよね、まあ俺のだし当然似合わないんだけよね それでも、こう脳裏に語りかける何かがあるよ
「サイズをしっかり合わせればパンツスーツゆうかりんという非常にレベルの高い素体が誕生するのではないか」という画期的な閃きが
アニメのカイジみたいに俺の頭に落ちてくるよ 目を閉じると容易にパンツスーツ姿が想像できるよ これはこれでアリ、たまらなくアリだね
この状態をゆうかりん側から見たら、感想を求めたのに何故か目を瞑ってニヤニヤし始めた俺、という事になるよ これを良しとしたのか
「しばらく着ておいてあげる」なんてゆうかりんが言い出しちゃってね、そのまま裾をずるずる引きずったままリビングに戻って行こうとするんだよ
ああっ今日は脱いで!で、今度一緒にスーツ買いに行こうか!一緒にお買いものだよ!いいヤツを買ってあげちゃうから!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


27 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/27
ゆうかりんを舐めたい
ゆうかりんの肌を舐めたい
今日もゆうかりんと腕を組んでお散歩 折り重なるように木が生える魔法の森はいいかんじで日光を遮ってくれて、涼しくて過ごしやすいんだよ
もう何度も腐るほど通った道だけどもゆうかりんと一緒に歩くとそのたびにまた新しい発見があるからやめられない 散歩は有益な趣味さ
今度はあっちに行きたいと言ってぐうっと俺の腕を引くゆうかりん 身体が大きく傾くんだけどここでまたしても新しい発見に出会うわけだよ
幻想郷の自然が見せる新たな表情を発見したわけでも重力とかいう物理的な存在を発見したわけでもないよ ゆうかりんにまつわる発見だよ
ゆうかりんが俺の腕を引っ張ってさ、この時期にいつも着てる半袖シャツの首の所がちょっと開いてチラッと色々と見えるわけじゃない、
別に胸部下着が見えたから性的な興奮を抱いてるわけじゃないよ ただ、「肌が白いな」って思っただけさ ゆうかりんの首のところと、
服の下の部分の肌の色がちょっぴり変わってるんだ つまりゆうかりんは夏の日差しで焼けちゃったわけだね、改めてまじまじ見てみると
ゆうかりんの顔と首元、そして腕はちょっとだけ健康的な色になってるみたい 引っ張っても動こうとしない俺にしびれを切らせたゆうかりんが
俺にどうしたのかと聞いてきてね、そのタイミングで返すように「ゆうかりん日焼けしてるね」って言ってみるよ 言われてから、服を引っ張って
自分の肌を見てみるゆうかりん 「本当ね」って言った後俺のシャツの腕の所をぐいっとめくって「あなたもよ」って言ってくるんだよ
確かに自分の肌も、微妙に焼けている所とそうじゃない所の境界線ができている 結構知らぬ間に焼けるもんだね、ねー、って話しながら
またゆうかりんとてくてく歩くよ そりゃあ夏の日差しだもの、必ずどこかで俺とゆうかりんを捉えてジリジリと肌を焦がすはずだよね
それにしてもこんな話をしたらゆうかりんの肌が気になってしょうがないよ ちらっと横を見るとゆうかりんの首元が目に入るの、
ゆうかりんの方がちょっと背が低いから襟元を覗きこめるような形になってね 焼けた肌と元の肌の境界線がまたも俺の目に飛び込む
ああもうできることなら舐めたいね 日焼けの境界線をなぞるようにして舐めたい ナメクジみたいに気持ち悪く唾液をたっぷり残しながら
つつつっとゆうかりんの肌を舐めたいよ 一度そんな下らない事を考え始めるとどんどんと頭の中でモヤモヤが膨れ上がって行ってね、
無駄なストレートさがウリの俺は堪え切れなくなるんだよね ゆうかりんの腕を引いて思いっきり引き寄せて、それこそダイブするように
ゆうかりんの首元に顔を埋めるんだよ ウオオオオって心の底から叫びながらね 舌を伸ばしたところでびっくりしたゆうかりんに
ドンって押されて突き放されるよ 俺の身体が塊魂みたいにゴロンゴロン転がっちゃうんだ、舌も噛んだしで超痛いよ 色々と酷い
「何、何何!?」って同じ言葉を連呼しながら肩で息をするゆうかりん 随分驚かせちゃったみたいだね 灰になった矢吹ジョーみたいな
だらんとした体制のまま日焼けた肌を舐めたかったという事を伝えると、散々雨あられのような罵声で馬鹿にされて凹まされた挙句に
「そういうのは人目に付かない所でやるものでしょう」って恥ずかしそうに言うんだ なんだ、この行為自体は別に悪い事じゃないんだね
早朝に出すゴミの袋を持つように俺を適当な動作でひょいと引き起こして、適当にぱんぱんと尻あたりについたゴミを払ってくれてね、
そしてさっきみたいに変わらないお散歩へと漕ぎ出すのさ 歩きながらもちょくちょく馬鹿にされたよ、周りをよく見ろと散々に言われたよ
「それにそういうのは夏の終わりにやるのがいいんじゃないの」なんて言うゆうかりん それもそうだ!わかってるね!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ


28 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/28
ゆうかりんと濡れたい
ゆうかりんと水に濡れたい
夏と言ったら川遊びだよ 川はいいね、見た目もいいし音も心地よくて癒される、なんてったって涼しい そこだけ夏じゃないみたいだね
飛沫がとても気持ちがいいよ湖じゃあこうはいかないね、あんなの俺に言わせてもらえばただの水溜まりみたいなものだよ風情がないよ
滋賀県民だとか紅魔館の方々にこう言うと本気で怒られそうなのでこれ以上は声を大にしては言わないよ そんなわけで非常に川で遊びたいよ
もうこれ以上暑くてダレるのはいやだよ 暑さには耐え切れないようにできてるんだと思う 暑いと全体的に臭いっていうのも残酷なマイナスポイントだよ
そりゃあ俺だけだったら耐えるけどさ、俺の臭いを俺の横で嗅ぐ事になるゆうかりんが嫌がってしまったらどうもこうもないよね そこがダメ
最初は耐えようとするんだけど暑くて臭くてイライラして何に八つ当たりすればいいのかわからないゆうかりんを見ているのはある意味楽しいし
ある意味ゆうかりんらしい瞬間だなーとか思ってまったり見てることもできるんだけどさ デスクの横の棚のジョジョのフィギュアコレクションに
八つ当たりされてしまったらもう流す涙も無いよね 限定カラーのキラークイーンを守るために俺は必死で対策しないといけないみたいだね
そんなわけで川に行こうよゆうかりん 川に入らずとも川のほとりなら涼しいからきっと気持ちがいいよ って言ったんだけどね、
ゆうかりんは軽く反論するの 「行ってもきっと涼しくないと思うんだけど」ってね 何か遠くを見据えるようにして、サラリと反論しちゃうんだ
問答無用で涼しいはずの川なのにそんなことはないよ 俺が行きたいからここはごり押しするよ ゆうかりんに準備をさせて家を出る
俺も汗をかいたシャツを取り替えて、傘立てからゆうかりんの日傘を取って玄関を出るよ なんだかんだで一緒に行ってくれるゆうかりん
「一人で行かせるわけにもいかないでしょう」なんて意味深な発言もしながらね さあいざ出発だよ 妖怪の山の方を目指して歩いて行くよ
にしても今日も相当な日差しだよね、日傘がないと死にかねない残酷な日差しって奴さ 「日光に当たると溶けちゃうものね」なんて言いながら
俺と一緒のペースで歩くゆうかりん いくら暑くても歩くときは一緒に腕を絡ませて歩くよ 本当はね、俺手汗がキャラ別全一状態だから
あんまり手とかつないだりしたくないんだけど、「こうでもしないと、そういう関係って気がしない」ってゆうかりんが言うからね、結局逆らえずに
いつもこんな感じなんだよ で、妖怪の山の中腹ぐらい、ここらへんならいいかなと思って川にきたんだけどさ いやね、人いっぱいなんだよ
正確には人じゃなくて妖怪だとか妖精だとかそういうの みんなきゃっきゃ言いながら川に足突っ込んで水をぱちゃぱちゃして遊んでるんだよ
こりゃあすごい人数だね、年明け前のTDLにひけを取らないよ 「ね?みんな考えることは同じなのよ」って言って、横目で俺を見て笑うゆうかりん
暑いから水、だから川、っていう単純な考えじゃあ幻想郷では生きていけないと言います こりゃあ流石に反省するよ、浅はか過ぎたね
でも川に入らないのかと聞けば、「せっかく着たんだからやることはやらせてもらうつもりだから」って言うんだよね、靴と靴下を脱いで
ゆっくりと川の方に歩き出すんだ こんなにゴチャゴチャしてるのにどうやって川遊びするつもりなのかなって思ったら答えは至極単純でね
軽快な声を上げながら傘をぶんぶんして弾幕ばーっとやって他の子を脅かしちゃうんだよ 蜘蛛の子を散らすようにばらばら散って行って
ゆうかりんのところだけスペースが空くんだ 大きめの岩に腰掛けて、ちゃぷっと足を付けてゆうかりんは気持ちよさそうな顔をするんだ 
その顔で「あなたもいらっしゃい」って言うけど俺は無理!さっきから俺を睨んでる子がいるの!恨み買うの無理!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


29 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/29
ゆうかりんに心配されたい
ゆうかりんに心配させたい
「どうしたの?そんなに汚くなって」ってゆうかりんが目を白黒させて言うんだよね 真っ直ぐ帰ってくるつもりだったんだけどさ、
いきなり大雨が降りだしてね、俺の乗っていたバイクは情けなくもバランスを崩してツルッと大転倒、嫌な音を立てて路面をグレイズしながら
後続の車にごっつんこ、電柱さんにキャッチアンドリリースされたんだよね ずぶ濡れの上にところどころ破けていてそれでいて赤く染まっている
そんな俺の姿を見たら驚かないはずがないよね 俺はゆうかりんの顔を吹き飛ばすようにゲハゲハと大笑いしてやってね、ただ一言
「転んじゃった!」とだけ言ったんだ ただコケただけで勝手に大ダメージを負ってる身体が情けなくてそしてなんだか面白くてね、
やたらと笑えるんだよね そしたらゆうかりんも同じように笑ってくれてね、「なにそれ」なんて言いながら楽しそうにするんだ
俺の膝を指差して「すごい破けてるんだけど」なんて言うゆうかりん お腹を抱えて笑うんだよ 俺もチラッと見てみたら
現代アートみたいにいい感じで破れていやがってね 中から赤い何かがチラチラと見えてるんだよね、こりゃあ通りで痛いはずだよ
「破けた」って言いながらここでも爆笑だよ 今日は笑うネタに事欠かないね、何がどうやってきても笑えるんだから全部笑うよ
その後も「また左ミラーが折れた」だとか「靴がどっかいった」だとかで盛大に笑い合うんだよ 馬鹿を見る目で俺を見てくれて
これでもかと笑ってくれるゆうかりん 俺も自分自身の事を阿呆を見る目で見るよ 俺が「ていうか寒いんだけど」みたいに言ったら
「お風呂でも入ってきなさいよ」って言ってゆうかりんがカバンだけ持ってくれるんだよ そのままゆうかりんは寝室へ、俺は脱衣所へ
ゆうかりんが一旦いなくなって、少しだけ落ち着いて、動かすのが辛くなった手足を頑張って動かしながら生ゴミみたいになった服を脱ぐと
思ったよりも切れてたり擦れてたりで全体的に赤いんだよね、特に右足の側面なんて嫌な感じで地面に擦っちゃったからさ、
肉がごっそり取られていて赤い露を滴らせまくりなんだ 急に痛みを感じてきてね、なんだかとてもマイナス方面に考えが行っちゃって
すごく嫌な気がしたんだよ ゆうかりんの前だけでは全部笑って過ごせるように、ここでそんな気持ちもシャワーと共に流してしまいたいね
浴室でそんな事を考えてたらさ、不意に扉が空くんだよね タオルで前を隠したゆうかりんがさ、なんかすげえ心配した顔付きで入ってくるの
さっきのテンションを取り戻して、語尾に草を生やす勢いで「どうしたの」って言うんだけどゆうかりんは今度はノッてくれなくてさ、
「身体、洗ってあげるから。座って」って言うんだよ 困ったような顔付きのままでね、やっぱりゆうかりんに心配をかけてしまったらしい
ゆっくりと傷口を洗い流しながら、何度も大丈夫か大丈夫かって聞いてくるゆうかりん 俺が「ごめんね」って言うとちょっと怒った顔をして
「そうじゃなくて大丈夫かって聞いてるの!大丈夫でいいのね」って言うんだよ 骨に異常とまではいってないけど色々と身体を動かしづらい
でもゆうかりんが居てくれるから正直大丈夫だと思うんだ どんなことがあってもゆうかりんの顔さえ見れれば俺は大丈夫なんだよね
「またゆうかりんに会えてよかった」って言うと「そういう事言わないの」って言われながら後ろから抱き着かれてさ、ちょっと悔しかったよ
お風呂から上がったら、またさっきの変なテンションに戻るんだ 俺の傷口をペチペチしながら「運転下手糞なのね」とか言って
クスクス笑うゆうかりん 下手じゃないもん!って返して笑いながらゆうかりんの脇腹を突き返すよ!あー怖かった!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


30 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/30
ゆうかりんと運動したい
ゆうかりんとスポーツしたい
溜め息を吐きながら、ゆうかりんが俺の背中に乗っかってくるんだよ 「最近身体が鈍ってしょうがないわ」とか言いながらね
それが何のアピールになるのかわからないけど身体を密着させまくって、俺に「運動不足」という単語をポイポイと投げかけてくるの
毎晩あれだけ俺の上で跳ねてる子が運動不足とはとてもじゃないけど思えないんだけどね とりあえず話は合わせてやる優しい俺だよ
どうやらゆうかりんの言うところの「身体が鈍る」っていうのは「幻想郷に生きる妖怪としての意味」らしくってね 身体が鈍るってのは
やさしく要約してあげると「最近平和すぎて困る」って事なんだと思うよ そりゃあ最近はのほほんとしているというか、輪をかけて平和だよね
異変らしい異変も起こらずに、人も妖怪もみんなまったりとお茶なんか飲みながら過ごしてるんだ これはいいことのはずなんだけど
ゆうかりんにはちょっと刺激が足りないのかもしれないよね 最後にフルパワーで何かの相手をした時を思い出せないくらい平和だよ
「贅沢な悩みだね」ってゆうかりんに言ってやると「うるさい」って言われてほっぺを抓り上げられるよ すごく痛いよ頬が分裂しそうだよ
見るからに不満そうな、(自称)幻想郷最強クラスの妖怪さん 床に内股でぺたんと座って「もー」とか言っちゃってるの牛みたいだね
「異変でも起こらないものかしら」なんて言うもんだから、俺が「ゆうかりん解決しちゃうの?」って聞いたんだ そしたらフフンと鼻で笑って
「そうじゃないわ、異変を大異変にしてやるだけよ」とか言うんだよね タチが悪いよ俺のゆうかりんはこんなに悪い子だったのかしら
どっちにしろたまには大暴れの一つや二つでもしてみたいと言って万歳ポーズをして大きく伸びをするんだよ そんなゆうかりんに対して俺は
「あんまり他の人に迷惑かけちゃ駄目だよ」とか言うのさ キッと横目で俺を睨むゆうかりん、その後困ったような顔になってまたため息を吐いて
「あなたがそんな事ばっかり言うから身体が鈍るのよ、もー」って言うんだよ また「もー」が出たね、今日のゆうかりんは牛ゆうかりんだね
駄目だよ、他の人に嫌われるような事ばっかしてるとそういうのは自分に跳ね返ってくるんだよ だからたまには落ち着いて、まったりして
のんびり俺と一緒にお茶なんか飲んでみたらいいと思うの、ね? って言ったんだけど「毎日してるじゃない」って返されてちょっとモゴモゴするよ
ここはちょっと覚悟を決めてね、よしと意気込んで立ち上がって、ゆうかりんに向けて言うんだよ 俺も男だから、やる時はやるってね、
そんなに鬱憤がたまっているなら俺を使って晴らせばいいじゃないか、俺は逃げも隠れもしないよ、ってね 両手をババァーンと広げて
ゆうかりんの前に仁王立ちしてみるよ なかなかにカッコイイところを見せつけられたんじゃないかと思ったんだけど残念ながらそうでも無いらしく
何度目かわからないゆうかりんのため息が空中に解き放たれるんだよ 「ちょっとつついただけで死んじゃうような人が何言ってるんだか」だって
そんなことないよ、つつかれただけじゃビクともしないはずだよ ゆうかりんは俺を過小評価し過ぎている気がしないでもないよねこれ
「弾幕の一つも避けられない癖に調子に乗るんじゃないの」って言われておでこをピンと指で弾かれた まあね、確かにそうだよね
こうやってデコピンされただけでも地獄の鎌の淵みたいな顔をして痛みに悶えまくってるっていうね ゆうかりんの理想では無さそうだね
ストレートに言うと弱いんだよね いやでもね、そんな俺でもゆうかりんの役に立ちたいんだよ 不満を感じているのなら、それを取り除いてあげたい
そう思ってるんだ だって俺はゆうかりんのパートナーだしゆうかりんは俺のパートナーだからね!だよね?違ったら悲しいよ!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふ


31 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 7/31
ゆうかりんをモノにしたい
ゆうかりんを俺のモノにしたい
ふと気付く、俺にはゆうかりんしかないんだなっていう当然のことをね 当たり前すぎて微妙に盲目でなかなか忘れてしまっていたようだったんだ
適当に寝っ転がって、頬を肘付いた片手で支えながら、空を眺める合間にゆうかりんの後ろ姿を見て思うよ 凛とした赤のチェックの背中と
そこから伸びる白いシャツの腕が見える 近くにいるはずなのにどうしても遠巻きに見ているような感覚がして、嫌だなあと思って目を擦ったよ
ふと、いつだかのゆうかりんとの会話を思い出す だいぶ前の話だったかな、ゆうかりんと肩をすり合わせるようにしてちょこんと座りながら
「ゆうかりんはどうして俺と一緒に居てくれるの?」と聞いたときの話だよ その言葉を聞いて、ゆうかりんは一端俺から肩を離すんだ 
ちょっと距離を離して、そして俺の顔をガッとひっつかんでこっちに向かせるの 正面から俺を見ながら、ちょっとだけ面倒臭そうに
「じゃああなたはどうして私と一緒に居てくれるの?」って言われたんだよね それだけで十分だった、本当にそれだけでよかったんだ
他に余計な事は何も言わなかったけど、俺はそれでよかったし、ゆうかりんもそうだったみたいで、また一緒に肩をくっつけあう用にして、
寄り添うようにして座ったんだ さっきよりずっとずっとくっつきながらね そんなことを思い出してね、ふうと軽く息を吐くつもりだったんだけど、
なんだかどんどん尻尾が伸びていって大きなため息になったんだ いきなり切羽詰まったような息をつき始める俺にゆうかりんが駆け寄ってくるよ
「どうしたの」とか言いながらね 俺はなんでもないよと答えて、手をヒラヒラと振ってみせる 「変なの」って言いながらまた戻っていくゆうかりん
俺を置いて、ゆうかりんはまた向日葵畑の方に行ったんだ 目のくらむような黄色で覆われたこの庭の、隅々まで一本一本見てやるんだと言う
ゆうかりんはそう言って嬉しそうにしていた ゆうかりんに話しかけられた花も、心なしか嬉しそうにしている気がする いや、実際にそうだと思うよ
俺もようやく植物の感情がわかってきたような気がする、ちょっとずつだけどね ゆうかりんに話しかけられて喜んでるんだよね、お花がね
ちょっとした成長だね 片手に子供がお遊びで使うような如雨露を持ってゆうかりんが歩くよ 俺から見えるゆうかりんがちょっとちっちゃくなる
改めて思う、どの方向からどんな風に見てもゆうかりんは綺麗だなあって 綺麗であるがゆえに、握りしめたら崩れてしまいそうな気がする
でもゆうかりんは崩れないんだなこれが 何をしてもゆうかりんは崩れないし、形だけの悪態なんて付きながらいつも通りの表情をするんだよね
またその表情も美しくて、俺の側がどんな顔をすればいいのかわからないくらいだよ 眩しいんだよね、太陽が霞んで見えるくらいにね
よっこいしょと身体を起こすよ 何やら考えがまとまらないんだ、本当に言いたい事がひとつあるはずなのに、自分の口からはどうしても
言い訳じみた言葉しか出てこないんだよ、そこが嫌いさ 俺が願ってもいいと言うのなら俺はゆうかりんとずっと一緒に居たい、ただそれだけなんだ
一生一緒に居たいんだ、何があっても離れたくない 一番近い所に居たい 今までいろいろあったけど、やっぱりゆうかりんが一番好き
適当なサンダルを履いて、俺も庭に向けて駆け出すよ 緊張で少し噛みながらゆうかりんの名前を呼ぶと、くるんとこっちを振り返って
「なあに」って優しい顔で言ってくれるんだ その顔を、いったい俺はどうしたいのか、守りたいのか壊したいのか それでも今言いたいことがある
準備も糞も無いからたどたどしい言葉になると思うんだけど、それでも最後まで聞いて欲しい これからの俺とゆうかりんのために、ね
でさ、実は給料を三ヶ月間こっそり貯めていたんだ、使うときは本当に一瞬だったけどね!ちょっと話があるんだけどいいかな!ね!ゆうかりん!
うふふふふふふふふふふふ


32 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ http://www.nicovideo.jp/watch/sm15123339 


33 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:MoKuMoKu
|っ^ー^)っ 漫画版「あと二週間の命でも風見幽香さんを愛し続けてみた」、表紙公開。

 ←click!


34 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ <お知らせ>

楽しみに待って下さってる方々には申し訳ありませんが、
八月分の日記は簡易公開、あるいは未公開とさせていただきます。


理由は紅楼夢に向けての同人誌の編集作業に時間を充てるためです。


そのかわり、来月頭には色々な情報公開や正式発表ができるかも。


俺もそろそろいい年齢なので、ゆうかりんとする事しておこうと思うんだ。
みなさんどうか応援してください。


35 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ 漫画版「あいゆえにゆうかりん」、書店委託分完売した模様。
ありがとうございました。増刷する予定はいまのところありません。


36 :バウムクーヘン名無しさん:2011/08/01(月) 18:22:35 ID:YuUkRin
|っ^ー^)っ


37 :停止しました。。。 :停止
   真・スレッドストッパー。。。 |っ^ー^)っ ゎぁぃっ★






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